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ベーテ(Hans Bethe)は,2005年3月,75年になる物理学者としての生涯を閉じた。彼の共同研究者によって明らかにされる,驚異的な生涯と業績の一端が,21ページからの解説記事「星のエネルギー生成と太陽ニュートリノ」に見られる。
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stamp img<今月の切手>
日本初の人工衛星おおすみ,1970年打ち上げ(上)。国際宇宙ステーション:日本を含む15か国の協力により地上400 km上空に建設され,宇宙実験などを行う(中)。通信衛星(下)
        (万)
article
“難しい”問題は,なぜ難しいのだろう?
計算機と物理学 計算機で何ができるか,できないか
川島直輝

彼は査読者の批判に,もっと謙虚に耳を傾けるべきだった
アインシュタインと『フィジカルレビュー』誌の確執
D. ケネフィック 小玉英雄 訳

量子力学の確立に始まり,標準理論を超えて
星のエネルギー生成と太陽ニュートリノ
J. N. バコール, E. E. サルピーター 佐藤文隆 訳
news ポジトロニウム‐ポジトロニウム化学的相互作用
S. K. ブラウ 長嶋泰之 訳

DNAからRNAへの遺伝子情報転写のステップ運動をとらえた
C. デイ 樋口秀男 訳

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン,D. カステルヴェッキ
超嫌水性の表面 / 遠隔クローニングは量子暗号の脅威? / 株式市場の臨界性
ほか
[随想]
素粒子と物性のキャッチボール 対称性と乱雑さ 
西垣真祐

[理科教育]
天文学の絵本をつくる
加藤万里子

[講座]

計算物理 第2回(物性編)
計算物理学とその必要性
常行真司

[連載]
天才だってつらいよ ― 物理学者列伝
桜んぼの実る頃 ― ランジュヴァン
太田浩一
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フォーラム

6月号予告
執筆者・翻訳者紹介

今月のキーワード
重力波 / 座標特異性 / 南部-ゴールドストーンボソン / カイラルラグランジアン / レプリカ法



今月のパリティ
“できない”領域の探求で見えてくるもの
コンピューターはめざしい発展を遂げ,物理学における数値計算によるアプローチを強く後押ししています。解析的にはなかなか解けない多体問題も,精密な数値計算で多くの現象が理解され,予言がなされているのです。しかし,そのようなことが本当にいつでも可能なのでしょうか?(p.4)

偉大な科学者に対する大いなる侮辱?
アインシュタインが米国に移った当時,第1級の国際的学術誌としての地位を急速に築きつつあったのが『フィジカルレビュー』誌でした。重力波についての論文をこの雑誌に投稿した彼は,“匿名の専門家による査読”という制度の洗礼を初めて受けることになったのですが……(p.11)
半世紀にわたって太陽の物理を導いた慧眼
ベーテがまだ10代だった1920年代のはじめ,太陽やその他の星でどうエネルギーが生成されるかは大きな謎でした。これを解き明かした彼はその半世紀後にも,地球で観測される太陽ニュートリノが予測よりも少ないという問題に対し,大きな示唆を与えたのです。(p.21)

科学を暗記科目にしないために
学生に向かって教師が話をするだけの講義では,学生は受身になってしまいがちです。学生が自分で疑問を整理し,グループで調べて発表することで,「科学が苦手」という意識を克服して自信をつけてほしい……班発表や絵本の共同製作をとり入れた,ユニークな授業を紹介します。(p.44)
バクテリオロドプシンの立体構造の分子シミュレーション結果
バクテリオロドプシンの立体構造の分子シミュレーション結果(p.52)

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