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今月のキーワード
視線速度法 / ケプラーの法則
●視線速度法[radial velocity method]
太陽系外の惑星を発見する観測手法の1つで,ドップラー法ともよばれている。惑星をもつ恒星は,公転する惑星の重力によって周期的にふらつく。観測者の視線方向に恒星が近づいているときには,恒星から発せられた光の波長は短くなり,遠ざかるときには長くなる。そのような周期的な波長の変化を観測することによって惑星の存在が検出される。これまでに発見された系外惑星の多くは,この手法によるものである。(p.36「“第2の地球”発見か!?」)

●ケプラーの法則[Kepler's laws ]
観測結果をもとにケプラー(J. Kepler)が見出した惑星運動に関する3つの法則。軌道が楕円であること(第1法則),面積速度が一定であること(第2法則),公転周期の2乗が軌道長半径の3乗に比例すること(第3法則),からなる。厳密には,これらの関係は2体問題においてのみ成り立つ。太陽系において成り立っているように見えるのは,太陽質量が惑星質量より圧倒的に大きく,近似的に2体問題と見なせるからである。(p.54「惑星科学入門 第5回 力学:軌道運動」)