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「中国古代化学—新しい技術やものの発明がいかに時代をつくったのか」
中国から世界に発信された新しい技術や発明とは。
2017年9月発売

(2017/08/29)


中国古代化学

新石器時代以前から清代に至る中国の化学技術の発展の歴史を、今日の科学的知見をもとに紹介。 化学の立場から、現代科学の基礎概念の発展に古代中国が関わってきた役割を知ることができます。内容には、青磁・唐三彩・天目釉に代表される窯業、青銅・黄銅・白銅・鋼等の冶金、種々の丹薬の開発と物質に関する古代概念の形成、火薬の発明、さらに、製塩技術や、糖・酒・酢・味噌・醤油という発酵・醸造技術、藍・茜・紫・黄檗などによる染色や、織物の洗浄技術の発展の経緯が含まれます。

亜鉛は西洋科学史では18世紀に発見されたとされていますが、実は中国では6世紀(随の時代)にすでに発見されていました。
西洋科学史では古代エジプトから17世紀までを「錬金術の時代」と呼びますが、中国では「金をつくる錬金術」は完成していたといえるかもしれません。その理由は、金と同じくらい錆びにくく同じ色と輝きをもち、実用に耐えうる、銅と亜鉛の合金、黄銅(真鍮)が発明されていたからです。


■目次
1章 中国古代の製陶と製磁における化学的成果
   1 中国製陶技術の進歩と化学的成果
   2 中国の古磁器(古瓷)とその化学的成果
   3 中国古代に独自に作り出されたガラス(玻璃)

2章 中国古代の冶金における化学的成果
   1 銅と青銅の製錬における化学
   2 中国古代に始まった胆水による冶銅
   3 黄銅と金属亜鉛の製錬
   4 中国古代の独特な2種類の白銅
   5 中国古代における多種多様な鋼鉄製錬技術
   
3章 中国煉丹術と製薬学における化学的業績
   1 中国煉丹術の理論的な考え方について
   2 中国煉丹術中の実験設備
   3 中国古代丹薬化学の成果
   4 硝石、硫黄と火薬の発明

4章 中国古代の塩と糖の化学技術
   1 中国古代の製塩
   2 中国古代の飴糖と蔗糖の加工

5章 中国古代の醸造における化学的成果
   1 中国古代の酒造化学
   2 中国古代の酢と味噌の醸造化学

6章 中国古代の染料と染色における化学的成果
   1 古代中国の染料
   2 染料技術の進展
   3 漂染技術の進歩

付録
   中国における量の単位
   本文中に出てくる時代区分のおおよその期間
   地図

索引


中国古代化学
新しい技術やものの発明がいかに時代をつくったのか
趙 匡華 著
廣川 健 監修 尾関 徹・庾 凌峰 訳

B6判 278ページ ISBN978-4-621-30184-5
定価 本体1,500円 +税

2017年9月発売
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