RFマイクロエレクトロニクス

Behzad Razavi 著・黒田忠広 監訳
A5判・並製・382ページ・発行 丸善出版事業部
本体価格5,200円(税別) ISBN:4-621-07005-3


 無線周波数(RF:Radio Frequency)とワイヤレスの市場は、ポケベル、携帯電話、コードレス電話、ケーブルモデム、RFタグなど、ますます広範な領域に拡大し、我々の生活の隅々にまで浸透しつつあります。このようなRF製品の設計は、集積回路(IC)だけでなくさまざまな分野の技術が求められる点で、他の技術と大きく異なります。
 本書は、RF集積回路システムの解析と設計を学ぶ人のために、RFエレクトロニクスのシステム的な取扱いをやさしく解説します。電磁波や通信理論の必要な知識から始まり、RF送受信回路の設計に至るまでを、アナログICの設計と信号システムの理論に関する基礎知識のみを前提に解説しています。大学生やメーカの若い研究者の方々に教養を養う目的で読んでいただきたい本です。
■監訳・黒田忠広先生より本書ページを作成いただきました。 (正誤表を掲載しています。)こちら


*****主内容*****
第1章 はじめに
複雑さの比較/設計のボトルネック/応用分野/アナログ方式とデジタル方式/ 製造技術の選択

第2章 RF回路設計における基本コンセプト
非線形性と時変性/符号間干渉/ランダムプロセスとノイズ/ 感度とダイナミックレンジ/受動回路を用いたインピーダンス変換

第3章 変調と復調
アナログ変調/デジタル変調/変調方式のパワー効率/非コヒーレント復調

第4章 多元接続方式と無線規格
移動体RF通信/多元接続方式/無線規格

第5章 送受信機アーキテクチャ
受信機アーキテクチャ/送信機アーキテクチャ/送受信機の性能試験/製品事例

第6章 低雑音増幅器とミキサ
低雑音増幅器/ダウンコンバージョン・ミキサ/縦続接続段の再考

第7章 発振器
発振器の原理/基本LC発振器回路/電圧制御発振器/位相雑音/ バイポーラおよびCMOS LC 発振器/内蔵コイル/共振器を用いない電圧制御発振器/ 移相器/片側波帯(シングルサイドバンド)の生成

第8章 周波数シンセサイザ
一般概要/PHASE-LOCKED-LOOPS (PLL)/RFシンセサイザの構成/分周器

第9章 パワーアンプ
一般的考察事項/パワーアンプの級/高効率パワーアンプ/ 大信号時のインピーダンス整合/線形化の手法/設計例