日本の企業家群像
総監修 佐々木聡 明治大学経営学部 教授
巻構成/全7巻 刊行年/1999 セットコード/1111980
セット価格\196,000(本体価)

現在の私たちを取り巻く環境はかつて経験したことのないほどの、経済不況と金融不安に直面しています。このような困難な状況を克服するには経済・経営システムの新たな革新が求められます。そのためにこそ、いまあらためて近現代日本の経営発展の担い手となった一群の起業家の足跡を、その時代の社会状況や、関連のあった企業・企業家の動向などと併せて学ぶ必要があるといえるでしょう。このシリーズでは、当時の映像や資料をできるだけ使用して、大学の日本経営史や産業史の授業でも有効に活用されるよう編集してあります。
日本語版


1.会社企業の成立
岩崎弥太郎・弥之助(三菱財閥)と渋沢栄一(企業設立のオーガナイザー)
◆コード1111981 ◆本体価格\28,000 ◆30分
◆監修:佐々木 聡(明治大学経営学部 教授)
幕末・維新期の経営環境の激変の中で、ビジネス・チャンスを活かした多くの企業家が群生した。この巻ではそのうち、幕末に地方から登場し、中央の動乱を利用した新興商人、岩崎弥太郎とその弟弥之助と、数多くの近代企業の生成と発展に貢献した財界人、渋沢栄一を取り上げる。

2.新製品の創製とマーケティング
長瀬富郎(花王石鹸)と鈴木三郎助(味の素)
◆コード1111982 ◆本体価格\28,000 ◆30分
◆監修:佐々木 聡(明治大学経営学部 教授)
明治20年代半ばから30年代初めにかけての日本は「企業勃興」の時期であった。また三井や三菱などの財閥がさまざまな事業を展開し、なかにはビッグ・ビジネスへと成長する地盤を築くものもあった。そうした中、個人事業として新しい製品を創出し、事業化していく一群の企業家たちが登場した。この巻では、「消費革命」のパイオニアとも呼べる二人の人物、「花王」の長瀬富郎と、「味の素」の鈴木三郎助を取り上げる。

3.新事業群の形成
鮎川義介(日産コンツェルン)と豊田喜一郎(トヨタ自動車)
◆コード1111983 ◆本体価格\28,000 ◆30分
◆監修:久保 文克(中央大学商学部 助教授)
戦後日本の高度経済成長の歴史を振り返ると、その原動力となったのは、基幹産業として大きな役割を果たした自動車産業であったことが分かる。この巻では、戦前、さまざまな新しい事業を展開し、そのひとつとして自動車産業を育てた日産自動車の鮎川義介と技術者として自動車の国産化に全精力を注いだトヨタ自動車の豊田喜一郎を取り上げる。

4.都市型第三次産業の開拓者
堤康次郎(西武グループ)と小林一三(阪急グループ)
◆コード1111984 ◆本体価格\28,000 ◆30分
◆監修:老川慶喜(立教大学経済学部 教授)
この巻では、阪急電鉄の創業者・小林一三と西武鉄道の創業者・堤康次郎を取り上げる。両者は、共に日露戦争から第一次世界大戦後の時期に、来るべき大衆消費社会を予測し、その原型を形成した都市型第三次産業の開拓者である。しかしそのプロセスは大きく違っていた。小林は鉄道事業のために沿線の土地・観光開発を行ない、堤は、土地開発と観光開発の目的のために鉄道事業に進出した。

5.自主技術の確立
小平浪平(日立製作所)と松下幸之助(松下電器産業)
◆コード1111985 ◆本体価格\28,000 ◆30分
◆監修:柴 孝夫(京都産業大学経営学部 教授)
この巻では、松下電器を創設した松下幸之助と日立製作所を創設した小平浪平を取り上げる。両者は、共にその時代の経営環境を強く意識しながら企業経営に入っていったが、この二人の置かれている環境と経営構想は対照的であった。その結果、この二人が作り上げた企業もまた対照的なものとならざるを得なかった。

6.戦後型企業家と高度成長
盛田昭夫・井深大(ソニー)と本田宗一郎・藤沢武夫(ホンダ)
◆コード1111986 ◆本体価格\28,000 ◆30分
◆監修:橘川 武郎(東京大学社会科学研究所 教授)
戦後日本の奇跡的な経済の復興と、成長を担った主役は民間企業であり、そこでは数多くの有能な経営者が活躍した。彼らは既成の大企業で内部昇進を重ねてトップマネジメントの役割を果たした専門経営者と、中小企業から身を起こし、大企業に育て上げたオーナー経営者の二つのタイプに分けることができる。この巻では後者のタイプの代表として、ソニーの盛田昭夫と井深大、ホンダの本田宗一郎と藤沢武夫を取り上げる。

7.流通革新と消費の多様化
中内功(ダイエー)と鈴木敏文(セブンーイレブン・ジャパン)
◆コード1111987 ◆本体価格\28,000 ◆30分
◆監修:高岡 美佳(大阪市立大学経済研究所 専任講師)
戦後日本の流通業においては、卸売業よりもむしろ小売業での経営革新が著しかった。そこには、消費の多様化によって促された小売業態のめまぐるしい変遷があった。この巻では、その変遷をダイナミックに牽引したダイエーの中内功とセブンーイレブン・ジャパンの鈴木敏文を取り上げる。