化学教育DVDシリーズ
ホフマンの化学の世界 THE WORLD OF CHEMISTRY with Roald Hoffmann

本体価格 全26巻セット780,000円 各巻30,000円
DVD全26巻 各巻30分 バイリンガル(日本語/英語)版

日本語版監修:社団法人 日本化学会
翻訳・監修責任:
東京都立大学理学部 教授 池本 勲/東京大学工学部 助教授 戸嶋直樹
日本語版企画・制作:丸善株式会社


ノーベル化学賞に輝いたホフマン教授がシリーズ案内役として
格調高くダイナミックに化学の本質的なすばらしさを
楽しく教えるDVDシリーズ!

 このDVDは、1981年のノーベル化学賞に輝いたホフマン教授(福井謙一博士と同時受賞)がシリーズ案内役として格調高くダイナミックに化学の本質的なすばらしさを楽しく教える化学教育シリーズです。米国の大学教養課程の通信教育用のプログラムとして開発され、誰にでもできるやさしく楽しい実験はもちろん、特別の装置を必要とする珍しい実験、危険で学生に見せられない実験などを、生の映像で紹介します。また、ミクロの世界の現象を、精緻なコンピュータ・グラフィックスで分かりやすく解説します。
 DVD化のご要望にお応えすべく、米国の制作元と交渉してまいりましたが、ようやくDVD化の了解が得られたため、このたびDVD版を制作し、新発売いたしました。

第1巻 化学 Chemistry
分子と分子の変化を調べるのが化学です。化学のおかげで私たちはこの世界を作り上げることができたのです。自然界の振る舞い、私たちの生活や行動、そして豊かで便利な暮らし、これらはすべて化学の世界です。身近なものを例に、実験と観察をまじえ、あなたを魅力ある化学の世界へ誘います。

第2巻 色 Color
人類の大きな進歩に“色”は重要な役割を果たしてきました。文明史における染料や顔料の発展をたどり、次いで指示薬、細胞の染色、DNAの研究と分子の世界を知る道具として、色が現在いかに利用されているかを解説します。

第3巻 測定―化学の基礎― Measurement :The Foundation of Chemistry
現代の高度に発展した私たちの生活にとって、測定は 基礎的かつ不可欠な技術です。天秤等を用いた比較的簡易な秤量測定から、分光光度法の精密な機器分析まで、さらに測定標準の概念などを、身のまわりの物質を用いて分かりやすく解説します。

第4巻 モデルで考える Modeling the Unseen
直接見たり触れたりできないことを理解するためにモデルを構築します。木星の衛星イオの巨大な硫黄の火山や気体分子運動論、体内での薬の分子の振る舞いなどを例として、モデルの構築とその時の想像力の大切さを示します。

第5巻 物質の三態 A Matter of State
物質はその原子や分子の運動状態によって、気体、液体、固体と3つの異なる状態をとります。この物質の三態を色々な実験を通して考え、さらに、その実用例を、天然ガスの貯蔵・輸送、液体窒素による冷凍に見ます。

巻6巻 原子 The Atom
この世界を構成している最小の科学的単位である原子の構造や性質を考えます。美しいコンピュータ・グラフィックスを用いて原子モデルを示し、電子雲や電子エネルギーの量子化について説明するとともに、走査トンネル顕微鏡(STM)による原子の直接観察の映像も紹介します。

第7巻 周期表 The Periodic Table
周期表は、原子についての最も基本的かつ重要な情報を含んでいます。周期表の構成、族と周期の関係などを解説し、例としてアルカリ金属の周期性を示す水との反応実験、周期表を利用した割れにくいガラスの製法などを紹介します。

第8巻 化学結合 Chemical Bonds
私たちを取り巻く物質や、私たちの体を構成する物質は、化学結合で結ばれています。イオン結合の例に食塩を、共有結合の例に水素を取り上げ、結合の性質と結合でできた物質の性質について解説します。爆薬のもつ大きな力についても化学結合とエネルギーの観点から考えます。

第9巻 分子の形 Molecular Architecture
同じ種類と数の原子からなる分子でも、空間配列が異なる「異性体」があります。幾何異性体を不飽和脂肪酸の例で、また光学異性体を酒石酸の例で示し、分子の形がもつ意味を解説します。

第10巻 分子からの信号 Signals Within
分子に電磁波をあてると、特定の振動数の電磁波のみを吸収します。これを利用した分光法により、分子に関する情報が得られます。麻薬の探知、日焼け止めローションや無公害の害虫駆除薬の開発などに、このような“分子からの信号”がいかに活用されているかを紹介します。

第11巻 モル The Mole
科学者は1つ1つの粒子を考えるのではなく、膨大な数の粒子の質量を測定することによって粒子を数えます。その数える単位がモルです。エポキシ樹脂の製造などを例に、物質量の考え方を用いると、化学変化が容易に理解できることを分かりやすく解説します。

第12巻 水 Water
水は特異な化学的性質を持っています。人工雪、食塩やアルコールの溶解、水溶性高分子、水処理などの例を用いてその特異性の秘密である極性そして水素結合について解説します。

第13巻 駆動力 The Driving Forces
化学反応はなぜ起こるのでしょうか。すべての化学反応には、自然に進む反応の方向があります。これはなぜでしょうか。反応系のエネルギーとエントロピーの考え方を、豊富な事例をもとに分かりやすく解説します。

第14巻 反応する分子 Molecules in Action
化学反応は分子の衝突で起こり、この時活性化エネルギーの丘を越えます。触媒はこの活性化エネルギーの丘を低くして反応を速めます。化学平衡におけるルシャトリエの原理について、そして触媒の働きのしくみについて解説します。

第15巻 多忙な電子 The Busy Electron
酸化と還元は電子の移動の結果です。電子の移動による金属の腐食、マグネシウムの燃焼、電気化学的電池などの化学を探ります。心臓のペースメーカーに使われているリチウム電池開発のエピソードを紹介し、さらに逆反応である電気分解をアルミニウム製造の例を用いて説明します。

第16巻 プロトン The Proton in Chemistry
酸と塩基の性質を、実験を取り入れながら、プロトンの移動として解説します。また、酸性雨、制酸剤、石灰岩などの反応を取り上げるとともに、pHについても身のまわりのものを例に具体的に解説します。

第17巻 大気 貴重なおおい The Precious Envelope
地球上の生命にとって極めて重要な大気について解説した後、二酸化炭素や水の循環の重要性を説きます。膨大な人口と機械文明が大気の平衡に影響を与えている例として環境問題をとらえ、オゾン層破壊や温室効果についても取りあげます。

第18巻 地球の化学 The Chemistry of Earth
地球の化学物質は混合し、分離し、そして析出しています。これは地球全体で同じように起こっているわけではありません。その原因を追究し、さらに地球上のありふれた物質を人類がいかに利用しているかを考えます。

第19巻 金属 Metals
この巻では、金属光沢、電気伝導度、延性や展性など、金属の性質がどこからくるのかを考えます。金属を取り出す方法についても鉄の科学的還元、アルミニウムの電解還元、鉱石からの抽出を例に解説します。

第20巻 表面 On the Surface
表面や界面が注目されています。物質の表面、界面が物質の内部と異なる原因は何でしょうか。洗剤や接着剤、触媒などの具体例を挙げながら、身近な物質を使った実験をまじえ、分子のレベルで解説します。

第21巻 炭素 Carbon
すべての生物は基本的には炭素化合物でできています。自然界での多様性、そして一見無限に見えるほどの数多くの新しい有機化合物の開発が可能なのはなぜでしょうか。化学の最大の分野である有機化学を組織的に取りあげています。

第22巻 高分子の時代 The Age of Polymers
私たちの日常生活は衣食住のすべてにわたって合成高分子に依存しています。ここでは、数千もの小さな分子を結びつけて、どのように高分子という巨大な分子を作るかを解説します。また、天然分子と合成高分子の相違を示しながら、高分子の多様な特性について説明します。

第23巻 タンパク質―構造と機能― Proteins :Structure and Function
タンパク質の種類は一兆個にもおよびますが、どのタンパク質もたった20個のアミノ酸からできています。アミノ酸からのタンパク質の合成、タンパク質におけるポリペプチド鎖や水素結合の役割、さらに三次構造について解説し、パーマや絹の秘密を分子レベルまで掘り下げて解き明かします。

第24巻 遺伝情報 The Genetic Code
私たちの生命を支えるのに必要な数千ものタンパク質は、遺伝物質に含まれた情報に基づいて作られています。すべてのタンパク質の生物学的機能は、莫大な遺伝情報を含む遺伝子、すなわちDNAに依存しています。遺伝子のごくわずかな欠陥による先天的貧血症に例を挙げ、遺伝情報の仕組みについて分かりやすく解説します。

第25巻 化学と環境 Chemistry and Environment
物質の廃棄は、化学と環境を理解することによって解決しなければならない問題です。私たちや私たちの道具が地球にどんな影響を与えているのか、それに対して化学がどのように対処できるのか。リサイクル、廃棄物処理法などの具体例を示しながら解決法について検討します。

第26巻 未来の化学 Futures
化学の未来と、その化学の恩恵を受けている社会の未来はどのようなものでしょうか。化学の未来について、学界と産業界のリーダーたちに、彼らの考えや意見をインタビューし、夢多い化学の未来を考えます。

Created and Produced by Educational Film Center, University of Maryland,
The Annenberg/CPB Project and National Science Foundation