index top index 2010index index
2010.05contents
2010.05 contents img
「あかり」が検出した天体を全天プロットした赤外線天体地図(上:波長90μm, 下: 波長9μm。JAXA提供)。くわしくは4ページからの特集記事,「「あかり」衛星による最新成果」を参照。

stamp img
<今月の切手>
ヘルツの没後100 年の記念切手。
39 ページに関連するコラムがあります。

(平成平成22 年3月8日郵模第2136号)
特集記事
特集:「あかり」衛星による最新成果
巻頭言:赤外線天文学の最前線 松浦周二,中川貴雄

見えないものを見る,宇宙の“サーモグラフィー”
宇宙を探る赤外線の目..赤外線天文衛星「あかり」 村上 浩

その組成が物語る,46億年前の太陽系の成り立ち
彗星の赤外線観測で探る原始太陽系星雲 大坪貴文

星たちは宇宙空間に元素をばらまいている
星周バウショック構造で探る恒星風と星間風の相互作用 植田稔也

水素とヘリウムだけの宇宙が,豊かな現在の姿に至るまで
赤外線で探る超新星爆発と塵形成 左近 樹

宇宙進化の秘密を知りたければ,怪物たちに訊け
「あかり」で宇宙のモンスターの生い立ちを探る 大薮進喜

ガスや塵に埋もれつつ,爆発的に星を生成する銀河
宇宙赤外線背景放射で探る原始赤外銀河と大規模構造 松浦周二

news 半導体レーザーで乱数を高速生成
J. ミラー 内田淳史訳

史上最遠方の天体となったガンマ線バースト
B. シュワルツシルト 井岡邦仁 訳

ニュースダイジェスト S. K. ブラウ,J. ミラー, C. デイ ほか
室温で実現する有機強誘電体/ 出力を補うエントロピー機関/ 相対性理論が予言した,原子の干渉への重力の影響/ 固体のレーザー冷却  ほか

[随想]
若き日の南部陽一郎と早川幸男の想い出をめぐって〈後編〉:大阪市立大学の3年間 山口嘉夫

[講座]

物理学実験講座“測る” 第2回
まずは測ってみよう――重力加速度の測定(2) 久我隆弘

[連載]

フラストレーションがつくる新しい物性
 
第5回 幾何学的フラストレート磁性体を強磁場中に置いたら? 萩原政幸
 第6回 フラストレーションが結ぶ諸自由度..スピン,格子,軌道,電荷 求 幸年

[コラム]

物理っておもしろい?
 私の場合 藤井保憲

みんなの物理 素朴な疑問Q&A
摩擦にはさまざまなものがあるけれど,どのような違いがあるの?

[コラム]

パリティのココロ
大学院に給与 大槻義彦

information corner フォーラム

6月号予告

執筆者・翻訳者紹介
今月の切手

今月のパリティ
銀河や星の誕生と死を見つめる,赤外線の目
いまから4年前の2006年2月,鹿児島県内之浦から1機の人工衛星が打ち上げられました。赤外線の目をもつ天文観測衛星,「あかり」です。「あかり」は地上からは見ることのできない赤外線で,星の誕生と死,宇宙の初期にさかのぼる星形成活動,そして銀河の進化を見つめています。(p.6)

独特の構造からわかる,星間空間のダイナミックな姿
星の内部で合成された元素が宇宙空間に放出されるとき,周囲の物質とぶつかって,弧状の衝撃波の面--バウショック構造が形成されます。この特徴的な構造をくわしく読み解くことで,恒星の進化や,宇宙空間にある物質の輪廻転生の理解につながると期待されています。(p.20)
クェーサーはどのように生まれ,育ってきたのか
宇宙にはクェーサーというモンスターがいます。その明るさはなんと太陽の1兆から10兆個分! 銀河系と比べても百倍以上です。そのエネルギー源はじつは核融合反応ではなく,中心にある途方もない質量の超巨大ブラックホールに落ち込んでゆく物質の重力エネルギーなのです。(p.30)

人類がかいま見たもっとも古い過去の宇宙
昨年の4月,NASAのスウィフト衛星が史上最遠・最古の天体を検出しました。この8.26という記録的な赤方偏移のガンマ線バーストは,おそらくビッグバンの約6億2500万年後に高速で回転する大質量星がブラックホールに崩壊してできた,いわゆる“崩壊星”だと考えられています。(p.42)
カシオペア座R星の遠赤外線バウショック構造
カシオペア座R星の遠赤外線バウショック構造(p.22)

index top index 2010index index

●年間定期購読のお申込みはこちら
●最新号およびバックナンバーのご注文はこちら