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超新星1987A(写真中央やや上)。この超新星からのニュートリノが,史上初めて,神岡の地下観測装置カミオカンデIIによって検出された。9ページからの特集記事(天体物理)「超新星の科学」も参照。(ゥNASA)
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stamp img<今月の切手>
ド・ブロイ波長 λ=h/mν(上)。仁科芳雄:コンプトン散乱の式(クライン‐仁科の式)が有名。バックはラジオアイソトープの模式図(中)。長岡半太郎:原子核のモデルとして正の電荷のまわりを多数の電子が土星のように回っている模型を提案(下)。
        (万)
20周年企画
特集:物理科学,この20年(1)
特集目次

天体物理 加藤万里子 編
●宇宙の大規模構造と原始銀河 谷口義明
●超新星の科学 
野本憲
●太陽系外の惑星 
観山正見
●観測的宇宙論の20年 
杉山 直
  地球外知的生命からの信号は検出されたか? 
平林 久

生物物理 伏見 譲 編
●ゲノムDNA 後藤 修
●わが国の放射光施設と生体高分子結晶解析 
月原冨武
●分子モーター 
石渡信
●対がん戦略の前衛 
平尾泰男
●試験管内での分子の自己増殖と進化 
伏見 譲

原子・分子物理 高橋正彦 編
●トラップされたイオン・原子の物理 
久我隆弘
●低速反陽子を用いた反物質科学 
山崎泰規
●原子・分子物理学における実験技術・研究手法の新展開 
上田 潔
news マントルの溶融と中央海嶺のセグメントに関する新しい研究
M. ウィルソン 木村 学 訳

何が地球をゆすっている?
B. G. レビィ 西田 究 訳

弦理論による粘性率の計算の驚くべき応用
S. K. ブラウ 佐藤昌利 訳

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン
可視光周波数用の回路要素 / 目隠しで量子暗号を強化する / 肺がんを4次元陽子ビームで
治療する ほか

[随想]
素粒子と物性のキャッチボール
共形場の理論と2次元臨界現象
川上則雄

[講座]

アリスの量子力学 第7回
量子トンネル現象
家 泰弘

[連載]
天才だってつらいよ ― 物理学者列伝
女帝と数学者 ―― グラスマン
太田浩一

information corner フォーラム

11月号予告
今月のキーワード
常時地球自由振動 / 共形場の理論 / ビラソロ代数/有限サイズスケーリング

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
宇宙の歴史はどこまでわかったのか?
1980年代に始まり,90年代に受け継がれた宇宙地図づくり――最新の観測成果によれば,宇宙の年齢は137億年であり,泡状の大規模構造は30億光年以上の彼方まで続いていることがわかってきた。私たちが宇宙進化の理解へと,一歩一歩近づいていることはたしかなようだ。(p.6)

ヒトゲノム完全解読の意味するものは……
野心的なヒトゲノム計画が日米英を中心にもち上がったのは,80年代半ばのこと。30年以上の歳月を要するという当初の予測にもかかわらず,すさまじい技術革新や私企業の参入もあって早くも完了してしまったこの計画は,医療や創薬にも計りしれない影響を及ぼすだろう。(p.17)
物理学の基本問題に目を向ける
レーザー冷却法をはじめとする実験技術は,この20年で飛躍的に進歩した。それにともない,量子論特有の特異な現象を扱う研究が一気に開花している。反水素を生成して物質と反物質との違いを探るなど,どの研究も物理学の基本的な部分を検証・変革する可能性を秘めている。(p.30)

弦とゲージ対称性の深遠なつながり
マルダセナは,双対性を用いて,強い相互作用のゲージ理論におけるある種の問題は,弱い相互作用の弦理論での等価な問題としてとらえ直せることを示した。双対性の手助けにより,摂動論では取り扱えなかったゲージ理論の問題に対して,一連の新しい方法を使うことができるようになる。(p.44)
肺・腺がんの炭素腺治療における線量分布(p.26)
肺・腺がんの炭素腺治療における線量分布(p.26)

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