丸善出版 ニュース

「47都道府県・妖怪伝承百科」
地元の人の心に根付く妖怪伝承。
2017年9月発売

(2017/09/04)


47都道府県・妖怪伝承百科

ファンタジー世界の中に現れる「妖怪」。
それらの多くは、長い歴史をもった日本の奥深く豊かな妖怪文化からやってきています。もともとは妖怪=「身の回りの不思議・怪異をもたらす現象、現象をもたらす存在」のことですが、江戸時代ごろより妖怪図鑑が作られるなど、姿かたちが描かれるようになり、1つのキャラクターとなっていきました。
このような日本の妖怪の温床は、全国各地で伝わる数多くの民間伝承です。

本書では、民俗学的視点から各地の生活文化・歴史に息づいた妖怪=鬼、天狗、海の怪、川の主、人魂、入道、小豆とぎ、座敷童子、狐、ムジナ、人魚など、地域の自然現象や史実から生み出された特徴的な妖怪たちを、民俗学的視点から都道府県の切り口で紹介しています。畏怖、あるいはユーモラスで不思議、非日常的な存在でありながら、どこか身近でもあるような妖怪たちの魅力とエピソードを知ることができます。
都道府県別に紹介される各地の妖怪を拾い読みする事もできますし、民間伝承や民俗社会における妖怪に関心のある方々にとって興味深い1冊ともなっています。


■目次
第 I 部 概説
1. 妖怪とは何か
民間伝承のなかの妖怪/概念としての妖怪/妖怪「によって」考える/伝説としての妖怪、世間話としての妖怪/妖怪図鑑の登場と妖怪のキャラクター化/妖怪の三つのカテゴリー/「自然」の象徴としての妖怪

2. 妖怪の歴史
古代の「神」と「鬼」/邪しき神、荒ぶる神/不定形の「鬼」たち/「天狗」の登場/「妖怪バブル」の時代/動物としての妖怪/「幽霊」の近代

3. 妖怪出現の時間と場所
妖怪は時や場を定めて−−柳田國男の妖怪論/妖怪は境界に出る−−宮田登の「境界論」/妖怪の「場所のセンス」と「偏在化」

4. 妖怪研究の歴史と現在
妖怪研究事始め−−井上円了の「妖怪学」/妖怪愛好者の源流−−江馬努と風俗史学/民俗学の妖怪研究−−柳田國男の登場/妖怪研究再始動−−宮田登・小松和彦/これからの妖怪研究に向けて

第 II 部 都道府県別 妖怪伝承とその特色

章別・都道府県別参考文献リスト


47都道府県・妖怪伝承百科
小松和彦・常光 徹 監修 香川雅信・飯倉義之 編著
四六判 374ページ ISBN978-4-621-30158-6
定価 本体3,800円 +税

2017年9月発売
この本を買う

  本件に関するお問い合わせ先:丸善出版(株)書籍営業部
   TEL 03-3512-3256 FAX 03-3512-3270
  webからのお問い合わせはこちらから

ニュースページTOPへ