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− 196℃に冷却された銅酸化物超伝導体YBa2Cu3O7 の上に磁石が浮かんでいる。超伝導研究の歴史と展開については,4 ページからの特集「超伝導100 年」を参照。
(Credit: J. Bobroff, LPS.website;
http://www.
superconductivity.eu)

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<今月の切手>
第3 回超伝導国際会議の記念切手。43 ページに関連するコラムがあります。
      (通)

(平成平成23 年8月9日郵模第2262号)
特集記事
特集:超伝導100 年
巻頭言:超伝導発見100 年を迎えて
小野嘉之

その日まで誰も見たことのなかった,非日常的な現象

超伝導100 年 小林俊一

発見25 周年を迎えた銅酸化物の高温超伝導

銅酸化物高温超伝導体の過去・現在・未来
田島節子

圧力技術で実現する,くめども尽きない新しい物理

重い電子系の超伝導 大貫惇睦

学界に新風を吹き込んだ,1980 年代前半の主役

有機超伝導体の役割 梶田晃示

追いつめていった末の,“偶然”の発見

はしご格子系超伝導とMgB2 超伝導
 --超伝導探索の“自分史”をふり返って
秋光純

わずか3 年でめざましい進展を遂げた新分野

鉄系超伝導 細野秀雄

21 世紀の地球と人類を,超伝導技術が救う

究極のスマートグリッド
 --超伝導地球環状電力ライン 北澤宏一

news 室温動作の光源が生み出す大出力テラヘルツビーム
A. G. スマート 谷正彦訳


ニュースダイジェスト
 C. デイ,R. M. ウィルソン,J. ミラー ほか
授粉させるための理にかなった戦略/ スピン波と超伝導体/ 古典的振動子が量子力学的な基底状態に/ 小惑星と地球のカオス的な軌道  ほか

[連載]
生物物理の最前線
タンパク質ダイナミクスの実時間観測 水谷泰久

[講座]

ベクトルでつづる物理学 第7回
どこへ続くかベクトル畑 青野修

[コラム]

メイドインジャパン物理用語 素粒子・原子核編
小林‐益川行列 山脇幸一

[コラム]

物理っておもしろい?
「数学好きなら物理やれ」 松下栄子

[コラム]

パリティのココロ
AKB総選挙 大槻義彦

news フォーラム

11月号予告

執筆者・翻訳者紹介

今月の切手

今月のキーワード
反強4極子秩序/ ヘテロダイン検出/量子カスケードレーザー/ アロステリー/低障壁水素結合/ 野生型/変異体


今月のパリティ
その奇妙な現象の発見は偶然? それとも……
100 年前,カマリング・オネスたちがヘリウムで冷やした水銀の電気抵抗を測ったところ,その値はなんとゼロ。何度測定をくり返しても結果は同じでした。ところが,バルブを操作していた生徒が居眠りをして温度が上がると,水銀の抵抗は,突然「生き返った」のでした。(p.6)

この四半世紀で,銅酸化物超伝導の何が解明できたのか
銅酸化物超伝導体が発見された1986 年以降,それまでの長い沈黙を破るかのように,さまざまな高温超伝導体が次々に発見されてきました。それでも,超伝導転移温度が100 Kを超える唯一の物質群として,また背景の物理の難しさでも,銅酸化物の地位は“別格”なのです。(p.14)
有機と無機,扱う物質は違っても,めざすところは同じ
有機電荷移動錯体で超伝導になる物質が見つかったのは,1980 年のことでした。転移温度は急速に上昇し,遠からず室温超伝導が実現すると期待されたのですが……。主役の座こそ酸化物高温超伝導体に譲りましたが,室温超伝導体の創成と理論の構築という目標は変わりません。(p.23)

最悪の相性かと思ったら……
かつて,磁性と超伝導は競合関係にあり,磁性元素の鉄は超伝導の発現には最悪だと信じられていました。ところが2006年,鉄ニクタイドが臨界温度4 Kの超伝導を示すことが発見されたのをきっかけに,鉄系の超伝導研究が,世界中で一気に立ち上がったのです。(p.33)
カマリング・オネスのおいによる肖像
カマリング・オネスのおいによる肖像(p.6))

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