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「アストロバイオロジー —地球外生命の可能性」
生命が宇宙に存在する謎や本質を解説。
2016年2月発売

(2016/02/18)


アストロバイオロジー

もし、あなたが「地球にはすでに宇宙人が来たことがある」と信じているのであれば、この本にはがっかりさせられると思う。 もし、あなたが「地球だけが生命を宿すまれな惑星である」と考えているのであれば、あなたはその考えを変える必要が出てくるかもしれない。(本書「はじめに」より)

宇宙規模で見れば「地球だけが特別」という理由は見つかりません。地球外生命がいてほしいと願う方にその願いが叶う可能性がどの程度であるのか、いつ頃どのようにその願いが叶う可能性があるのか、もしくはないのか、それを考えていくことのできる構成となっています。

アストロバイオロジーという分野は、まだ成長過程の研究分野ですが、急速に発展をしてきました。生命が存在する場として地球がどの程度普通の存在であるかの検討を試みている一冊です。研究者たちは、何を考え、何をなそうとしているのか、その一端を日本のアストロバイオロジーをけん引する著者がわかりやすく解説します。


■目次
第一章 宇宙人は存在するか――地球外知的生命体の可能性
人類と知性、文明の誕生/どのような惑星に知的生命体が誕生するか/どう考えるか――ドレイクの方程式/我々の文明は何年間続くのか――人類の未来/機械文明こそ我々の未来?

第二章 知的生命は誕生するか――知的生命の偶然と必然
生き残った生物たち――偶然と必然/絶滅した生物たちと繁栄した生物たち/どういう惑星に知的生命体が誕生するか――知的生命誕生の必要条件/地球外知的生命探査――SFから科学ヘ/知的生命体をどう探すか/

第三章 地球外生命――どこでどのように探すか
太陽系の中で生命が存在しうる場所/太陽系外で生命が存在しうる場所/生命存在可能領域(ハビタブルゾーン)/どのような生物を探すか/どのように探すか/太陽系外での生命探査

第四章 生命とは何か――地球生命と宇宙の生命
生命とは何か――働きアリは生きているか/生命の性質/地球生命は何からできているか/地球上の生命の仕組み/地球生命に何が必要か――なぜ水か、なぜ炭素か/ダーウィン型進化はすべてを可能にする/宇宙でどのような生命が可能か/宇宙探査のための命の定義

第五章 生命の材料はどうできたのか――宇宙の誕生と元素の起源
生命の父――宇宙/生命の源――太陽/生命の母――海/宇宙は生命のゆりかご――宇宙での有機物合成/隕石中に見つかる有機物/原始地球上での有機物合成

第六章 生命はどこで誕生しうるのか――どのように誕生するか
RNAワールド仮説/最初の細胞はどのような細胞か/生命の起源諸説/生命の起源――海か陸か/遺伝子から調べる生命の進化/生命はこうして誕生した――生命誕生のシナリオ/生命はどこでどのように誕生しうるのか

第七章 何があれば生命は進化するか――進化の条件
生命は1億年で誕生した――多数の生命の起源と絶滅/生命存続にはエネルギーが必要/生命進化には酸素が必要/生命進化における外部記憶――遺伝子から文字ヘ

第八章 我々は未来を目指す――宇宙を目指す
ドレイクの方程式/人類の未来/生命の進化/進化の偶然と必然/なぜ宇宙なのか

コラム:SFに見る人類の未来/地球史年表/フェルミのパラドックス/恒星間移動/宇宙エレベーター/好熱菌発見の歴史/ウイルスは生命か?/たんぽぽ計画――国際宇宙ステーションでの微生物と宇宙塵の捕集と曝露実験/パンスペルミア仮説/全生物の共通祖先/生命火星起源説/テラフォーミング――火星移住計画/宇宙移住計画/ダイソン球

アストロバイオロジー
地球外生命の可能性
山岸明彦 著
四六判 320ページ ISBN978-4-621-30000-8
定価 本体2,800円 +税

2016年2月発売
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