TOEIC TEST 英語学習ダイアリー

TOEIC TEST学習ダイアリー表紙
 大学生協のオリジナル商品として生まれ、学生の間でTOEIC TESTのスコアアップ秘密兵器として愛用されていた「英語学習ダイアリー」の登場です。
 日々のトレーニング時間とその日に出会った表現を記録し、定期的なセルフチェックを実践するだけのシンプルなダイアリーですが、毎年TOEIC高得点者を産み出している実績ある英語トレーニング支援ツールです。
 単なる記録手帳に終わらないよう、自己学習で身につける英語トレーニングの経験と分析に基づいたノウハウも惜しみなくこの1冊に凝縮しました。英語学習者のニーズから生まれた、本当に役に立つダイアリーです。

TOEIC TEST 英語学習ダイアリー
千田潤一 監修
鹿野晴夫 著
新書手帳サイズ:160頁  本体1,000円+税
 ISBN4-621-04884-8
2001年3月26日発売


目 次  
英語学習ダイアリー・活用の仕方
 1.ダイアリーの3つの機能

 2.英語学習ダイアリー活用の前に〔1〕
  目的と目標を明確にする  
  (1)目的を明確にする/(2)現在地を確認する(3)目標を持つ

 3.英語学習ダイアリー活用の前に〔2〕
  トレーニング時間と成果の関係
 (1)時間をかけなければ、絶対に伸びない/(2)目標までのトレーニング時間を確認する/(3)時間がないは、怠け者の常套句

 4.英語学習ダイアリー活用の前に〔3〕
  発想を転換して、英語のトレーニングを始める
 (1)知識とスキルの違い/(2)知識をスキルに変える

 5.英語学習ダイアリー活用の前に〔4〕
  TOEICレベル別の基礎トレーニング     
  (1)TOEIC220点までの壁「基礎単語の壁」/(2)TOEIC350点までの壁「基礎文法の壁」/(3)TOEIC470点までの壁「音法の壁」/(4)TOEIC600点までの壁「リスニング(速聴)の壁」/(5)TOEIC730点までの壁「スピーキングの壁」/(6)TOEIC860点までの壁「リーディング(速読)の壁」/(7)TOEIC950点までの壁「ライティングの壁」

 6.英語学習ダイアリー活用の前に〔5〕
  全レベルに共通のトレーニング法
 (1)細切れ時間を活用した「ながらトレーニング」/(2)英語楽習としての、英語の「自然食品トレーニング」/(3)文法や語彙の強化にもつながる「表現集づくり」

 7.英語学習ダイアリー活用の前に〔6〕
  英語学習ダイアリーの記入の仕方

ダイアリー記入例

ダイアリー

英語トレーニング・セルフチェック
 トレーニング時間分析シート
 TOEIC受験時分析シート
 TOEIC受験時記録シート
 トレーニング時間とTOEICスコアのグラフ

監修者・執筆者紹介

監修のことば「英語学習ダイアリーが、英語学習を変えた!    千田 潤一

  日本国内で英語を身につけた人に、唯一共通点があります。それは、毎日英語に触れる習慣を確立し、何十時間、何百時間ではなく、何千時間、何万時間単位の時間の累積を経ていることです。英語力は体力と同じです。毎日トレーニングを継続すれば、力が付いていきます。止めれば、落ちます。英語をモノにできない人の殆どは、「始めては、止め。止めては、始め」を繰り返しています。
 まずは、300時間のトレーニング時間の累積を目標にしましょう。明らかな体の変化を感じるのが、だいたいこの時間です。しかし、日本国内で英語に触れ続けることは、ある意味で不自然なことです。「不自然なことを続け、習慣化するために、何か良い方法はないものだろうか?」、そんな切実な思いから誕生したのが「英語学習ダイアリー」です。  1992年11月、TOEICの生みの親である故・北岡靖男氏(前TOEIC運営委員長)の千葉商科大学での講演をきっかけに、千葉商科大学生協が支援し英語自己学習のサークル「ちば商科村塾」が誕生しました。私も何度となく訪問し、自己学習を通して、次々と目標達成していく感動物語を目にしてきました。
 目標達成の秘密は、トレーニング記録をつけることでした。英語学習は、マラソンと同じです。マラソンランナーは、走る力をつけるために、走り込んだ距離を記録するそうです。マラソンランナーとして「ランナーズダイアリー」を愛用していた、千葉商科大学生協の亀井隆専務が、「英語学習にも応用できるのでは?」とひらめいたものをきっかけに、学生たちも記録をつけ始めたのです。(亀井専務自身も、記録をつける中で、3年10ヵ月間でTOEIC360点から745点へスコアアップされました。 )
 この経験を全国に広げようと、1993年6月、全国大学生協連のオリジナル商品として、「英語学習ダイアリー」第一号が発売されました。最初のフォームは、当時一緒に仕事をしていた鈴木カオルさんが、学習時間をカレンダーとして手帳につけていたものが下敷きになりました。残念ながら初年度はほとんど売れませんでした。しかし、私は講演・著作物を通じて、また大学生協の皆さんは広報物・店舗を通じて、「記録をつける」ことの大切さを地道に訴え続けてきました。
 それから数年、記録をつけて英語をモノにした学生が続々と登場するにつれ、情況が一変しました。TOEIC Friend Clubでの取り扱いも始まり、利用者は急増したのです。授業や学校単位での採用も多くなりました。日本を代表する企業の研修でも活用され、画期的成果をあげています。そして2001年3月、「英語学習ダイアリー」は、ついに一般書店でも販売される運びとなりました。
 「英語学習ダイアリー」は、とても地味なツールです。英語学習者を、巧みに心躍らせる要素は何もありません。でも、真面目に英語学習者の悩みに声を傾け、成功者の工夫を取り入れ、7年にもわたる改良を経る中で、少しずつ「英語自己学習を支援する新しいツール」として広がってきたのです。さらに最近では利用者のデータの蓄積により、トレーニング時間とスコアの相関関係も明らかになってきています。
 自分自身を目標達成まで責任を持って、最後まで励ましつづけてくれるのは自分だけです。記録をつけ、努力のあとを確認しながら、自分自身を励ます・・・・そこにトレーニング時間を記録する意味があります。このダイアリーを手にした皆さんにも、ぜひ、自分の力で「やった!できた!」という自己実現の感動を味わっていただきたいと思います。  新しく英語学習ダイアリーユーザーとなられる皆さんへ、皆さんの健闘をお祈りして、私達みんなからメッセージをおくります。

   The key to success is starting and not stopping! (成功の鍵は、始めることと、止めないこと!)     


著者のことば                         鹿野 晴夫
 私が、英語学習を開始したのは、6年前のことです。英語学習を開始してすくに受験したTOEICテストの結果は、335点でした。まさに、私は英語難民だったのです。そこから、3ヵ月で460点、1年で610点、2年3ヵ月で760点、3年半で850点になりました。
 その秘密は、この「英語学習ダイアリー」の監修者であり、私たちe−Trainerの主宰である千田潤一氏の講演を聞き、氏の提唱する「英語自己学習法」を実践したことです。この体験をつづった「英語難民を必ず救う法」(中経出版)も出版されています。
 英語自己学習法は、英語をトレーニングととらえ(PLAN)、トレーニング時間の累積(DO)と、TOEICやTOFELスコアの変化の相関を自己分析(SEE)していくところに特徴があります。このPLAN−DO−SEEのサイクルを確立できれば、自己学習だけでも、誰でも使える英語をモノにできるわけです。
 こう言っても、にわかには信じていただけないかもしれません。でも、海外留学したわけでも、英会話学校に通ったわけでもなく、自己学習のみで達成したのです。そして、これは私だけの例ではありません。私と同じ様に、TOEIC200〜300点台から出発して、700点台、800点台になった方を大勢知っています。
 私と、この人達に共通するとは、トレーニングで英語をモノにした先輩達のアドバイスを愚直に、そして結果がでるまであきらめずに時間をかけ、「継続」してきたことです。まさに、「継続は力なり」なのです。
 この「継続」のためのツールが、「英語学習ダイアリー」です。私も、英語学習を開始した日から、今日までトレーニング時間を記録し続けています。トレーニング時間の累計は、1万時間に達しました。
 英語難民の先輩としての、メッセージです。英語は、才能ではありません。英語は、たんなる「習慣」です。英語力のアップに、魔法はありません。あなたと同じ、どん底から這い上がった先輩を信じて、「英語学習ダイアリー」を活用し、トレーニングを習慣にして下さい。

英語学習ダイアリー・活用の仕方

■ダイアリーの3つの機能
 「英語学習ダイアリー」には3つの機能があります。3つとも「継続」し、「使える英語を習得する」ために、かかせないものです。
 1)トレーニング時間の記録
 毎日、その日英語に触れた時間を記録していきます。これが「継続」のためのもっとも基本的な機能です。記録は、今日一日、自分がどれだけ英語に接したかという事実です。
 事実を記録することで、トレーニングが「主観的」なものから「客観的」なものに変わっていきます。
 2)表現集づくり
 毎日、その日に出合った「使いたい」表現をひとつ、記入していきます。
これが、毎日の英語トレーニングを「豊かに」します。自分が「使いたい」表現を記入しようとすれば、「使える」ようになるための視点で、トレーニングを行っていくことができます。
 表現を記入することで、トレーニングが「受動的」なものから、「能動的」なものに変わっていきます。
 3)セルフチェック
 トレーニングを開始したら、定期的にトレーニング内容をセルフチェックします。セルフチェックは、「トレーニング時間の推移」「TOEICスコアの推移」と、「実践の場を通じた心と体の変化」の3つです。これは、トレーニング時間の累積にともない、実力アップ(=スコアアップ)することを、自分自身で確信にしていく作業です。
 セルフチェックをすることで、英語の勉強を「精神的」に頑張るという発想から、英語のトレーニングを「科学的」に積み重ねる行動へ、あなた自身が変わっていきます。

■記入例

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■英語学習ダイアリーの記入の仕方
 1)今月の目標を記入する
 毎月のトレーニング目標を決めましょう。「今月は、100時間やるぞ!」とか、「映画を10本みるぞ!」とか、「TOEIC受験までに、累計500時間達成!」とかいったものです。毎月の目標を決めると、もう一歩トレーニングを頑張れる自分を発見できるはずです。
 2)5分単位で記録する
 時間の記録の単位は、5分単位がおすすめです。5分、10分といった細切れ時間を積み重ねていくのに、最適な単位だからです。5分、10分でも積み重ねていくと、自分でもびっくりするような時間になっているはずです。
 3)その場で記録する
 記録をする際のコツは、手帳を持ち歩き、必ずその場で記録することです。  トレーニングを開始する時に時計を見て、トレーニングを終了したら、また時計を見るようにしてください。まとめて記録したり、後でつけようとすると、思い出すことが面倒になり、やがて記録をつけることを止めてしまいます。記録をつけることを止めると、ほとんどの方がトレーニング自体も止めてしまいます。
 4)毎日記録する
 記録は毎日の習慣にすることが大切です。トレーニングをしていない日でも、「0」と記録してください。空白の1日(=トレーニング時間が「0」の日)が気になりはじめたらシメたものです。継続の力は、こんなところからも出てくるのです。
 5)音時間/文字時間にわけて記録する
 トレーニング時間の記録は、リスニング、スピーキングの「音」時間、リーディング、ライティンクの「文字」時間に分けて行います。音と文字に分けて記録するのは、リスニング能力とスピーキング能力、リーディング能力とライティング能力は、高い相関関係を持っているからです。TOEICのスコアもリスニング、リーディングのセクション別に出ますから、トレーニング時間とスコアの相関関係も、セクション別に把握できます。
 6)集計する
 1日の合計時間、1週間の合計時間、1ヵ月の合計時間、トレーニング開始からの累計時間を集計していきましょう。累計時間が100時間、200時間と増えていくと、目標トレーニング時間に確実に近づいていくことが実感できるはずです。「今月のトレーニングの振り返り」の欄では、その月のアウトプットとしてのリスニング、スピーキング、リーディング、ライティングのおおよその時間を記入してバランスをみてみましょう。
 7)今日の表現を記入する
 1日1文が基本ですが、たくさん良い表現に出会う日もあれば、そうでない日もあります。たくさん出合った日は、貯金をするつもりで次の日以降の欄に記入しておきましょう。
 8)実践記録(心と体の変化)を記録する
 実際に英語を使った時の状況と、気付いた「心と体の変化」を記録しましょう。英語を使ってみて気付いた、小さな変化や、感想、自分へのメッセージを記録していくのです。 「いつもより聞えた感じがする」とか、「外国人からのe−mailに返事が書けた」とか,「言いたいことの半分も言えなかったけど、次は頑張るぞ」とかいったことです。

監修者・執筆者紹介

★監修
千田 潤一
(ちだ じゅんいち)  1948年岩手県生まれ。福島大学経済学部卒業。現在、英語教育コンサルティング会社(株)アイ・シー・シー代表取締役。TOEIC Friend Club シニア・アドバイザーを兼任するほか、英語自己学習法のトレーナー育成を目的に、English Trainers' Network (略称e-Trainers)を主宰している。使える英語の効果的学習法の講演・セミナー、カウンセリングの合計回数は、1400回以上。その受講者は4万人を超える。1999年12月、講演回数1000回突破を機に、日本でTOEICを実施・運営する(財)国際ビジネスコミュニケーション協会より感謝状を授与される。著書/「TOEICテスト・トレーニングブックシリーズ」(増進会出版社)、「英会話・ぜったい・音読」(講談社インターナショナル/國弘正雄共著)など多数。

★著
鹿野 晴夫
(かの はるお)  1964年北海道生まれ。東京都立大学工学部卒業。小中高大と10年以上、英語の勉強にもがき苦しむ。英語ができない人の気持ち、できることへのあこがれが痛いほどわかる「元・英語難民」。千田潤一氏の講演をきっかけに、TOEICテスト受験を開始。TOEIC335点から、1年で610点、2年3ヶ月で760点、3年6ヶ月で850点を達成した経験を持つ(現在TOEIC Aレベル)。2000年よりEnglish Trainers' Network (主宰/千田潤一、略称e-Trainers)チーフトレーナーを務める。TOEIC Friend Club アドバイザーとしてTOEIC説明会・大学・企業等で講演を行う他、英語難民救済センター所長を兼任。著書/「英語難民を必ず救う本」(中経出版)、「TOEICテストへはじめて挑戦!まずは350点」(明日香出版/e-Trainers共著)他。

★英文表現
Anne 赤松(あん あかまつ)  言語学専攻の後、TESOLで修士号を取得。10年間日本の企業で英語教育に従事。TOEICの実施普及にあたる(株)国際コミュニケーションズと(株)国際コミュニケーションズ・スクールに在籍し、鈴木カオルと共同で、英語研修、カリキュラム、教材開発、模擬テスト問題の作成などに従事。

鈴木 カオル(すずき かおる)  高校卒業後、渡米。カリフォルニア州の短大を卒業後、通訳、翻訳、字幕翻訳、英語コピーライター、英会話の講師、英語学校のコンサルタントに従事。平成2年より国家試験「通訳案内業」の英語面接官を毎年務める。共著書「TOEICテスト問題・模試集」「TOEICテストはじめての勉強法(学生編)/(社会人編)」(中経出版)他

企画  全国大学生活共同組合連合会 外国語コミュニケーション推進チーム



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