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今月のキーワード
赤方偏移 / ウィリアムソン‐アダムズ方程式
●赤方偏移[redshift]
天体からの光の波長がドップラー効果あるいは宇宙膨張のために長いほうにズレる,そのズレ量。一般的にzと書き表し,波長λのズレΔλとの関係はz=Δλ/λで定義される。宇宙論的には赤方偏移が大きい天体ほど遠方にある天体,昔の天体となる。日本語の“赤方偏移”は字体の難しさからか普段あまり聞かない言葉となっているが,外国では“redshift”がかなり社会的に浸透した言葉になっている。21世紀の宇宙時代に生きるわたしたちにはこの言葉と概念は必要不可欠。(p.4「宇宙の果てを越えて」)

●ウィリアムソン-アダムズ方程式[Williamson-Adams equation]
地球(自己重力による静水圧平衡にある球状の惑星)内部の深さによる密度変化を推定するためにカーネギー地球物理学研究所のウィリアムソンとアダムズが20世紀の初頭に考案した連立1次微分方程式。(体積弾性率/密度)が深さの関数として既知であれば惑星内部の各深さの密度と圧力を計算することができる。地震学の発達した今日でも広く用いられている基礎方程式である。(p.20「惑星内部研究の創始者,ウィリアムソン」)