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繭に止まっているカイコガのメス。メスガのフェロモンを嗅いだオスガは,翅を羽ばたかせ興奮するが,飛ぶことはできない。それは,クモの糸を吐くカイコの隔離飼育を容易にしている。くわしくは47ページからのクローズアップ記事「カイコにクモの糸を吐かせる」を参照。
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<今月の切手>
海底探査(上),するめいか(中),ほたるいか(下)

        (万)

articles
進歩を導いてきたのは,直観的な推測だけではなかった
天文学の発展を支えたもの
M. ハーウィット 粟木瑞穂 訳

物質の境界を伝わる波には,どんな情報が含まれているのか?
表面波と物質科学
P. ヘス 宮野健次郎 訳

いまでは物理学を学ぶ世界中の学生が知っているけれど……
粉屋の男,グリーン関数のグリーン
L. チャリス,F. シアド 加藤晃史 訳

news 常温核融合はいま?
T. フェダー 家 泰弘 訳

太陽系辺境で起きたパートナーチェンジ
船渡陽子

固体ヘリウム4の“超流動”
B. G. レヴィ 白浜圭也 訳

まだまだ出てくるペンタクォーク
B. シュワルツシルド 岡 真 訳

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン,J. リオーダン
解像度80nmのMRI / 光子と捕捉された原子のからみ合い状態 / 原子フェルミ気体の超流動      ほか
クローズアップ:
カイコにクモの糸を吐かせる
中垣雅雄, 八森 章


[随想]
忘れられた天才科学者ギルバート
S. パムフレイ,D. ティリー 家 泰弘 訳

[理科教育]

こう教えればもっとわかる“運動の法則”
飯田洋治

[講座]

とんでる力学 第4回
惑星の軌道(1)楕円軌道
牧野淳一郎

[連載]
天才だってつらいよ ― 物理学者列伝
戦場に散った熱情―ハーゼンエールル
太田浩一

全宇宙鉄道路線ガイド 第3回
太陽系散策:惑星・小惑星・彗星

吉川 真

[コラム]

科学用語・雑学ノート
原子価の周辺
土井恒成

information corner フォーラム
8月号予告

今月のキーワード
微惑星 / 超流動固体状態 / トランスポゾン / プラスミド / 黄道面

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
宇宙について,人類が何かを理解しえたという驚き
新しい観測技術と理論に支えられ,私たちは宇宙とその進化が物理法則で理解できるという確信を抱くまでに至った。でも,その確信は正しいのだろうか? その答を見いだすためにも,宇宙のどれだけが観測ずみで,物理法則をどれだけ理解しているのかを振り返ってみよう。(p.4)

なじみ深い波に秘められた,大きな可能性
科学者は誰でも,表面波を発生させた経験があるはずである。池に石を投げ込めばそこを源に表面波が発生し,同心円状に広がっていく。このような表面波を固体の表面に,レーザーを照射して発生させると,弾性変形から破断まで,さまざまな物性を知ることができる。(p.13)
その風車小屋には,数理物理学の歴史が刻まれている
英国ノッティンガムの粉ひき職人であったグリーンは1828年,ある数学論文を発表したが,反響はほとんどなかった。しかし,彼の発展させた解析学の応用範囲は,いまでは古典的な静電場にとどまらず,場の量子論といった最先端分野にまで広がっている。(p.21)

400年前の磁気学研究が遺したものは……
エリザベス朝時代のもっとも偉大な学者の1人,ギルバート。1603年に没する前後に刊行された2冊の研究書が革新的なものであったにもかかわらず,今日では彼は歴史の片隅に押しやられてしまっている。磁性科学を創始した革新的業績があまり知られていないのは,なぜなのだろうか?(p.52)
グリーンの風車小屋
グリーンの風車小屋(p.22)

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