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強磁場中2次元電子系の量子ホール素子に電流を印加すると,ランダウ準位間に非平衡な電子分布が形成され,テラヘルツ周波数域の電磁波を発生することがある(サイクロトロン発光)。図中の強く光っている2つの場所は電流端子近傍のポテンシャル特異点に対応しており,線状の微弱発光は試料側端部のエッジ状態からの発光を示している。くわしくは51ページからの記事「量子ホール素子からの光を見る」を参照。
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stamp img<今月の切手>
秋芳洞(上)。鍾乳洞の内部(緑色はライトアップの色) (中)。カルスト高原(下)。
        (万)
20周年企画
随想:物理なんて大嫌い
女性は物理向きでないのか
村松泰子

私と物理
E. F. ヤーコプス

物理ができる人は宇宙人
平野啓子

パロディ:
驚くべき超高温超伝導物質の出現
B. G. レヴィ 家 泰弘 訳

アダプティブケミストリーとイントロンの逆襲 B. G. レヴィ 家 泰弘 訳

マイクロブラックホールと地球温暖化
黒洞史瓦西

GRB050623による系外惑星RNP104503−5941Cの大気の消失
緑野虎人

茨城県中部の独立運動のゆくえ
加藤ハツ

パリティ誌の危機 家 泰弘
パロディ版 執筆者・翻訳者紹介
パロディ版 編集後記 宮野健次郎
articles 高エネルギー物理は,決定的な発見が期待できる新時代に到達している
“究極”のTeV線型コライダー
I. ヒンチリフ,M. バタッリア 野尻美保子 訳

エレガントだが恐ろしく手強い理論は,何を予言するのか

佳境に入った格子量子色力学
C. ドター,S. ゴットリープ 大野木哲也 訳
news 巨大なガンマ線フレアーの原因は強い磁場の中性子星
B. シュワルツシルド 村上敏夫 訳

チェレンコフ望遠鏡アレイでガンマ線天体の構造が初めて明らかに
B. シュワルツシルド 河内明子 訳

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン
超低温フェルミオン原子気体における超流動 / 100 nmのレベルでの重力 / ソリトントランジスター ほか

クローズアップ:
量子ホール素子からの光を見る
生嶋健司

[随想]

素粒子と物性のキャッチボール 構造をもつ“真空”
永長直人

[講座]

アリスの量子力学 第6回
原子と量子ドット
家 泰弘

[連載]
天才だってつらいよ ― 物理学者列伝
風立ちぬ ― クーロン
太田浩一

information corner フォーラム

10月号予告
今月のキーワード
線型コライダー / ヒッグス粒子 / ルミノシティー / シンクロトロン放射 / 対称性の破れ / ゲージ理論

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
進展しつつある,次世代の加速器計画
素粒子研究の現場では完成目前のLHCのほかに,もう1つの高エネルギー加速施設が必要だという議論がされている。電子と陽電子を1012eVまで加速して中央で衝突させる,全長が30 kmにも及ぶこの巨大な加速器では,いったいどのような成果が期待されているのだろうか。(p.6)

グルーボールもペンタクォークももう不思議じゃない?
クォークとグルーオンの強い相互作用の理論である量子色力学は,手計算によるアプローチでは手に負えない。しかし近年,コンピューター技術とアルゴリズムの進歩により,数値計算の信頼性がめざましく向上した。多くの基本的問題の答も,もうすぐわかるかもしれない。(p.16)
自然界でもっとも強い磁場をもつ星
2004年12月27日に複数の人工衛星が遭遇した巨大なガンマ線フレアー ―― その原因となった天体は,電波パルサーの1000倍もの強さの磁場をもつ中性子星,マグネターではないかと推定されている。量子臨界磁場をも超える強い磁場の中で,物質はどのようにふるまうのだろうか。(p.28)

これはウソですが……
電気など通しそうもない銅の酸化物が超伝導になったり,ある種類のニュートリノがいつの間にか別の種類に変わっていたり…非常識が常識になり,常識が非常識になるこの世界,「研究者が望む性質をもっているようにふるまう物質」だって,出てくるかもしれません。(p.39)
Wがクォークに崩壊してできるジェットのシミュレーション
Wがクォークに崩壊してできるジェットのシミュレーション(p.14)

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