ビジュアル天文学 見えない宇宙を観る ―天体の素顔に迫るサイエンス―

Lars Lindberg Christensen, Robert Fosbury, Robert Hurt 著
岡村 定矩
(東京大学大学院理学系研究科 教授)
発行:丸善株式会社
A4変型 152頁 本体価格3
,900円 ISBN978-4-621-08144-0


 私たちの見ている宇宙は、果たして本当の姿なのでしょうか? 残念ながら私たち人類には、肉眼で見られる範囲(可視光)のものしか見ることができません。
 いまから400年前、ガリレオが初めて望遠鏡を空に向けるまで、人類の宇宙に対する理解は、肉眼で見たものから生まれる着想や思考に限定されていました。ガリレオの望遠鏡は、いまでこそ市販のありふれた望遠鏡にも及びませんが、当時としては肉眼と比べれば、格段の違いをもたらしたのでした。
 20世紀半ばになり、「電波天文学」という異なる種類の電磁波を通して宇宙を見る技術が発展する時代を迎え、天文学の世界は一変します。
 可視光を越えた電磁波の全スペクトルにわたる色にまで視野を広げることが可能となり、これまで決して見ることのできなかった完全な宇宙の姿を見られるようになったのです。
 本書では、妖しいまでに美しい数多くの天体の画像とともに、ようやく人類が手に入れることができた完全な宇宙の姿を紹介します。


1 光と視覚・色覚
2 地上の望遠鏡
3 スペース天文台
4 可視光で見た宇宙
5 赤外線で見た宇宙
6 紫外線で見た宇宙
7 電波とマイクロ波で見た宇宙
8 X線とさらに高エネルギーの光で見た宇宙
9 多波長で見た宇宙


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