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この噴火はハワイ,キラウエア火山の山頂カルデラにおいて1975年11月29日に始まったが,その開始はカルデラの南西20kmで発生したマグニチュード7.5のカラパナ地震発生から30分後のことだった。この噴火は,地震により誘発される火山活動があることをはっきり示した事例である。地震と噴火の関連についてより深く知るためには,本誌24ページから始まるD. ヒル,F. ポリッツ,C. ニューホールの記事を参照(Photo by Robin Holcomb, US Geological Survey.)。
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2003.11 stamp img<今月の切手>
上:そろばん,中:計算機の発達,下: 集積回路            (万)
information corner
構造の設計しだいで波長を自由に変えられる,画期的な光源
量子カスケードレーザー
F. カパッソ,C. マッヘル,D. L. シブコ,A. Y. チョウ 大谷啓太 訳

ノーベル賞授賞式の場に,彼女はいなければならないはずだった……
ロザリンド・フランクリンと2重らせん
L. O. エルキン 家 泰弘 訳

集まりつつある証拠は,何を物語っているのか
地震と火山噴火の相互作用
D. P. ヒル,F. ポリッツ,C. ニューホール
大湊隆雄 訳
information corner 5つのクォークからなる新粒子発見か?
中野貴志

初期宇宙に銀河分布の大構造を発見
嶋作一大

水素吸着で金属的な電子状態ができる!?
M. ウィルソン 長谷川幸雄 訳

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン,J.リオーダン
エネルギーをシフトさせるフォトニック結晶 / 異なる原子核中では大きさが違う陽子 / 磁石やRFコイルのいらないNMR
ほか
クローズアップ:
小惑星探査機「はやぶさ」への期待
川口淳一郎

恐竜が初めて空を飛んだ日
真鍋 真

[随想]

暗黒エネルギーと宇宙加速膨張
M. S. ターナー  磯 暁 訳

[理化教育]

弱い光が遅れて見える実験
小林英一

[講座]

有限温度の物理学―エントロピーの考え方―
第8回 
相転移とエントロピー
宮下 精二

[連載]
天才だってつらいよ ― 物理学者列伝
電子論の原型をつくった反骨―ヴェーバー
太田浩一

[コラム]

知ってるつもりの科学用語A to Z W
土井恒成
information corner フォーラム

12月号予告
今月のキーワード
注入層と発光層 / ミニバンド /(地震の)マグニチュード / 静的応力による誘発/動的誘発作用 / ダングリングボンド / CDMモデル

執筆者・翻訳者紹介


今月のパリティ
“分子の指紋”に光を
中赤外領域には多くの分子が振動や回転などによる光吸収をもつので,“分子の指紋領域”とよばれる。設計次第で広い波長範囲の光を出せる量子カスケードレーザーが実用化されたおかげで,高感度のガス検出からマルチメディア通信に至るまで,広く注目を集めている。(p.4)

『2重らせん』のレンズにゆがめられた実像
ワトソンとクリックが1953年という早い時期にあの有名なDNA構造を提案することは,ロザリンド・フランクリンの実験結果なしには不可能だった。にもかかわらず彼女の名は,ワトソンの著書『2重らせん』のゆがんだレンズを通してしか,一般の人々には知られていないのだ。(p.13)
地震はほんとうに火山噴火を引き起こすのか?
大きな時間・空間スケールで見たら,大きな地震と火山噴火との間には関連があるということが,統計的にもモデルからもいわれている。ところが数十kmから数百kmという中程度の距離範囲についても,両者の相互作用があるということの証拠が明らかになりつつある。(p.24)

“太陽系の化石”採集をめざす「はやぶさ」
これまで太陽系の探査といえば,火星や木星といった惑星がおもな対象となっていた。しかしこれら“大型”天体は,太陽系創成期の情報をあまりとどめていない。帰還型の探査機「はやぶさ」は,始原天体ともいえる小惑星から試料を採取して戻ってくることをめざしている。(p.47)
「はやぶさ」探査機の最終整備
「はやぶさ」探査機の最終整備(p.47)

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