丸善出版 ニュース

「嵐の正体にせまった科学者たち ―気象予報が現代のかたちになるまで」
気象予報の歴史をそれに挑んだ28人の科学者に焦点を当て明らかにする。
2013年12月発売

(2013/12/09)


嵐の正体にせまった科学者たち ―気象予報が現代のかたちになるまで

はるかかなたの惑星を探査し、目に見えない素粒子の存在が明らかになり、ヒトの遺伝子がほとんど解明されるようになった現在でも、明日の天気を完璧に予測することは難しく、気象予報が当たらないことはしばしばです。気象予報は少し前まで科学というよりも占星術に近いものでした。科学とは認められていなかったものを、いかにして科学の範疇に収め、現代気象学へと昇華させたのか。

本書「嵐の正体にせまった科学者たち ―気象予報が現代のかたちになるまで」では、凧と雷の実験で有名なベンジャミン・フランクリンをはじめ28人の気象科学者の人となりと業績を、エピソードを交えながら興味深く解説します。ある科学者は大がかりな実験をし、またある科学者は命を危険にさらしてまで大冒険をおこないました。気象に挑み、波乱万丈に生きた科学者たちの生き様とその業績を知ることで、気象予報の身近さと難しさのギャップを理解する事ができます。


■目次
第一部 生まれたばかりの幼子
1 ベンジャミン・フランクリン ≪風を追う≫
2 ルーク・ハワード ≪雲を命名する≫
3 ジェームス・グレイシャー ≪空に赴く≫

第二部 アメリカの嵐
4 ウィリアム・C・レッドフィールド ≪痕跡を歩く≫
5 ジェームズ・P・エスピー ≪嵐の養育家≫
6 エリアス・ルーミス ≪嵐を形にする≫
7 ジョゼフ・ヘンリー ≪舞台の支度≫
8 マシュー・フォンテーン・モーリー ≪論争の嵐≫
9 ウィリアム・フェレル ≪シャイな天才≫

第三部 大きな流れ
10 ロバート・フィッツロイ ≪報われなかった先駆者≫
11 ユルバン・J・J・ルヴェリエ ≪クリミアを覆う雲≫
12 クリーブランド・アッベ ≪古びた予報屋≫
13 ジョン・P・フィンレー ≪竜巻の裏通り≫
14 マーク・W・ハリントン ≪民間人の犠牲者≫
15 アイザック・モンロー・クライン ≪ガルヴェストンへの嵐の襲来≫
16 ギルバート・ウォーカー ≪南方振動の発見≫
17 ルロイ・メイジンガー ≪果敢な死≫

第四部 前線とともに
18 ウィルヘルム・ビヤクネス ≪ベルゲン学派の指導者≫
19 ルイス・フライ・リチャードソン ≪予報工場≫
20 ヤコブ・ビヤクネス ≪寒帯前線からエルニーニョまで≫
21 トル・ベルシェロン ≪天与の洞察力≫
22 カール=グスターフ・ロスビー ≪気象局を征服する≫
23 セヴィール・ペターセン ≪Dデイの予報≫

第五部 新たな科学への急展開
24 ジュール・グレゴリー・チャーニー ≪数学を制する≫
25 ジェローム・ナマイアス ≪季節予報の予報官≫
26 エドワード・N・ローレンツ ≪カオスを計算する≫
27 テツヤ・テオドール・フジタ ≪ダウンバーストを見抜く≫
28 アンツ・リートマ ≪一線を超えて≫

参考文献
索引



嵐の正体にせまった科学者たち
気象予報が現代のかたちになるまで
John D. Cox 著
堤 之智 訳

四六判 400ページ ISBN978-4-621-08749-7
定価 本体3,200円 +税

2013年12月発売
この本を買う

  本件に関するお問い合わせ先:丸善出版(株)書籍営業部
   TEL 03-3512-3256 FAX 03-3512-3270
  webからのお問い合わせはこちらから

ニュースページTOPへ