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物質中の電子の拡散に関してアンダーソン(Philip Anderson)が予言した物理を表した,2 次元格子中の電子( 赤色の球)の図。アンダーソン局在の歴史的経緯と最近の展開については,4 ページの「広がり続けるアンダーソン局在の50年」と14ページの「極低温原子でみるアンダーソン局在」を参照。(Image courtesy of Leonardo Fallani.)

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<今月の切手>
ティコ・ブラーエのウラニェンボー城の切手。72ページに関連するコラムがあります。     (通)

(平成平成22 年7 月23 日郵模第2168号)
news
局在は,予期しない場所に予期しない装いで現れる
広がり続けるアンダーソン局在の50年
A. ラゲンダイク,B. ファン・ティヘレン,D. S. ビルスマ 大塚洋一訳

量子シミュレーターは実現するか
極低温原子でみるアンダーソン局在
A. アスペ,M. イングッシオ 高本将男訳

エントロピーや温度のゆらぎに耳を澄ます
2流体理論と液体ヘリウム中の第2音波
R. J. ドネリー 斎藤基彦訳

人類が手にした最高の“視力”
VERAが挑む銀河系の精密立体地図づくり 面高俊宏
news 正三角スピンチューブとスピン液体状態 真中浩貴

カイラル分子の量子パラドックス C. デイ 染田清彦訳

ニュースダイジェスト
 S. K. ブラウ,J. ミラー, C. デイ ほか
成長する脳のなかでのニューロンの再編/ 炭酸ガス放出により海洋の水が酸性に/ バリ島のどら4 4 / 太陽系外惑星の直接撮像と惑星形成モデルの難問  ほか

クローズアップ:
地球フライバイ異常 M. M. ニート, J. D. アンダーソン 川勝康弘訳

[随想]

物理学者の悪い癖
N. D. マーミン 矢崎紘一訳

[理科教育]
18歳からの物理
加速膨張宇宙 小松英一郎

[講座]

物理学実験講座“測る” 第6回
測定器とその使い方 久我隆弘

[コラム]

メイドインジャパン物理用語 統計力学編
森公式 柴田文明

[コラム]

物理っておもしろい?
“ロゲルギスト”の愉しみ 佐藤 光

[コラム]

パリティのココロ
『パリティ』創刊25周年 その1 大槻義彦

information corner フォーラム

10月号予告

執筆者・翻訳者紹介
今月の切手

今月のキーワード
ボース‐ アインシュタイン凝縮/ フェッシュバッハ共鳴/ メーザー源

今月のパリティ
その当時,“局在”を信じる者はほとんどいなかった
電子の拡散に関する予言から始まったアンダーソン局在の物語は,半世紀を過ぎてなお,さらなる広がりをみせています。金属‐絶縁体転移の本質,さらには複雑な物質中の電磁波から地震波まで,波の性質についての多様な理論と実験を生みだしてきました。(p.4)

またとない研究の場を提供する極低温原子
アンダーソン局在の効果について,疑問はまだまだ残っています。相転移が起こる乱れの臨界値はどのくらいなのでしょうか。そして,相互作用は状況をどう変化させるのでしょう? 不規則な光ポテンシャル中の極低温原子のふるまいを観察すれば,それがわかるかもしれません。(p.14)
超流動ヘリウム研究の陰の功労者
ヘリウムIIが通常の流体と超流体の2つからできているというティサの2流体仮説は,そのふるまいの理解の基礎となりました。通常の音波,すなわち流体の密度のゆらぎを予言しただけでなく,ランダウが後に第2音波と名づけた,エントロピーや温度のゆらぎも予見していたのです。(p.24)

銀河を見すえる日本列島サイズの電波望遠鏡
身近なようでわからないこともまだ多い,私たちの天の川銀河。おおまかには,星とガスの渦巻き状の円盤を球状のハローがとり巻き,さらに,大量の暗黒物質が存在することはわかっていますが……。その銀河の精密立体地図を電波で描き出すVERA計画が,本格的に始まりました。(p.33)
アルミニウムビーズのネットワークに局在した 弾性波のエネルギー密度
アルミニウムビーズのネットワークに局在した弾性波のエネルギー密度(p.11)

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