丸善出版 ニュース

「ヒューマンロボティクス—神経メカニクスと運動制御」
ロボット工学に役立つ医・工分野のまとめ。
2017年8月発売

(2017/08/22)


ヒューマンロボティクス

ヒューマンロボティクス(Human Robotics)は、ロボット工学とは異なる新しい学問分野です。ロボット工学は機械と電気・電子および計測・制御の技術を駆使し、機能を生みだす学問ですが、ヒューマンロボティクスは、「生体力学と神経制御をシステムレベルで合成するもの」です。

本書は、生理学、工学、および計算論的神経科学でのアプローチを統合し、神経制御システムの適応と機械プラントの特性の適応との両方の視点から、人の運動制御の扱い方を解説しています。1章から3章では、ヒューマンロボティクスの基本概念を紹介し、人の動きの神経制御とそれに伴う神経系の信号伝達や筋肉の機構とその力学的制御について述べられています。4章からは、学習や統合、制御などを解説し、さらに数理理論を用いてモデル化を図り、実験結果と比較。それらを神経リハビリテーションにいかに応用するかを紹介します。ここで得られた知見が、実用的な結果に直結するだけでなく、より高度なロボット機構やシステム構築のための基盤として役立つに違いありません。

ロボット工学やリハビリテーションなどを学ぶ方だけでなく、統計学、計測制御工学、メカトロニクス、機械工学に関する研究をされている方にとっても、この分野の理論がいかに人に応用されるかを知ることができ、本書で紹介される人の機能から新たな機械や理論の構築のヒントが得られるでしょう。


■目次
1章 序論および主要概念
2章 運動の神経制御
3章 筋肉の力学と制御
4章 単関節の神経力学
5章 多関節多筋肉の運動学とインピーダンス
6章 多関節動力学と運動制御
7章 運動の学習と記憶
8章 不安定・予想不可能な状況下の運動学習
9章 運動計画とオンライン制御
10章 感覚フィードバックの統合と制御
11章 神経リハビリテーションとロボット工学への適用
付録:変数の定義
文献


ヒューマンロボティクス
神経メカニクスと運動制御
Etienne Burdet, David W. Franklin,
and Theodore E. Milner 著
渡邊嘉二郎・小林一行・栗原陽介 監訳

A5判 300ページ ISBN978-4-621-30185-2
定価 本体5,400円 +税

2017年8月発売
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