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叢書インテグラーレ016
「タバコ広告でたどるアメリカ喫煙論争」
「タバコ」はいかにして世に生き残るのか——。
2017年12月発売

(2017/12/12)


タバコ広告でたどるアメリカ喫煙論争

2020年の東京オリンピックを前に、飲食店での受動喫煙対策の議論が行われているタバコ。結論が先送りにされているこの議論のポイントは、「経済問題として捉えるべきか、健康問題として捉えるべきかである」と著者は述べています。
本書では、アメリカの経済を植民地時代から支えてきた葉タバコの生産とその加工品の嗜好の是非が、時代の流れと共に否定的に傾いていく様子と、産業として根強いタバコ業界との論争「アメリカタバコ戦争」を、当時の広告から読み解き、タバコをめぐるアメリカ社会の軌跡をたどっています。

紙巻きタバコ流行のきっかけとなった第一次世界大戦を含む、19世紀終盤から21世紀の現代に至るまでを取り上げています。大衆消費社会の象徴となったタバコは様々な「広告」によって市場が活気づけられてきましたが、健康問題が指摘され批判が高まってからはスポーツ選手や医者を使った広告で健康をアピールし、広告は「商品宣伝」から「意見広告」へと姿を変えてきました。 健康志向・未成年喫煙の反対など社会的な要請とタバコ産業の共存は、電子タバコの普及と喫煙の制限を声高にうたう現代社会の様相を改めて考える契機にもなるといえるでしょう。


■目次
第一章 初期タバコ広告
第二章 紙巻きタバコの流行と時代背景
第三章 健康をアピールする証言広告
第四章 タバコ不健康説と「マルボロ」広告
第五章 受動喫煙に関する意見広告
第六章 未成年者の喫煙に関する意見広告


叢書インテグラーレ016
タバコ広告でたどるアメリカ喫煙論争
広島大学大学院総合科学研究科 編 岡本 勝 著
四六判 192ページ ISBN978-4-621-30232-3
定価 本体1,900円 +税

2017年12月発売
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