生命倫理を考える DISCUSSIONS IN BIOETHICS 終わりのない7編の物語

DVD 版 全7巻セット 本体価格100,000円
BILINGUAL 日本語/英語 
日本語・英語音声の選択が可能です。

私たちは一人ひとりの生命にどのような価値を見いだすのでしょうか
現代科学は、受精から死の瞬間にいたるまで、生命を左右するような強大な力を人類にもたらしました。しかし、いつ、どのように、なぜ、それを用いるべきなのか、誰がその決定を行うべきなのか、などについての答えを示してはいません。
7つの短編物語からなるこのビデオシリーズは、近年の医学ならびに医療技術の進歩に伴い浮上してきた倫理的、法律的、経済問題についての議論をより有意義なものとするため、カナダ国立映画制作庁が制作した作品を日本語化したものです。いずれの物語にも見る人の考えを制限してしまうような結論を設けていないため、示された問題がどのように解決されるべきかを見る人それぞれに考えてもらうことができます。

オリジナル版制作 カナダ国立映制作庁(NFB)
日本語版監修 赤林  朗
(東京大学大学院医学研究科 医療倫理学分野 教授)
日本語版翻訳監修 赤林  朗
(東京大学大学院医学研究科 医療倫理学分野 教授)
佐藤 雅彦(大正大学 講師)
田渕 勝彦(田渕医院 院長)
西村多寿子
(東京大学大学院医学研究科 公共健康医学専攻 客員研究員)
日本語版制作 丸善株式会社

このシリーズは1995年にVHS版全8巻で発売しましたロングセラー商品「生命倫理を考える−終わりのない8編の物語」を、多数のご要望にお応えしDVD化したものです。ただし、第8巻の「ハッピーバースデイ」は絶版となりましたので、DVD版は「7編の物語」と変更し、お求め易い価格といたしました。

【ご利用いただきたい方々】
・医療従事者、医学生、看護学生、医療関連分野の学生
・法律関係者、法学生
・高等学校の授業、大学の講義
・公共機関における勉強会、 サークル、講演会など

著作権処理済
このDVDは、授業使用および学校図書館、公共図書館、 企業等での無償上映・館内貸出権をクリアしています。


第1編 老人の友 THE OLD PERSON'S FRIEND 13分
真夜中の大病院。巡回中の看護師はオルトマン婦人が熱を出していいるのに気づく。この老婦人は脳卒中の後遺症のため寝たきりで、家族にも見捨てられていた。肺炎で危険な状態であると医師は判断したが、老婦人は薬も水すらも拒絶する。看護師も治療を行わないことを要望する。生か死か。治療を控えるかどうかの判断は医師が行わなければならない。オルトマン婦人は自分ではどうすることもできないのだから…。

第2編 花のプレゼント THE COURAGE OF ONE'S CONVICTIONS 15分
エホバの証人を信仰するキャロライン17歳、法律上は未成年である。彼女は難治性の血液疾患に冒されており、、進行する貧血で、すぐにも輸血が必要な状況である。しかし、キャロラインの信じる教義では輸血は魂そのもの、つまり輸血を受けることは自らの魂を失うことを意味し、彼女は輸血を拒む。担当医は、彼女の信念を尊重してこのまま死を迎えさせるか、裁判所の命令を得て強制的に輸血を行うか選択に迫られた。

第3編 ブルースシンガー A CHRONIC PROBLEM 13分
多発性硬化症を患っている、その女性の入院生活は、病状の改善のないまま3年半を経過しようとしていた。担当の医師は、急性患者に対する処置こそが大病院の役割であり、治る見込みのない彼女のような慢性患者は介護施設に入るべきだと考えている。そこで、彼女をあまり評判の芳しくない介護施設に移そうとするが、看護師は、全ての患者に同等のケアがほどこされるべきだとして、こうした措置に反対する。

第4編 普通の子 WHO SHOULD DEIDE? 15分
脊髄披裂という障害を持つ女性が妊娠した。彼女は車椅子が手放せないが、症状は比較的軽く、デザイナーの仕事もこなしている。夫婦は、子供が同様の障害を持つ確率は5%という医師の言葉に期待をかけたが、胎児診断により、胎児も脊髄披裂であることを知る。障害の程度は現時点では明らかではない。父親は、初めての子供が障害児となることを悲しみ中絶を考えるが、母親はこれを悲劇と見なすことを拒み、出産を希望する。

第5編 究極の選択 CRITICAL CHOICE 13分
重い肝臓病の子供が病院に運び込まれた。この子を救うには、米国での肝臓移植手術以外に手段はない。しかし政府の予算が削減され、親の支払い能力も疑問視される状況で、この移植は病院に多大な負担を強いる。他方、同額の予算を乳幼児の突然死を防ぐホームケア・プログラムに用いれば、15〜30人の乳幼児の命を救うことができる。限られた予算の中で、どの命を救うかの選択を迫られる院長の立場は一層厳しいものになった。

第6編 あなたの赤ちゃん IF YOU WANT A GIRL LIKE ME 13分
若い夫婦の間に脊髄披裂の障害をもった子供が生まれた。子供の一生には大きな障害が伴うという。医師は、さしあたっての脳障害の危険を小さくするための手術に同意を求めるが…。母親は障害児を育てることを恐れ、自分たちが手術に同意さえしなければ赤ん坊は死に、問題は解決すると考えている。そしてこの子供に愛情を感じている父親に対し、自分か子供かの選択を迫る。子供が死ねば、彼は一人きりになってしまうのだと…。

第7編 家系図 FAMILY TREE 15分
生活保護で3人の子供を育てているサンドラが、また身ごもった。ソーシャル・ワーカーのボニーが、腹痛を訴える彼女を病院に運ぶと、子宮外妊娠で手術が必要であると診断される。医師はこれまでにも彼女や子供たちを幾度となく診断しており、この母親の幼児虐待の事実も知っている。そこで彼は、この手術中に不妊処置を行うことを考えるが、サンドラはこれを拒み、ボニーも本人の同意がなければ違法だとして反対する。