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「漱石と「學鐙」」
「學鐙」創刊120周年記念出版。「學鐙」に載った今は読めない漱石関連エッセイ満載。
2017年1月発売

(2017/01/18)


漱石と「學鐙」

夏目漱石は、1867年2月9日に、江戸の牛込馬場下横町(現:東京都新宿区喜久井町)に生まれ、1916年12月9日に他界。生誕から150年、没後100年の歳月が流れました。漱石の作品の数々は、明治末期から大正時代にかけて発表され、今日まで多くの人々に影響を与えた日本文学の古典です。

代表作『こころ』で「私は半日を丸善の二階で潰す覚悟でいた。私は自分に関係の深い部門の書籍棚の前に立って、隅から隅まで一冊ずつ点検して行った」という一文があるように、創業1869年の丸善と漱石も少なからず縁があります。漱石は丸善を頻繁に利用し、万年筆や特製原稿用紙も購入しており、創刊1897年の本誌「學鐙」で、1905年に「カーライル博物館」と題するエッセイを寄稿しています。これと同時期に『吾輩は猫である』『倫敦塔』が発表されており、この作品に世間は瞠目、「カーライル博物館」は作家・夏目漱石誕生の一機縁になったと、『丸善百年史』に記されています。

2017年は、「學鐙」の創刊120周年でもあり、漱石にちなむ出版として、過去「學鐙」に載った漱石関連のエッセイの中から、現在にも通じる、興味深い25本を再録して刊行しました。編者による解説をガイドとして、英文学者で教師の夏目金之助、作家の夏目漱石の素顔を垣間見てはいかがでしょうか。


■目次
・カーライル博物館
・漱石と読書
・新秋漫語
・「猫」の含蓄(1)
・漱石と五高
・漱石の作品に現れた寅彦
・「草枕」追跡
・1900年(明治33年)12月22日(土)
・漱石と龍之介の書簡
・ロンドン先生
・ケンブリッジの英文学−漱石はなぜそこへ行かなかったか−
・内と外からの夏目漱石
・漱・鴎 並び立つ
・漱石と天文学者 木村 栄
・漱石のサイン
・「學鐙」を読む(7)−佐久間信恭と鴎外・漱石・敏−
・グラスゴウ大学日本語試験委員 夏目漱石(上)
・グラスゴウ大学日本語試験委員 夏目漱石(中)
・グラスゴウ大学日本語試験委員 夏目漱石(下)
・漱石の学位辞退と三人の英国人
・犬と猫-夏目漱石とウィリアム・ジェイムズ
・漱石俳句をよみて候(上)
・月給80円の嘱託教員−漱石の松山行き・探偵メモ
・私と古典・私の古典
・科学徒然草(13)漱石の俳句と寅彦の実験
・「漱石山房」記念館
・付録−余と萬年筆
・解説
・断り書き

漱石と「學鐙」
小山慶太 編著
四六判 238ページ ISBN978-4-621-30120-3
定価 本体1,600円 +税

2017年1月発売
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