日本文化のかたち百科

小町谷朝生(東京芸術大学名誉教授)
細矢治夫
(お茶の水女子大学名誉教授)
宮崎興二
(京都大学名誉教授) 編
発行:丸善株式会社

A5判・736頁+カラー口絵16頁 上製・函入
本体価格18,000円 
ISBN978-4-621-08039-9
現代人が忘れかけている日本の文化や伝統からつくられた「かたち」の世界を個性豊かにビジュアルに紹介。
建物、遊び、宗教、芸事など、日本の昔ながらの文化を2,000点の図版で楽しく読み解く。
日本文化史上のかたちを、色や数にも注目しながら、今までになかった新鮮な切り口でまとめた、ビジュアルでかつ、楽しく読める事典。
図版はおよそ2,000点! 日本文化に関わるさまざまなかたちを、科学的視点も交えて興味深く解説。
広範囲の伝統的なかたちを収集し、その意味や故事来歴・由来を、黄金比や白銀比といったような、数学的、科学的側面にも注目しながら解説。
収録テーマ数は約200、総索引数約3,000。
執筆者数 総勢約100名。その道の第一人者や家元などが多数執筆に参加。

 日本には、昔から、かたちのことを色といって、「色は匂へど散りぬるを」とか「色即是空」、つまりかたちとは、はかないもの、ないようなもので、かたちの見えないわびさび幽玄こそ日本の美の真髄、と考えてきた歴史があります。
 その一方で、日本の野山は四季折々に美しい花鳥風月のかたちに彩られ、神社仏閣の奥深くは絢爛豪華な装飾で埋め尽くされてきました。年中行事や歌舞音曲、芸道、工芸、書画、さらには味が問題の和風料理や和菓子などにさえ見られる日本独特のかたちは、世界中の人たちから注目されています。
 このような一見矛盾したところがあるだけに、日本の伝統的なかたちは、時や場所や場合に応じて、心のおもむくまま変幻自在に作られてきたものが多く、そのすべてを秩序立てて解説するという作業はほとんど不可能と言えるかもしれません。
 本書では、そうしたどこまでも広がる日本のかたちの世界を前にして、めでたい吉祥を意味したり、神事や仏事に関係したり、塔や堂を支えたりするなど、日常生活上何らかの大きな役目が与えられてきたと思われる『かたち』に注目して、その意味や由来、あるいは隠されたエピソードなどについて、気軽にかつ個性豊かな随筆風にご紹介いたします。

執筆者一覧 (50音順)


主な掲載項目


組見本




丸善(株)出版事業部