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瞳のところに見えているのは,補償光学カメラを使用し被験者の目を通して撮影した「拡大された網膜の像」である(色は変換してある)。青,緑,赤の錐体視細胞はそれぞれの径が4〜5μmしかないが,はっきりと見ることができる。補償光学技術がどのようにして眼底顕微鏡や視機能改善に応用されているかについて知るには,22ページから始まるD. ミラーの記事を読んでいただきたい。(Image Courtesy of Austin Roorda and David Williams, University of Rochesater.)
article

凝縮気体の魅力とその可能性
原子気体のボース‐アインシュタイン凝縮は魔法の武器
K. バーネット 他著 井上純一 訳

音を3次元でとらえるには?

人はどのようにして音の位置を特定するか
W. M. ハ−トマン 著 鶴 秀生 訳

眼の矯正はどこまで可能?

最新の補償光学
D. T. ミラー 著 鵜飼一彦 訳

多様な噴火のバリエーション

火山噴火の物理
小屋口剛博

news STMで化学結合をつくる
C. デイ 著  信 淳 訳

熱は海洋深層へどのように運ばれているか?
C. デイ 著 古恵 亮 訳

磁石からのスピンのしみ出し
大谷義近

超冷中性子を磁気捕捉
G. B. ラブキン 著 大場一郎 訳

左ききの媒質とあべこべの電磁場
R. フィッツジェラルド 著 兵頭俊夫 訳

ニュースダイジェスト
藤井昭彦,P. F. シューウィ,B. P. スタイン
地殻中の貴金属/ネットワークの安定性/大気圏内“衛星” ほか

[クローズアップ]
X線で見たパルサーの素顔
鳥居研一

[随想]

世は移ろい…
L. カダノフ 著 山本祐靖 訳

[理科教育]

『素晴らしいサイエンスの世界』(丸善製作・発行)に「人権侵害問題がある」との改善要求について
大槻義彦

[講座]

量子力学的“オームの法則” 第8回
磁場中でも曲がらない電子
小野嘉之

[講座]

科学哲学のすすめ 第4回
科学と方法
高橋昌一郎
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12月号予告
今月のキーワード
リーマン・ツェータ関数/グロス‐ピタエフスキー方程式/トーマス‐フェルミ近似/ポポフ理論/両耳間レベル差/両耳間時間差/頭部伝達関数/  KEMAR/補償光学/ゼルニケの多項式/ストレール比/瞳孔・調節のゆれ/粘性/非弾性トンネル分光/深層水/乱流混合/化学トレーサー/異常ホール効果/自発磁化/反磁場/弱い力の結合定数/非対称パラメーター/スネルの法則/軟ガンマ線リピーター/高速フーリエ変換(解析)

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
BECになった原子気体の特徴とは何だろうか
凝縮気体は,液体ヘリウムの凝縮体とはきわめて異なる性質を示す。絶対零度において,アルカリ原子では99%以上が凝縮しているが,これは,凝縮している割合がわずか10%程度である液体ヘリウムとは対照的である。原子気体のBECがもつ魅力と可能性をあますところなく紹介する。(p.4)

音の位置を特定する無意識のメカニズム
危険を仲間に知らせたり,たくさんの音の中から特定の音を抽出したりできるのは,位置を特定する能力のおかげである。しかし,右耳と左耳でとらえる音の強度差や到着時間差など,その解釈は一通りではない。広い周波数領域にわたる音を聴覚でどのようにカバーしているのだろうか。(p.13)
音響研究用マネキンKEMAR
音響研究用マネキンKEMAR(p.17)

人間の視覚を矯正し,視力を高める補正の技術
眼鏡やコンタクトレンズは眼の大きな収差を矯正することができるが,もし回折を最小にしつつ,すべての収差を測定し矯正することができれば,高解像度の眼底鏡が日常的に使用できるようになる。高次収差の矯正に挑戦する補償光学は,その高いハードルを乗り越えようとしている。(p.22)

噴火の推移をいかに予測するか
今年,立て続けに起こった有珠山や三宅島の火山噴火では,噴火の開始を予知できたことで注目を浴びた。しかし,いったん噴火が開始したあと,大爆発に転ずる可能性があるのか,いつ終息するのかなどという噴火推移について,予知の難しさも浮き彫りになった。(p.30)
火山噴火の溶岩ドーム
火山噴火の溶岩ドーム(p.31)

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