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2050年には92億人まで増加すると予測されている地球の人口。増大する人口に十分な食糧を供給するために、われわれは何をするべきなのでしょうか。現在の農業活動をそのまま続けていては、広大な自然が失われ、何百万羽の鳥や何十億匹の昆虫を死に追いやり、農民が健康障害を受けるリスクがさらに増大することになります。環境や社会への悪影響を最小にしつつ、食糧増産の要求に応えるもっと賢い方法があるはずです。
本書有機農業と遺伝子組換え食品は12章からなり、それぞれの章を季節ごとにまとめ、食糧生産における遺伝子組換えや有機農業の役割に関係した問題を扱っています。
主要テーマの1つは、遺伝子組換えと有機農業をうまく融合することこそが、増大する人口が求める食糧を、生態学的にバランスの取れた方法で供給する重要な戦略の一つになるということです。もう1つのテーマは、生態学に配慮した農業が描く幅広い目標やその理想に向かうことが重要で、新品種の開発に利用した手段にこだわるのは意味がないということです。
未来の食糧生産における遺伝子組換えと有機農業の役割を見い出すきっかけとして、本書をお薦めいたします。
■目次
【序】
第1章 稲を育てる
【農場】
第2章 なぜ有機農業か?
第3章 有機農業の道具立て
【研究室】
第4章 遺伝子工学の道具立て
【消費者】
第5章 ランチと法律
第6章 誰を信用できるか?
第7章 GM食品を食べると危ない
【環境】
第8章 自然を保護する
第9章 雑草・遺伝子拡散・環境
【所有者】
第10章 種子は誰のもの?
第11章 遺伝子は誰のもの?
【ディナー】
第12章 変わる夕食:遺伝子組換え作物を有機農業で育てる
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有機農業と遺伝子組換え食品 明日の食卓
Pamela C. Ronald & Raoul W. Adamchak 椎名 隆・石崎陽子 監訳 椎名 隆・石崎陽子・奥西紀子・増村威宏 訳
四六判 288ページ ISBN978-4-621-08400-7 定価2,730円(税込)
2011年6月発売
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