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「ミュオグラフィ—ピラミッドの謎を解く21世紀の鍵」
ミュオグラフィという透視技術の可能性にせまる。
2017年9月発売

(2017/08/25)


ミュオグラフィ

「ミュオグラフィ」とは、素粒子ミュオンを用いて巨大物体の内部を描き出す最先端の科学技術のことをいいます。
フォトン(光子)を使って物体を映し出す技法を、日本語では写真といいますが、英語ではフォトグラフィといいます。その理由は、ギリシャ語で「光」を表すフォトス(PHOTOS)、「描くこと」を表すグラフィ(GRAPHE)を併せて作られた言葉だからです。2009年にそれと同じ理屈で、「MUON」と「GRAPHE」を併せた言葉「ミュオグラフィ(MUOGRAPHY)」という言葉が作られました。

本書は、最新の科学技法である「ミュオグラフィ」を用いて、最終的にはクフ王のピラミッドと並ぶ大ピラミッド「カフラー王のピラミッドの重さを計る」とう前例のない問題に挑戦しています。そこで得られた新たな知見・情報から、ピラミッド研究に対する新たな可能性、ミュオグラフィ自体が持つさらなる可能性が指し示された興味深い内容の一冊といえるでしょう。


■目次
《第1部 ピラミッド》
第1章 ピラミッドは「墓」なのか?
 1.1 古代エジプトにおける埋葬
 1.2 古代エジプトにおける墓の発展過程 
 1.3 ミイラの誕生と身代わり人形シャブティ
 1.4 ピラミッドとミイラ

第2章 ピラミッドの持つ意味について
 2.1 カノポス容器にみる古代エジプト人の死生観
 2.2 古代エジプト人の死生観とミイラ製作
 2.3 カノポス壷とはなにか
 2.4 ピラミッドの中のカノポス容器
 2.5 ピラミッドは王の墓である

第3章 ピラミッド両墓制論からの視点
 3.1 ケントカウエス王妃はエジプト王となったのか?
 3.2 シェプセスカフ王とマスタバ・ファラウン
 3.3 ケントカウエス王妃と第5王朝の誕生
 3.4 ケントカウエス王妃とギザの第四のピラミッド
 3.5 ケントカウエス王妃とアブ・シールのピラミッド

第4章 ピラミッドはどのようにしてつくられたのか?
 4.1 古代エジプトにおけるピラミッドに関する記
 4.2 古代ギリシア・ローマ人たちの記述
 4.3 21世紀以前のピラミッド学
 4.4 21世紀以後のピラミッド学とネオ・ピラミッドロジー(Neo Pyramidology)の提唱

第5章 ピラミッドの重さ
 5.1 ピラミッドは重いか軽いか
 5.2 メイドゥムの崩れピラミッド
 5.3 ダハシュールの屈折ピラミッド
 5.4 ダハシュールにある赤ピラミッド
 5.5 ラフーンのピラミッドの持つ意味
 5.6 ピラミッドと地震と耐震構造
 5.7 文明は自然災害で進歩する

《第2部 ミュオグラフィ》
第1章 宇宙からの素粒子ミュオンで巨大物体を視る
 1.1 ミュオグラフィの黎明
 1.2 ミュオグラフィとは
 1.3 ミュオグラフィの試み

第2章 ミュオグラフィの原理
 2.1 銀河系起源のミュオン
 2.2 物質を透過するミュオン
 2.3 透視画像作成の流れ
 2.4 ミュオグラフィ観測技術の発展
 2.5 ミュオグラフィ観測技術の新たな展開

第3章 ミュオグラフィ研究の加速
 3.1 世界におけるミュオグラフィ
 3.2 ピラミッドから火山へ、そして再びピラミッドへ


ミュオグラフィ
ピラミッドの謎を解く21世紀の鍵
田中宏幸・大城道則 著
四六判 336ページ ISBN978-4-621-30194-4
定価 本体3,000円 +税

2017年9月発売
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