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重錘を駆動装置とする初期型機械時計(セイコー時計資料館蔵 )。時計による時刻と地球自転による時刻とを同期させるのは非常に難しい。原子時計が普及した現代,その困難は大きくなりつつある。うるう秒の継続は必要なのか。49ページからの記事「うるう秒の継続をめぐる賛否」にその背景がくわしい。

news
ほとんど相互作用しない粒子をとらえるための,あの手この手
アクシオンを求めて
K. バン・ ビバー, L. J. ローゼンバーグ 福田行男 訳

弦理論は一般相対性理論を量子化するいくつかの方法の1つにすぎない
現実と向き合う量子重力理論
L. スモーリン 浜田賢二 訳

保存するのはデカルトの運動か,ライプニッツの活力か,それとも……
動力学の黎明期にあった“活力”論争
G. E. スミス 岡本拓司 訳
news 反射と屈折の法則が破れるとき
B. G. レヴィ 久我隆弘 訳

マイクロ波に対して透明な物体ができた!
M. ウイルソン 宮野健次郎 訳

銀河団衝突が暴くダークマターの存在
B. シュワルツシルド 谷口義明 訳

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン, D. カステルヴェッキ
減速された光の伝達 / 地下世界のユリシーズ / ラジウム原子の捕捉 ほか
[クローズアップ]
うるう秒の継続をめぐる賛否
B. ラズム 井戸哲也 訳

[随想]
男女共同参画企画:あまり人が行かない道,でもだれもが行ける道
林左絵子

[コラム]

メイドインジャパン物理用語
統計力学編
久保公式 福山秀敏

天文宇宙編 林フェーズ,林トラック
佐藤文隆

[講座]

惑星科学入門 第2回
ガスの天体 :太陽,褐色矮星,ガス惑星
中本泰史

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フォーラム

6月号予告
今月のキーワード
アクシオン / プリマコフ効果 / ダークマター / ループ量子重力 / デュアル超伝導

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
ダークマターの正体? 太陽フラックスの成分?
電子の1兆分の1程度と質量がきわめて小さく,通常の物質との相互作用がごく弱い仮説上の粒子,アクシオン。工夫を凝らした実験によって,最近その存在をほのめかすような結果が出てきています。これが確かめられ,物理学に計り知れない影響を及ぼすことになるのでしょうか。(p.4)

量子重力理論の探究が,真の学問になった
一般相対性理論と量子力学の発見という革命は,これら2つの柱の融合という完成をまだ見ていません。新しい実験が提案されるような現実的,持続的な発展が見られるようになったのは,実はほんのここ20年のことなのですが,いくつかの実験はいま,まさに進行しているのです。(p.14)
形而上学的な原則までもち出しての議論の行方は……
どうすれば流体や剛体を扱えるように運動の法則を拡張できるのか――ライプニッツとデカルトの継承者たちの間で始まった活力論争は,18世紀いっぱいにわたって続きました。これはmvとmv2のいずれが保存するのかという単純なものでなく,多様な課題をめぐる問題だったのです。(p.24)

うるう秒って,本当に必要?
地球の自転で定義される時刻と原子時計によって定義される時刻は少しずつ,しかし確実にずれていきます。これを調整するのがうるう秒なのですが,コンピューターなどのシステムを扱う人々にとっては重大な問題です。独自規格の時系が増殖し,困難をもたらしているのです。(p.49)
経路積分の配置
経路積分の配置(p.17)
CERNアクシオン太陽望遠鏡
CERNアクシオン太陽望遠鏡(p.10)

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