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「マレー数理生物学入門」
数理生物学テキストとして世界的な権威書。
2014年1月発売

(2014/01/24)


マレー数理生物学入門

数理生物学の基本的モデルである個体群生物学や生理学だけにとどまらず、数理生物学全般を解説する世界的に定評あるテキストです。

複雑な生物システムに向けて数学モデルから解明するという数理生物学が、多くの例を交えて書かれており、既にポーランドやロシア等でも翻訳され、今や世界的に知られた数理生物学のバイブルになっています。

著者であるJames D. Murrayは医学、心理学、生態学、疫学、発生生物学等、数理生物学の様々な分野において、実験家との共同研究を通して、モデルを構築し、その解析から、機構の解明、予測を行ってきた現在の数理生物学の確立に貢献する偉大な研究者の1人で、数理生物学の世界だけではなく、数学・数理科学がいかに生物学に貢献しているかという学際的な視点から情熱を注いでいる研究者です。


■目次
第1章 連続型単一種個体群モデル
第2章 離散型単一種個体群モデル
第3章 相互作用する個体群のモデル
第4章 温度に依存する性決定:ワニの生存戦略
第5章 夫婦間相互作用の動態のモデル化:離婚予測と夫婦仲修復
第6章 反応速度論
第7章 生物学的振動子とスイッチ
第8章 ベロウソフ―ジャボチンスキーの振動反応
第9章 振動子の摂動、結合とブラックホール
第10章 感染症のダイナミクス:流行モデルとAIDS
第11章 反応拡散、走化性、非局所メカニズム
第12章 振動子が生み出す波動現象と中枢パターン発生器
第13章 生物学的波動:単一種モデル
第14章 フラクタルの利用と濫用
付録A 相平面解析
付録B ラウス―フルビッツの条件、ジュリーの条件、デカルトの符号法、3次方程式の厳密解
索引



【推 薦 文】

――生命科学と数学をむすびつける最良の書――
本書は、生態学、感染症動態、生理学、形態形成など生物学の幅広い現象の理解に、数学がどのように役立つかを示している。数学や工学の研究者にも生命科学の研究者にも見逃せない1冊である。
巌佐庸(九州大学高等研究院長、同大学大学院理学研究院教授)



本書は複雑で絶妙な生命現象を幅広く取り挙げ、その本質に迫る数理モデルの古典から最新のトピックスまでを分かり易く丁寧に紹介した大著である。如何に本質を捉えたモデルを立てどのように解くかを学べる希有の教科書と言えよう。
重定南奈子(奈良女子大学名誉教授)



数理生物学は、近年、短期間のうちに大きく進展し、急速に成長している分野である。この分野の先駆者の一人、James D. Murrayは本書で、数理モデルの立て方とその解析手法、そしてきわめて重要なこととして、生物学的な洞察を深めるための応用へと解析結果を関連させる方法に関して、総合的なトレーニングを提供している。本書は生態学、疫学、発生生物学、医学、社会学を含む広範な領域をカバーしており、数理モデリングの強力さを示している。
Philip Maini(オックスフォード大学教授、同大学数理生物学センター長)


本書の原著は、数理生物学における卓越した先駆者であるJames D. Murrayによって書かれた、最も成功を収めた本のうちの1つである。幾世代にわたって広く語られてきた本書の魅力は、分子生物学に関する諸問題からパターン形成や個体群動態にいたるまで幅広い分野を網羅しており、かつ、それらを明快に解説している点にある。日本語の訳書も、同様に広く使用されるようになるのは間違いない。
Hans Othmer(ミネソタ大学教授)



マレー数理生物学入門
James D.Murray 著 三村昌泰 総監修
瀬野裕美・河内一樹・中口悦史・三浦 岳 監修

B5判 468ページ ISBN978-4-621-08674-2
定価 本体7,800円 +税

2014年1月発売
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