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滑らかなチョコレートをつくるには,溶けたチョコレートの微視的構造がその流動にどう反映するかを理解することが,鍵になる。くわしくは46ページからの記事「舌触りのよいチョコレートのつくり方」を参照。(写真:株式会社ロイズコンフェクト提供。なお,この溶けたチョコレートは,製品を成形する過程ではない。)
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<今月の切手>
フレミング:イギリスの細菌学者で抗生物質ペニシリンの発見で有名(上)。ドラッグデリバリー システム:高分子の膜で包んだ薬物を患部に送り込む技術(中)。心臓とWHOマーク(下)
        (万)
article
この10年間で,私たちの知る宇宙はどこまで広がったのか
宇宙の果てを越えて
柏川伸成

予測できない学問の進展について,何がいえるだろう
1931年の物理,2006年の物理
S. ウィアート 家 泰弘 訳

かくして地質学は定量的な科学になった
惑星内部研究の創始者,ウィリアムソン
R. J. ヘムレイ 高橋栄一 訳
news WMAP衛星3年目の検証
B. シュワルツシルド 横山順一 訳

多様な構造を示すコロイド結晶
C. デイ 田中晋平 訳

広がった太陽系像 ――国際天文学連合による惑星の定義
海部宣男

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン,D. カステルヴェッキ
乳房X線写真へのGoogle的アプローチ / トラップ中の原子で重力を測る / これまででもっとも鋭い物体 ほか
[クローズアップ]
舌触りのよいチョコレートのつくり方
E. J. ウィンドハブ 小林俊一 訳

[随想]

男女共同参画企画
私の歩いた物理の道――時代の流れと選択と 伊藤厚子

[理科教育]

「ノーベル物理学賞への第一歩」高校生向け国際論文コンテスト
奈良重俊

[コラム]

メイドインジャパン物理用語 素粒子・原子核編:朝永‐シュウィンガー方程式
原 康夫

[講座]

計算物理 第8回(物性編)電子の波動方程式を解く
常行真司
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フォーラム

12月号予告
今月のキーワード
赤方偏移 / ウィリアムソン‐アダムズ方程式

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
越えてきた“果て”,越えるべき果て
“無限”の宇宙の果てを知りたいという,矛盾していながらも素直な希求。この知りたいという姿勢は,私たちがこの世界に生きている証,喜びにもなっています。科学は私たちをとりまく世界についての正しい理解を深めることで,その感動をいっそう甘いものに変えてくれるでしょう。(p.4)

予想外の発見は,これからも……
この75年間に,物理学は大きく変貌しました。同じ論文誌を比べても,書棚のスペースを30倍も占めるようになっています。細分化された分野のひとつひとつが,1931年の物理学界全体よりも多くの論文を生産しているのです。次の75年間に,物理学はどんな発展を遂げるのでしょうか?(p.10)
若き数理物理学者が残した近代への遺産
1914年の夏,28歳のスコットランド人物理学者ウィリアムソンが,ワシントンの新しい地球物理学研究所に赴任してきました。物理化学や熱力学,熱流量計算など幅広い問題に取り組んだ彼は,1923年に急逝するまでの短い生涯の間に,現在の惑星内部研究の基礎を築き上げたのです。(p.20)

チョコレート職人と食品科学者の挑戦
多くの人はチョコレートを一口かじったあと,「チョコレートが口の中で溶ける」といい,次に舌でこね回してその甘さとなめらかさを味わいます。でも食品科学者は,舌の動きによって,舌と口蓋の間にある溶けたチョコレートのなかに剪断流が生じる,というように観察するのです。(p.46)
初期宇宙に見つかった年寄り銀河
初期宇宙に見つかった年寄り銀河(p.8)

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