質の高い栄養ケアを提供するために
高齢者の栄養ケア・マネジメント DVD全8巻

総監修 : 社団法人全国老人福祉施設協議会 会長 中村博彦
監修 :
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科 教授 雨海照祥
制作協力 : 株式会社フリークセブン
制作・著作 : 丸善株式会社

管理栄養士・栄養士・介護・医療関係者必見のDVDシリーズ!!
セット本体価格96,000円 *分売不可
映像解説書1冊 付
高齢者のQOLを高めるための、
栄養ケア・マネジメント 最新情報を満載

世界で初めて経験する超高齢社会―。
高齢者の栄養ケア・マネジメントの取り組みが求められています。
65歳以上の高齢者全体の人口比率が20%を突破し、75歳以上の人口比率も10%を超え、わが国は「超」高齢社会となりました。医療、看護、介護と同様に高齢者の栄養管理はますます重要性を増し、特に高齢者の療養型介護施設での的確な取組みが求められています。病状の落ち着いた高齢者にはなるべく普通の食事を摂ってもらい、必要に応じて栄養サポートによる健康の維持が不可欠です。
この分野のエキスパートに協力を得てこれからの高齢者の栄養ケア・マネジメントを詳解します。


Vol.1
 高齢者の身体機能と栄養アセスメント  64分
解説:武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科 教授  雨海照祥
高齢者のQOLを高める栄養アセスメント法を詳解
(1)65〜74歳、(2)75〜79歳、(3)80歳以上で、生理的変化とその栄養学的対応。慢性的な栄養不良、腎機能低下や、薬剤の副作用などによる影響など、高齢者の栄養ケアで注意しなければいけない点に焦点を当て、介護・医療施設での栄養スクリーニングの進め方などを含めて、高齢者のQOLを高めるための栄養ケアを詳しく解説致します。
1)高齢者のための国連原則
2)加齢現象
3)栄養アセスメント
4)薬剤と高齢者
5)栄養ケア・プランニング


Vol.2
 高齢者の口腔機能と口腔ケア  65分
解説:医療法人渓仁会 西円山病院 歯科診療部長 藤本篤士
口腔ケアの基本的な考え方、手技、器具の使用法
近年、口腔ケアは誤嚥性肺炎の発症予防に効果があることが明らかとなったことにより、その重要性が見直され、病院や施設などで積極的な取り組みがされるようになりました。また、最近は口腔衛生管理という狭義の口腔ケアのみならず、摂食機能療法としての口腔機能の回復訓練や歯科治療など広義の口腔ケアにも取り組む施設も多くなってきているようです。この巻では、これらの基本的な考え方や手技、器具の使用法などについて解説します。
1)日本の高齢化と誤嚥
2)口腔ケアの基本
3)口腔衛生管理 各論
  ・ 歯のケアの基本
  ・ 舌ケアの基本
  ・ 口蓋ケアの基本
  ・ 口腔ケアの効果
4)摂食機能療法 義歯


Vol.3
 高齢者の嚥下障害 〜嚥下障害の病態と評価・治療〜  87分
解説:浜松市リハビリテーション病院 院長 藤島一郎
嚥下障害を理解し、栄養ケアや介護につなげる基礎知識
高齢者の栄養ケア・マネジメントにおいて嚥下障害の知識は不可欠です。このビデオでは栄養ケアという視点に配慮しながら、嚥下障害を理解し治療につなげるための基礎知識、嚥下障害の病態、原因などを解説いたします。基礎知識をしっかりと身に付け、あらゆる状況に対応できる力を養って頂きたいとおもいます。
1)解剖(口腔・鼻腔・咽頭・喉頭・食道)
2)嚥下のメカニズムと嚥下障害
3)嚥下障害の原因
4)嚥下障害の症状とスクリーニング
5)嚥下障害の検査
6)嚥下障害の治療
7)嚥下障害の基礎訓練と摂食訓練
◆ ソフト食レシピ(PDFファイル)


Vol.4
 高齢者の経管栄養と半固形栄養  46分
解説:特定医療法人 アガペ会 北中城若松病院 内科・NST顧問 吉田貞夫
広まりつつある半固形栄養法の意義とその実際
わが国では、脳血管障害などのために経口摂取が困難となり、胃瘻などから経管栄養を行う高齢者が増加しています。しかし、液体栄養剤による経管栄養は、胃食道逆流による肺炎や下痢の原因となることがあります。この問題を解決するために、近年、半固形栄養法が広まりつつあります。この巻では、半固形栄養法の実際と、その意義について解説します。
1)高齢社会と後期高齢者医療
2)液体栄養剤による問題点と半固形栄養法
3)半固形栄養法の実際
4)高齢者の経腸栄養の適応とその限界


Vol.5
 高齢者の糖尿病ケア  67分
解説:保健同人診療所 所長・日本医科大学 客員教授 鈴木吉彦
多くの合併症や問題を引き起こす糖尿病、その注意すべきポイント
糖尿病は現代病です。今後も患者人口が増加し様々な社会的な影響を与えます。多彩な合併症や問題をおこすため、それを解決するため個々にあった教育指導が必要です。特に高齢者において注意すべき点は少なくなく、この巻では、それを コンパクトに解りやすく解説しました。
1)現代病としての糖尿
2)糖尿病の合併症
3)糖尿病指導の基本と工夫
4)糖尿病治療薬の選択
5)高齢者の治療において注意すべきポイント
◆ 糖尿病食レシピ(PDFファイル)


Vol.6
 高齢者の腎機能障害と栄養ケア  53分
解説:東京女子医科大学東医療センター 腎臓内科 教授 佐中 孜
集学的治療の概説と食事療法ガイドラインの紹介
慢性腎臓病は早期発見、早期治療が病態の寛解に一歩でも近づけることが知られています。その一方で、慢性腎臓病は、末期腎臓病となり、透析療法、腎移植などの腎代替え療法が必要となる可能性も秘めています。このため、末期慢性腎臓病の厳格な治療が腎代替え療法、とくに透析療法に移行してからの健康に悪影響を及ぼすことも少なくないのです。慢性腎臓病の治療の最終目標は患者のQOLを適切に維持し、より良い生命予後を保証することにあります。これらのことを踏まえたうえで、患者の病態を把握し、治療戦略をたてることが求められています。ここでは、慢性腎臓病に対する集学的治療を概説し、そのなかでも主要部分を占める食事療法の意義を理解して頂くことに主眼をおき、慢性腎臓病の食事療法ガイドラインを紹介します。
1)慢性腎臓病(CKD)治療は五重奏が似合う!!
2)慢性腎臓病の進行過程
3)集学的治療
4)食事療法の意味を考える
5)解析対象症例
◆ 腎機能障害食レシピ(PDFファイル)


Vol.7
 終末期における生命維持治療の差し控えと中止  45分
解説:東京大学大学院医学系研究科 医学博士 前田正一
終末期医療・介護における、法的・倫理的な検討
終末期医療の現場では、栄養を含む生命維持治療の差し控え・中止につき、その許容性の判断が必要になることがあります。生命維持治療の差し控えや中止は、患者の死に関係するため、法的・倫理的にも検討すべき論点が複数存在しています。そこで、この巻では、関連する事例や裁判例などを紹介しつつ、治療の差し控え・中止の要件・手続きなどについて解説します。
1)警察介入がなされた主なケース
2)警察介入がなされる理由(法的根拠)
3)治療行為の差し控え・中止の要件・手続き
4)末期患者への栄養サポートと倫理問題に関する事例
5)倫理委員会と倫理コンサルテーション


Vol.8
 高齢者の栄養と補完代替医療(CAM)  51分
解説:大阪大学大学院医学系研究科生態機能補完医学講座 教授 伊藤壽記
QOLを重視した新たな領域、補完代替医療の期待される役割
死亡原因の第一位を独走する“がん”は高齢社会を迎えたわが国において、大きな課題である。現代医療の進歩は目覚しいものがあり急性疾患には威力を発揮するが、慢性疾患には何らかの限界がある。患者サイドにも意識構造の変化がみられ、“生活の質”を重視した、切れ味は鋭くなくとも安全な医療を求めている。ここに補完代替医療(CAM)という、新たな領域がある。本DVDでは、高齢者がん医療における補完医療の関わりにつき解説する。
1)高齢社会を迎えて
(平均寿命、人口分布、主要死因の変遷)
2)高齢者とがん
3)高齢者と栄養、特にがん患者の場合
(がん患者の栄養アセスメント、周術期の栄養管理)
4)がん高齢者に対する補完医療の役割
(補完医療とは? 食と腸粘膜免疫、がん医療における補完医療)
5)補完医療の将来展望


常食・疾病対応食・ソフト食 レシピ集(PDFファイル
制作強力: 田村佳奈美(福島労災病院栄養サポートセンター長補佐・NSTディレクター・ 管理栄養士)
  特定医療法人 博愛会 一関病院 栄養科
「楽しみながら、美味しく、食べやすく」をテーマに、常食の献立から疾病対応食やソフト食へ変化するレシピ付きです(Vol.3,5,6所収)。


総監修のことば

社団法人全国老人福祉施設協議会 会長 中村博彦

平成18年度の介護保険制度改正に伴い、それまでの「多職種協働型」から「施設サービス型」へと移行した栄養ケア・マネジメント体制は、高齢者施設に入所している高齢者の4割にも及ぶと言われる「低栄養状態」改善のため、栄養状態をアセスメントし、適正な栄養ケア計画を実施する必要により導入されました。
全老施協でも、人間の尊厳、活力の源としての「食べる」ことを最優先に、生活機能の向上や、サービスの品質向上等を命題として、日々歩みを進めてきました。
しかしながら、昨今急速に進む利用者の重度化により、咀嚼・嚥下機能の低下や食事摂取量の減少など、刻々と変化する現場にあって、真に利用者の命を守る栄養ケア・マネジメントの在り方が問われています。
当 DVDは、そうした現場の課題、問題提起に応えるべく、8名の先生方より、最新の栄養ケアへの取り組みについて詳細な解説をいただいたものです。
平成21年度介護報酬改定では、栄養管理体制加算が基本サービス費に包含されるとともに、栄養マネジメント加算は引き上げられました。栄養ケア・マネジメント体制の構築に向けて、ご覧いただいた皆様が「一人ひとりに向き合い、生活の質を高める『食』を目指す」見識を深めていただければ幸いです。

監修・解説

雨海照祥(アマガイ テルヨシ)
1982年 3月 筑波大学医学専門学群卒業
同年 4月 順天堂大学附属病院 外科見学生、外科研修医を経て
1984年 順天堂大学附属病院 小児外科
1987年 静岡県立こども病院 外科
1989年 山梨県立中央病院 小児外科
同年 7月 筑波大学附属病院 小児外科チーフレジデント
1990年 茨城県立こども病院 小児外科
1992年 大学臨床医学系 小児外科講師
1993年 1994年 英国バーミンガム小児病院 外科医員(英国医師免許取得)
2004年 茨城県立こども病院 小児外科部長
2007年 武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科 教授
−現在に至る−

解 説 (50音順)

伊藤壽記(イトウ トシノリ)
1977年 3月 大阪大学医学部卒業
1977年 4月 大阪大学医学部附属病院(第一外科)医員(研修医)
1978年 7月 大阪警察病院 外科・心臓血管外科 医員 
1981年11月 大阪府立母子保健総合医療センター 小児外科医員
1982年11月 大阪大学医学部附属病院(第一外科)医員
1985年 9月 米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部外科 Research fellow(移植免疫学)
1986年11月 米国テキサス大学ヒューストン校医学部外科 Research fellow(移植免疫学)
1988年 9月 大阪医療刑務所支所 外科法務技官
1990年12月 大阪大学医学部助手(外科学第一講座)
1993年 4月 米国ウイスコンシン大学(臨床膵臓移植)Visiting clinical fellow
1996年10月 大阪大学医学部 講師(外科学第一講座)
1997年 4月 大阪大学医学部 助教授(外科学第一講座)
2005年 1月 大阪大学大学院医学系研究科教授(生体機能補完医学講座)
−現在に至る−

佐中 孜(サナカ ツトム) 
1971年 3月 鳥取大学医学部卒業
同年 4月 取大学医学部附属病院第1内科研修医
1973年 4月 東京女子医科大学 人工腎臓センター内科 助手   
1980年 9月 California州立大学Davis校 腎臓内科(Paul F.Gulyassy)
1982年 4月 東京女子医科大学 腎臓病総合医療センター(改称)内科 助手
1983年 6月 東京女子医科大学 腎臓病総合医療センター内科 講師
1986年 4月 東京女子医科大学 糖尿病センター兼任
1987年 6月 New York州立大学Downstate医療センター腎臓内科(Eli A. Friedman) 
1990年11月 東京女子医科大学 腎臓病総合医療センター内科 助教授
同年11月 東京女子医科大学 糖尿病センター助教授(兼任)
1998年12月 東京女子医科大学 第2病院内科教授
2005年10月 東京女子医科大学東医療センター(改称)教授
−現在に至る−

鈴木吉彦(スズキ ヨシヒコ)
1983年 3月 慶応義塾大学 医学部卒業    
同年 6月 東京都済生会中央病院内科医師   
1991年 7月 東京女子医科大学 糖尿病センター第3内科学入局  
1992年 5月 博士(医学)東京女子医科大学 乙第1275号 題目「糖尿病性神経障害における自律神経機能検査としての心拍変動指標」
同年12月 国立健康栄養研究所(臨床栄養部) 客員研究員 
1993年 1月 聖マリアンナ医科大学難病治療研究所 非常勤講師    
1996年 3月 MI研究所診療所長 
2002年 3月 昭和大学医学部藤が丘病院 非常勤講師    
2003年 4月 日本医科大学客員教授(ミトコンドリア性糖尿病の第一人者としての評価を受ける)
同年 4月 財団法人 保健同人事業団理事・同付属診療所 所長
−現在に至る−

藤島一郎(フジシマ イチロウ)
1975年 3月 東京大学農学部林学科卒業
1982年 3月 浜松医科大学医学部医学科卒業
同年 6月〜1983年 1月 浜松医科大学医学部附属病院脳神経外科 医員(研修医)
1988年 1月〜12月 東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 医員
1989年 7月 聖隷三方原病院リハビリテーション診療科科長
2002年 4月 聖隷三方原病院リハビリテーションセンター長(部長)
2008年 4月 社会福祉法人 聖隷福祉事業団 浜松市リハビリテーション病院(指定管理者受託施設)
−現在に至る−

藤本篤士(フジモト アツシ)
1986年 北海道大学歯学部(14期)卒業
1990年 北海道大学大学院修了 歯学博士
      市立釧路総合病院歯科医長
1991年 北海道大学歯学部 歯科補綴学第二講座 助手
1996年 医療法人 渓仁会 西円山病院 歯科診療部長
−現在に至る−

前田正一(マエダ ショウイチ)
2001年 3月 九州大学大学院医学系研究科博士課程修了 医学博士
2003年 1月 九州大学大学院医学研究院 医療ネットワーク学講座 助手
2004年 1月 東京大学大学院医学系研究科 生命・医療倫理人材養成ユニット 特任講師
2006年 4月 東京大学大学院医学系研究科 医療安全管理学講座 特任准教授
2009年 2月 東京大学大学院医学系研究科 医療倫理学講座−現在に至る
2007年 4月 東京大学医学部附属病院 患者相談・臨床倫理センター 副センター長(兼務)
−現在に至る−

吉田貞夫(ヨシダ サダオ)
1991年 3月 筑波大学医学専門学群卒業
同年 4月 筑波大学附属病院外科医
1992年 4月 筑波メディカルセンター病院
同年 8月 筑波大学附属病院外科医員
1993年 4月 筑波大学大学院博士課程医学研究科入学
1997年 3月 筑波大学大学院卒業 医学博士
同年 4月 日本学術振興会特別研究員
2000年 4月 廣橋第一病院
2004年 4月 北中城若松病院
−現在に至る−