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「有機反応機構」
電子の動きによる反応機構の書き方を理解。
2017年11月発売

(2017/11/14)


有機反応機構

有機反応機構は、有機化学の基礎だけでなく、生命科学の基礎でもあり、重要なものといえます。反応機構を理解することで、分子のレベルで生命現象をひもとくことが可能になります。

本書は、有機反応機構を電子の動きから納得して理解するためのテキストです。化学結合論の基礎から反応の立体電子効果まで、軌道相互作用に基づいて、反応機構をわかりやすく説明するとともに、電子の動きを巻矢印で示して有機反応と有機化学の基礎を解説しています。電子の動きによる反応機構の書き方および反応がどのように、なぜ起こるのかを理解することで、初見の有機反応に対して「合理的な反応機構」が書け、多様な有機反応を関係づけて理解できるようになる一冊です。


■目次
1 基礎的事項
1.1 有機分子の表し方
1.2 化学結合
1.3 有機分子の形
1.4 立体化学と異性体
1.5 電子の非局在化と共鳴

2 酸と塩基
2.1 ルイス酸・塩基
2.2 ブレンステッド酸・塩基
2.3 カルボアニオン
2.4 カルボカチオン

3 有機反応の機構
3.1 有機反応の表し方
3.2 反応における軌道相互作用
3.3 反応のエネルギー:反応速度と平衡定数

4 カルボニル基への求核付加と付加−脱離による置換
4.1 カルボニル結合の極性
4.2 求核付加の種類
4.3 ROH付加の反応機構
4.4 平衡定数と反応性
4.5 アミンの反応:イミンとエナミンの生成
4.6 エステルとカルボン酸誘導体の反応
4.7 ヒドリド還元とグリニャール反応

5 飽和炭素における求核置換反応
5.1 SN2反応
5.2  SN1反応とその機構
5.3 隣接基関与
5.4 溶媒効果
5.5 アルコールとエーテルの反応

6 脱離反応
6.1 E1反応
6.2 E2反応
6.3 脱離反応の位置選択性
6.4 置換と脱離の競争

7 C=C結合への求電子付加と付加−脱離による置換
7.1 アルケンのプロトン化
7.2 ハロゲンの付加
7.3 エポキシ化
7.4 アルキンへの求電子付加
7.5 ブタジエンへの求電子付加
7.6 ディールス・アルダー反応
7.7 芳香族求電子置換反応

8 エノラートイオンとその反応
8.1 エノール化
8.2 エノールとエノラートへの求電子付加反応
8.3 アルドール反応
8.4 クライゼン縮合
8.5 1,3–ジカルボニル化合物のエノラートイオンとアルキル化
8.6 リチウムエノラート
8.7 エノラート等価体

9 一般酸塩基触媒,求核触媒,そして有機分子触媒
9.1 一般酸塩基触媒反応
9.2 求核触媒反応
9.3 ピリドキサールによるアミノ酸の変換
9.4 有機分子触媒

10 求電子性C=C結合への求核付加と求核置換反応
10.1 α,β–不飽和カルボニル化合物への共役付加
10.2 その他の求電子性アルケン
10.3 エノラートの共役付加
10.4 芳香族求核置換反応

11 転位反応
11.1 電子不足炭素への1,2–移動
11.2 ほかの電子不足原子への1,2–移動
11.3 カルベンとニトレンの転位
11.4 シグマトロピー転位と電子環状反応

12 ラジカル反応
12.1 ラジカルの安定性と結合解離エネルギー
12.2 アルカンのハロゲン化
12.3 水素化スズを用いる反応
12.4 アルケンへのラジカル付加
12.5 β開裂
12.6 自動酸化
12.7 電子移動



有機反応機構
有機反応を深く理解するために
奥山 格 著
B5判 150ページ ISBN978-4-621-30213-2
定価 本体2,800円 +税

2017年11月発売

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