放射線疫学 <健康影響・疫学>

放射線の健康影響のうち,主に発がんに関して,放射線ばく露量やその他の要因との関連,あるいはそれらの交互効果などを調べるために行われる疫学研究,あるいはその方法論のこと.対象となる集団は,
・ 広島/長崎の原爆被爆者
・ 原子力施設従事者
・ 医療放射線の照射を受けた患者
・ 放射線事故による被ばく者
・ 大気圏核実験地域の住民
・ 高バックグラウンドの自然放射線レベル地域の居住者
などである.
 放射線リスク評価において,疫学研究は,人間集団に関する唯一の直接的証拠として用いられている.
[緒方 裕光]



(出典:日本リスク研究学会 編『リスク学用語小辞典』,2008)

ここに掲載した用語解説は,2008年1月に丸善(株)から出版された,
日本リスク研究学会編『リスク学用語小辞典』より抜粋したものです。
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