風評被害 damage of image devaluation <心理・社会心理>

災害,事故,環境汚染などが生じた際に,実際には起こっていない事象の情報や実際に生じた事象よりも誇張された情報が,特にマスメディアによって流布されることを通じて,人々の危機意識が高まり,生産者,市場関係者,流通業者が経済的な損失を被ること.これまで漁業,農業,観光業において,商品やサービスの提供の停止による被害や,買い控えなどの消費行動の低下による被害が報告されている.わが国では,1997年のナホトカ号重油流出事故を契機に広く使われるようになった.
[鎌田 晶子]



(出典:日本リスク研究学会 編『リスク学用語小辞典』,2008)

ここに掲載した用語解説は,2008年1月に丸善(株)から出版された,
日本リスク研究学会編『リスク学用語小辞典』より抜粋したものです。
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