沙漠の事典

日本沙漠学会 編  発行:丸善株式会社
B5判・264頁・上製 本体価格8
,500円 ISBN978-4-621-08139-6


日本沙漠学会 20周年記念出版
丸善創業 140周年記念出版
気象・気候・景観・産業・生活・歴史・生態系・水・土壌など、さまざまな角度から約200の項目を選び、各項目を基本1ページで解説する中項目事典。
内容をより分かりやすく理解できるよう、項目毎に必ず1つ、最も象徴的な図・表・写真あるいはそれらを組み合わせたものを頁右上に掲載。
これらのうち、執筆者オリジナルの図・表・写真については、高校や大学などの授業などの使用目的に限り、丸善ホームページからダウンロードが可能。

沙漠は,人類に残された素晴らしい自然であり,そこにはかけがえのない文化遺産もある.沙漠は宗教や思想を生んできた聖なる空間でもあり,文明の発生にも大きな影響を与えている.自然史としての沙漠の形成にも勿論興味はあるが,沙漠と共に生きてきた人々の智恵からも学ぶところが多いと思う.この事典に啓発された次の世代が,沙漠に興味を持ち,後発の"日本における沙漠研究"を,大いに促進してゆくことができれば,執筆者の努力も報われることであろう.
国際連合大学  小 堀 巖

主要目次

1. 沙漠とは
2. 沙漠化とは
3. 沙漠の気象・気候
4. 沙漠の景観
5. 沙漠での経済活動
6. 乾燥地での産業
7. 沙漠での生活
8. 沙漠の文化・芸術
9. 沙漠と歴史
10. 沙漠の生態系
11. 沙漠の資源と利用
12. 沙漠と環境問題
13. 沙漠の観測
14. 沙漠の水
15. 沙漠の土
16. 沙漠化防止と複合技術


[跋文より]
 沙漠は一つの総合体であって、研究者ばかりでなく、官僚、政治家、諸産業の事業者・経営者、芸術家・作家、医療関係者など幅広い分野の人たちがかかわる。研究分野だけからみても、総合大学のすべての学部に沙漠における諸問題に取り組む研究者が必要である。考古・歴史・法律・政治・文芸作品などにかかわる文学部、経済・交通・運輸などにかかわる経済学部、遊牧民・少数民族にかかわる社会学部、地球科学・生物学などにかかわる理学部、エネルギーの開発利用・オアシスにおける建築・建設などにかかわる工学部、農地灌漑・土地利用や開拓・開墾にかかわる農学部、砂塵あらしに起因する塵肺・劣悪な生活環境における医療にかかわる医学部などである。
 このような状況にある"沙漠"について、最新の研究成果がまとめられているのが"沙漠の事典"である。高校生から専門家まで、そして沙漠にかかわる仕事をしているすべての分野の方々に広く利用されることを願って止まない。
国際連合大学  吉野 正敏


編集委員会


執 筆 者


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