『理科年表平成24年』の新規および大幅改訂項目について

新規項目にはマーク、改訂項目にはUpdate!マークをそれぞれ付しました。とくに大幅な改訂のあった項目にはRenewal!マークとしました。


■ 暦 部 ■

2012年の1年間のこよみデータ(日出入、月出入、国民の祝日など)に更新します。また、2012年5月21日に日本で見られる金環日食の情報を掲載します。

凡 例 Update!
国民の祝日、日曜表、二十四節気、雑節 Update!
太陽、月 Update!
グリニジ視恒星時 Update!
夜明、日暮、日出入方位、日南中高度 Update!
各地の日出入 Update!
太陽と月の出入・南中推算表 Update!
各地の日出入方位、日南中高度 Update!
潮汐、各地潮時の平均改正数 Update!
代表的な太陽系天体の位置 Update!
惑星現象 Update!
日 食 
月 食 
日面経過 
東京三鷹で見える掩蔽 Update!
長周期変光星の推算極大 Update!
明るい食連星の推算極小 Update!
最近三百二十年年代表 Update!
世界各地の標準時 Update!
北極星の子午線通過、最大離角 Update!
ユリウス日 Update!
太陽の自転軸 Update!


■ 天文部 ■

掲載データをIAUが推奨する(教科書も同様)SI単位系に変更します。

地 球 Update!
惑星表 Update!
太陽、惑星および月定数表 Update!
衛星の表 Update!
月 Update!
近時の月食 Update!
おもな太陽系天体の大気化学組成 Update!
準惑星および冥王星型天体 Update!
太陽系小天体 Update!
小惑星と隕石の物理的特性 Update!
周期彗星 Update!
彗星の物理的諸量 Update!
おもな流星群 Update!
流星スペクトルのおもな輝線 Update!
太陽の諸定数 Update!
太陽面諸現象 Update!
太陽輻射エネルギーの波長分布 Update!
太陽外層の構造 Update!
太陽内部の構造 Update!
おもな太陽吸収線 Update!
おもな太陽紫外域輝線および連続光 Update!
おもな彩層輝線 Update!
おもなコロナ輝線 Update!
太陽黒点の分類 Update!
最近の黒点相対数 Update!
太陽の黒点相対数 Update!
最近の大きなフレア Update!
太陽電波、X線、γ線、粒子 Update!
星 座 Update!
恒星のスペクトル型 Update!
近距離の恒星 Update!
新 星 Update!
等級の種類と有効波長、空間吸収 Update!
天体の距離と絶対等級 Update!
星の光度、照度と輻射エネルギー Update!
恒星の物理的諸量 Update!
恒星の数と分布 Update!
恒星の系統的運動 Update!
太陽系外惑星系 Update!
褐色矮星 Update!
銀河系 Update!
銀河団 Update!
超銀河団と宇宙の大規模構造 Update!
宇宙の元素組成 Update!
宇宙線 Update!
宇宙γ線 Update!
おもな高エネルギーγ線源 Update!
宇宙赤外線 Update!
宇宙電波 Update!
星間分子雲 Update!
これまでに観測された星間分子 Update!
世界時 Update!
力学時 Update!
極運動と自転速度変動 Update!
歳差による位置の変化 Update!
大気の減光 Update!
夜天光 Update!
夜天光成分光の天頂平均輝度 Update!
おもな大気光輻射 Update!
黄道光の輝度および偏光度 Update!
おもな地上望遠鏡群所在地 Update!
世界のおもな光学赤外線望遠鏡 Update!
日本のおもな光学赤外線望遠鏡 Update!
世界の天文観測衛星・太陽系探査機 Update!
日本のおもな天文観測衛星・太陽系探査機 Update!
天文学上のおもな発明発見と業績 Update!
「天文学上のおもな発明発見と業績」の大改訂 
南極からの天文学 

《Topic》
1)「天文学上のおもな発明発見と業績」の大改訂
〔岡村定矩(東京大学大学院)/中村 士(放送大学)〕
※ 理科年表の第1冊目(1925年)から掲載する「天文学上のおもな発明発見と業績」を昨年版で大改訂しました。掲載から改訂の経緯など詳しく解説します。
⇒「理科年表オフィシャルサイト」では資料作成の参考文献の一覧を掲載
2)南極からの天文学 〔高遠徳尚(国立天文台ハワイ観測所)〕
※ 近年、南極大陸内陸の高地に望遠鏡を作ろうとする動きが活発になっています。なぜ南極に作るのか、それによってどんな新たな天文学の世界が拓けるのか等を概説します。


■ 気象部 ■

10年ぶりの全面大改訂
※ 気象部では、単年の観測データの他に、日本の平均的な数値となる30年平年値を掲載しています。この平年値は10年毎に更新され、昨年版までの10年間は「1971―2000年」数値を使用してきました。平成24年版から「1981―2010年」数値に全面大改訂します。
世界の気象観測地域を204→240地点に増加、見づらかった地図も一新
※ 旅行会社や海外旅行に出かける人に重宝されている世界の気象データ。「11月のパリの気温は何℃くらいかしら?」「これなら薄手のコート1枚でOKだね!」……理科年表を見ながらこんなやり取りがなされているかどうかはわかりませんが、平成24年版より観測地点を大幅にアップし(南極も入りました)、より多くの地域の情報がわかります。

国内の気象観測平年値と最大記録など Update!
気象部に掲げた国内の観測地点(気象官署)一覧表 Update!
海面気圧の月別平年値 
気温の月別平年値 
気温の半旬別平年値 
日最高気温の月別平年値 
日最低気温の月別平年値 
日最高気温・日最低気温の階級別年間日数の平年値 
気温の最高および最低記録 Update!
降水量の月別平年値 
降水量の半旬別平年値 
日降水量 1mm以上の日数の月別平年値 
日降水量 10mm以上の日数の月別平年値 
日降水量 30mm以上の日数の月別平年値 
日降水量 50mm以上の日数の月別平年値 
日降水量100mm以上の日数の月別平年値 
日降水量・1時間降水量・10分間降水量の最大記録 Update!
年降水量の多い値、少ない値(1位〜3位) Update!
日最大風速10m/s以上の日数の月別平年値 
日最大風速15m/s以上の日数の月別平年値 
風速の最大記録 Update!
最多風向の月別平年値 
気温・降水量・風速の1位〜10位 Update!
相対湿度の月別平年値 
日照時間の月別平年値 
日照時間0.1時間未満の日数の月別平年値 
日平均雲量1.5未満の日数の月別平年値 
日平均雲量8.5以上の日数の月別平年値 
霧日数の月別平年値 
雷日数の月別平年値 
霜の初日・終日の平年値と最早・最晩 
雪(降雪)日数の月別平年値 
雪(降雪)の初日・終日の平年値と最早・最晩 
日最深積雪 0cm以上の日数の月別平年値 
日最深積雪 10cm以上の日数の月別平年値 
日最深積雪 20cm以上の日数の月別平年値 
日最深積雪 50cm以上の日数の月別平年値 
日最深積雪100cm以上の日数の月別平年値 
積雪の最深記録 Update!
全天日射量の日積算量の月別平年値 
直達日射量瞬間値の月別平年値 
大気透過率の月最大値の平年値、月別平年値 
大気混濁係数の月別平年値 
直達日射量の日積算量の月別平年値、月最大値の平年値 
各年の月平均気温 Update!
生物季節観測平年値 
世界の気象観測平年値 
気象部に掲げた世界の観測地点一覧表 
世界の気温の月別平年値 
世界の相対湿度の月別平年値 
世界の降水量の月別平年値 
高層気象観測平年値 Update!
高層気象観測月別平年値 21時の相対湿度 
高層気象観測月別平年値 21時のジオポテンシャル高度 
高層気象観測月別平年値 21時の気温 
高層気象観測月別平年値 21時の合成風の大きさと風向 
高層気象観測平年値 21時の観測値の年平均値 
台 風 Update!
梅雨入り・梅雨明けの平年値 
日本近海の海面水温図 
日本のおもな気象災害 Update!


■ 物理/化学部 ■

原子量データの改訂
※ 国際純正・応用化学連合の原子量および同位体存在度委員会による原子量データの大改訂に伴い関連データの変更を行いました。本誌見返しにも、新しくなった周期表を掲載します。

原子量 Renewal!
元素の周期表 Renewal!
原子およびイオンの電子構造 
密 度 Update!
おもな放射性核種(放射性同位体) Renewal!
天然放射性核種 Renewal!
壊変系列図 Renewal!
素粒子 Update!
空気と混合したガスの爆発範囲 Update!
種々の物質の化学式 Update!
無機物質のおもな構造と反応 Update!
おもな有機化学反応 Update!
糖 質:単糖類 Update!
糖 質:多糖類 Update!
脂肪酸 Update!
リン脂質 Update!
糖脂質 Update!
飽和炭化水素 Update!
ステロイド Update!
水溶性ビタミンと補酵素 Update!
植物ホルモン Update!
動物ホルモン Update!
抗生物質 Update!
化学上のおもな発明および発見 Update! 


■ 地学部 ■
「火山」「地震」の最新情報
※ 火山データは2010年までに噴火した情報に、地震は「3.11東北地方太平洋沖地震」を含む2011年10月現在までの情報を掲載します。また、このたびの地震による影響で地殻変動が生じ、経緯度原点が改定されています。

日本測地系2000 Update!
日本のおもな島 Update!
世界のおもな高山 Update!
日本のおもな山 Update!
世界の大河 Update!
世界のおもな河川 Update!
日本のおもな河川 Update!
日本のおもな湖沼 Update!
GPSによる全国水平地変動図 
世界各地の潮汐 Update!
日本近海の海流模式図 Update!
世界の表面水温図 Update!
日本の県別面積・人口・土地利用 Renewal!
日本のおもな都市の面積・人口 Renewal!
元素の存在比 
地殻とマントルの主成分組成 Renewal!
隕石の分類 
隕石の年代 
おもな火成岩(火山岩) 
おもな火成岩(深成岩) 
2010年に噴火した火山 
日本のおもな火山 Renewal!
日本のおもな火山に関する噴火記録 Renewal!
日本付近のおもな被害地震年代表 Renewal!
日本付近のおもな被害地震の震央 Renewal!
世界のおもな大地震・被害地震年代表 Update!
日本付近のおもな地震(2010年) Update!
世界のおもな地震(2010年) Update!
世界各地の地磁気要素 Update!
国際標準地磁気展開係数 Update!
地磁気の永年変化 
地磁気極と磁極 
太陽地球環境 Update!
オーロラ(極光) Update!
地磁気活動度(Kp指数) Update!
日本のジオイド高分布図 
世界のジオイド高分布図 Update!
電離圏の特徴 Update!
おもな電離圏擾乱現象 Update!
東京における地方時12時のfoEの各月別中央値 Update!
東京における地方時12時のfoEsの各月別中央値 Update!
地方時の0時におけるfoF2の各月別中央値 Update!
地方時の12時におけるfoF2の各月別中央値 Update! 


■ 生物部 ■
動物分類表 
年次別・年齢別・性別平均体位 Update!
年次別・性別人口・出生・死亡数 Update!
年次別・年齢別・性別人口 Update!
年次別・年齢別・性別死亡数 Update!
細胞の構成要素と機能 Update!
原核細胞と真核細胞の構造の比較 Update!
細胞小器官の膜による分類 Update!
動物組織細胞の種類 Update!
幹細胞の種類と分化能(動物) Update!
細胞成長因子・サイトカイン Update!
マクロファージ・樹状細胞などの病原体関連分子パターンを認識するレセプター Update!
T細胞と抗原提示細胞との相互作用における作用分子 Update!
免疫担当細胞の種類と分化 Update!
栄養素等の摂取量 Update!
食品の群別平均摂取量 Update! 
収縮期(最高)血圧平均値の年齢別・性別状況 
拡張期(最低)血圧平均値の年齢別・性別状況 
各種動物の血圧 Update!
ミトコンドリア内膜における酸素呼吸の電子伝達系 Update!
光合成の電子伝達系 Update!
紅色非硫黄光合成細菌の電子伝達系 Update!
飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸の生合成経路 Update!
脂肪酸の酸化 Renewal!
生命科学上のおもな業績 Update!
ゲノム医学・ゲノム医療 

《Topic》
ゲノム医学・ゲノム医療 〔中村祐輔(東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター)〕
※ ヒトの30億にもおよぶ遺伝暗号が2003年にほぼ全容が解明され、現在では個人々々の遺伝暗号の違いをデータベース化するプロジェクトが進んでいます。それにより医療分野では個人に合った薬剤を作ることができる等、オーダーメイド医療への応用が期待されており、SF世界のようなことが実現可能になってきています。


■ 環境部 ■
気象庁観測の環境データを更新
※ 温暖化の影響か、とくに気になる気温に関するデータでは、ここ80年近くにわたる経年変化データから真夏日・熱帯夜・冬日の傾向がわかります。また、温暖化の原因ともされる温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素など)の排出状況の推移、黄砂現象に関するデータも掲載します。そのほか、ゴミ、廃棄物、リサイクルに関する情報も最新のものに更新します。

世界の年平均地上気温の平年差 Renewal!
日本の年平均地上気温の平年差 Renewal!
各都市の日最高気温30℃以上(真夏日)の年間日数 Update!
各都市の日最低気温25℃以上(熱帯夜)の年間日数 Update!
各都市の日最低気温0℃未満(冬日)の年間日数 Update!
サクラの開花日 Update!
イチョウの黄葉日 Update!
 エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差 Update!
オホーツク海の海氷域面積 Update!
日本沿岸の年平均海面水位 Update!
東経137度に沿った水温・塩分鉛直断面 Renewal!
二酸化炭素 Update!
メタン Update!
一酸化二窒素 Update!
一酸化炭素 Update!
オゾン(対流圏) Update!
エーロゾル Update!
大気混濁係数 Update!
オゾン層破壊物質(日本の大気中フロン11、12、113の月平均値) Update!
オゾン全量 Update!
オゾンホール Update!
UVインデックス(UV指数)(UVインデックス8以上の出現率)  Update!
黄 砂 Update!
酸性雨(雨の酸性度) Update!
世界の年蒸発散量(陸域)と年蒸発量(海洋) Update!
世界の年降水量 Update!
水域の透明度 Update!
海水の含有元素濃度 Update!
閉鎖性海域へのCOD、TN、TPの負荷量 Update!
指定湖沼へのCOD、TN、TPの負荷量 Update!
世界の河川のBOD Update!
指定湖沼の水質(COD)状況 Update!
世界の湖沼の水質(全リン、全窒素)  Update!
河川における底生生物・水生昆虫類の地理的分布 Update!
赤潮の発生件数 Update!
月別の赤潮発生件数 Update!
原因プランクトン別の赤潮発生件数の割合 Update!
年次別・主要魚種別・海面漁獲量 Update!
年次別・主要魚種別・河川湖沼漁獲量 Update!
年次別・河川湖沼別・種別漁獲量 Update!
水鳥の主要渡来地と保護地域 Renewal!
世界の米作(世界のおもな国の米(もみ)の収穫量と収穫面積) Update!
地球表層(生物圏)におけるリンの循環 Update!
世界のCO2排出量 Update!
日本の温室効果ガスの総排出量 Update!
日本のおもな農薬生産量 Update!
殺虫剤、殺菌剤・消毒剤、除草剤等の日本の輸出入 Update!
化学物質の許容濃度 Update!
ヒト発がん物質と評価されたおもな化学物質・製造工程等 Update!
新たに製造・輸入される化学物質 Update!
化審法に基づく規制対象物質 Update!
残留性有機汚染物質(POPs)/化学物質環境実態調査 Update!
平成21年度POPsモニタリング調査結果 
国レベルの物質収支(資源生産性、循環利用率、最終処分量) Update!
各種製品群のリサイクル率 Update!
一般廃棄物の発生量 Update!
産業廃棄物の発生量 Update!
産業廃棄物の再生利用量、中間処理減量、最終処分量 Update!
エネルギー・環境問題とバイオマス 

《Topic》
エネルギー・環境問題とバイオマス
〔川口 哲(独立行政法人科学技術振興機構研究開発戦略センター)〕
※ 近年、地球温暖化対策の観点から再生エネルギーが注目されています。その再生エネルギーの中核を担い注目されているのがバイオマスエネルギーです。バイオマスは光合成によって作り出されるため、バイオマスエネルギーの利用によって排出される二酸化炭素は、もともと大気中に存在していた二酸化炭素とも言い換えることができ、地球温暖化に影響しないと規定され注目を集めています。
このたびの東日本大震災が引き起こした原発事故によって、日本のみならず世界中の人々にあらためて「原発の是非」が問われることになりました。一概にすべてをこのようなクリーンなエネルギーに変換することは難しいと思いますが、将来のエネルギーのあり方を考えるきっかけとなると思います。

■ 附 録 ■
ノーベル賞情報(各賞の受賞者と受賞理由)を1901〜2011年まで(本年度受賞者の最新情報も掲載)の111年間分を掲載します。

■□ 特 集 □■
このたびの東日本大震災は1000年に一度ともいわれる大災害となりました。平成24年版では特集ページを設け、各分野の専門家による解説を掲載します。掲載内容は下記のとおりです。

1)世界のプレートと沈み込み帯
2)プレート境界地震や津波の発生メカニズム
〔以上、大木聖子/纐纈一起(東京大学地震研究所)〕
3)東日本大震災と生物多様性
〔山内晧平〔(愛媛大学社会連携推進機構/愛媛大学南予水産研究センター)〕
4)植物や菌類による土壌の放射能浄化 〔山下雅道(JAXA宇宙科学研究所)〕
5)大震災で発生した膨大ながれき廃棄物に関する情報
〔滝上英孝(独立行政法人国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター)〕
6)原子の構造と同位体
7)原子核崩壊(壊変)と放射線
8)放射線の種類と性質
9)放射線の遮蔽
10)放射線に関する量と単位
〔以上、兵頭俊夫(高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所)〕
11)原子核分裂と原子炉 〔岩本 昭(独立行政法人日本原子力研究開発機構)〕
12)核融合 〔山田弘司(核融合科学研究所ヘリカル研究部)〕
13)放射線の人体への影響 〔佐々木康人(社団法人日本アイソトープ協会)〕
14)放射線防護の諸基準 〔小佐古敏荘(東京大学大学院工学系研究科)〕


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