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関東地方を横切る地球断面図。真ん中はコア‐マントル境界直上のP波速度異常分布。日本列島から中国大陸東縁にかけての上部マントルに見られる強い高速異常は,日本海溝から沈み込んだスラブを表す。くわしくは11ページからの特集記事(地球惑星物理)「地震波トモグラフィーとマントル対流」を参照。
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stamp img<今月の切手>
アイロン(上),製鉄工場(中)。新KS鋼と磁力線(金属物理学者・本多光太郎が1933年に発明した強力な磁石鋼)(下)。
        (万)
20周年企画
特集:物理科学,この20年(1)
特集目次

地球惑星物理 今須良一 編
●オゾンホールと成層圏化学研究の進展 中根英昭
●進展する気候変動研究 山形俊男
●地震波トモグラフィーとマントル対流 深尾良夫
●日本における惑星探査機の発展 中村正人
●変わる氷河期像と気候変動論 阿部彩子


素粒子・原子核物理 磯 暁,坂井典佑 編
●核構造この20年:発見と新分野 浜本育子
●極限状態の核物質 松井哲男
●標準模型の検証,B中間子の物理 栗本 猛
●ニュートリノ振動とニュートリノ質量 南方久和
●超弦理論の発展 風間洋一
●格子QCDと強い相互作用の物理 宇川 彰
 あの話題その後:“第5の力”のその後 藤井保憲
 あの話題その後:モノポール 荒船次郎


プラズマ・核融合 畠山力三 編
●宇宙とラボをつなぐプラズマ物理 吉田善章
●乱流輸送と構造形成 伊藤公孝,伊藤早苗
●レーザープラズマ物理 三間圀興


オットー・ハーンに消された核物理学者―
リーゼ・マイトナー(I)
石原あえか

随想:物理なんて大嫌い
 大好き物理学者 蛭子能収
 不思議の海に 多田多恵子
 私が物理を嫌いな理由―早稲田大学理工学部の学生レポートより
news ソノルミネセンスの源はプラズマだった
B. G. レヴィ 宮野健次郎 訳

光励起近赤外シリコンレーザー
M.ウィルソン 澤野憲太郎 訳

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン
新しい種類のナノ光導波器 / 生物の映像の新しい“フェーズ” / フォトニック結晶加速器
ほか

[講座]
アリスの量子力学 第8回
量子伝導
家 泰弘

[連載]
天才だってつらいよ ― 物理学者列伝
フォロウ・ミー! ―― ジェルマン
太田浩一

information corner フォーラム

12月号予告
今月のキーワード
ディラトン / スカラー・テンソル理論 / 弱い等価原理 /ラマン散乱

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
オゾンホールの衝撃とその後
1985年にその存在が発表され,世界に大きな衝撃と困惑を与えた南極のオゾンホール――社会の要請に応えるため,国や地域を挙げての集中観測が行われ,大量のデータが得られるようになった。しかし問題は複雑で,より高いレベルの“個人戦”による新たな発見が期待されている。(p.6)

標準理論はいつまで“標準”でいられるの?
素粒子物理学ではこの20年間,トップクォークの質量測定や粒子‐反粒子対称性の破れの発見といった,標準模型を精密に検証する実験が精力的に行われてきた。その一方で,ニュートリノ振動の発見により,標準模型を超えた物理への最初の手がかりも見えてきている。(p.19)
潮流は“知識から理解へ”
自然の有為転変を理解するのにプラズマ物理が基本的な役割を果たすだろうという推測は,いまや現実のものとなっている。JT‐60など実験室の大型装置や宇宙の探査機などから詳細な観測データがもたらされ,爆発的に増えた知識を統合する法則の理解がいま,求められているのだ。(p.34)

「僕らのマリー・キュリー」はどのようにして消されたのか
ウィーン大学で優秀な成績を収め博士号をとった28歳のリーゼは1907年秋,ほんの数年プランクのもとで学ぶつもりで,ベルリンに旅立った。そこで彼女を待っていたのは……女性科学者を拒絶するマッチョな男性社会と,4か月年下の化学者オットー・ハーンとの運命の出会いだった。(p.52)
高山会議でのニュートリノ振動発見の講演のサマリースライド
高山会議でのニュートリノ振動発見の講演のサマリースライド(p.25)

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