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2008.10 contents
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クライオ( 低温) 電子顕微鏡を用いて決定された,バクテリオファージP22の構造。20面体の外殻(カプシド)の直径は70nmである。くわしくは22 ページからの解説記事「生体ナノ構造を解く低温電子顕微鏡法」を参照。(Image courtesy of Juan Chang and Wah Chiu,Baylor College of Medicine.)

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<今月の切手>

マリー・キュリー。69ページに関連するコラムがあります。         
        (通)
news
X線での観測から,何を知ることができるのか
ブラックホールとその環境
J.M.ミラー,C.S.レイノルズ 上田佳宏 訳

複雑な核力が生み出す,幅広く多彩な核現象
計算核物理学の進展―― 殻模型を超える
D.J.ディーン 中務 孝訳

人間の英知は従来とまったく異なる手段を考案し,不可能を克服していく
生体ナノ構造を解く低温電子顕微鏡法
R.M.グレイザー 片山栄作 訳

透明な物質を顕微鏡で見えるようにする方法とは?
ナノバイオロジーを切り拓く位相差電子顕微鏡
永山國昭―
news 地球型惑星の形成領域における水蒸気
S.K.ブラウ 片坐宏一訳

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,J. ドーソン,M. ヘイル
世界最強の物質/ 燃える世界/ 鳥たちを引き寄せる明かり/ ダビンチ・デコー
デッド/ オリンピックとブロンズの機械 ほか
[クローズアップ]
STMで見る高温超伝導体の渦芯
花栗哲郎

[随想]
量子力学と因数分解の関連とは?
N.D.マーミン 村尾美緒訳

[随想]

政治を変えた物理学――社会は物理出身者へ何を期待しているか
小泉英明

[講座]

叩けば出るのは振動か波か 第7回 波と浪
原 康夫

[コラム]
科学者の名言? 迷言?
数式に秘められたもの
土井恒成

[コラム]
物理っておもしろい?
マッドサイエンティストの夢――透明人間
松田卓也
シカゴにはピアノの調律師が何人?
佐藤文隆

[コラム]
パリティのココロ おまさ,まさ子,マーサ
大槻義彦

information corner 今月の切手

フォーラム

11月号予告

執筆者・翻訳者紹介
今月のキーワード

中間質量ブラックホール/ ヴェンツェル‐ クラマース‐ブリルアン近似(WKB近似) / ボルン‐オッペンハイマー近似(ボルン近似) / 位相差(光学)顕微鏡/ フラウンホーファー回折/ 微分干渉法/ 電子線加工法/ アハラノフ‐ボーム(AB)効果/星周円盤/ RSA暗号/ ショアのアルゴリズム


今月のパリティ
現代宇宙物理学の主役,ブラックホール
ブラックホールへの物質の降着は非常に効率のよいエネルギー源で,活動銀河核やガンマ線バーストなど,宇宙のもっとも激しい現象を引き起こしていると考えられています。さらには近くの時空だけでなく,銀河の形成や銀河団スケールの構造にまで,大きな影響を及ぼしているのです。(p.4)

エキゾチック核が注目を集めるわけ
原子核,それは星が燃焼するための燃料であり,宇宙のバリオン物質の99.9%を担っています。原子核とその反応を包括的に理解するには,極端な陽子‐ 中性子数比をもつアイソトープに関する理論的および実験的研究が不可欠である――核物理学者たちはそう考えています。(p.13)
「ちょっと見りゃすぐにわかるだろ」というけれど……
たんに「対象を見ること」はそれ自体,細胞や分子の機能を理解するための強力な手段です。しかし,ナノメートルの分解能で生体構造を見るには,真空の電子顕微鏡内でも試料が生で,しかも“濡れた”状態を保たねばなりません。それにはいったい,どうしたらよいのでしょう?(p.22)

60年かけてやっと実用化した,位相差電子顕微鏡
生物研究用の電子顕微鏡では過去30年以上,レンズ光学系に関する技術革新がありませんでした。ところが最近,対物レンズと投影レンズの間に入れる“位相板”が開発され,像のコントラストやフォーカスが著しく改善し,いままで見えなかったものが見えるようになったのです。(p.30)
高温超伝導体の渦糸像
高温超伝導体の渦糸像(p.52)

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