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回転するゆで卵の起立現象を解析したイメージ。ゆで卵をテーブルの上に寝かせ,両端をもってすばやく回すと,卵が徐々に起き上がっていく。なぜ重心が上昇していくのであろうか? 最近その様子を表現する数学的な解が得られ,長年の謎が解き明かされた。くわしくは52ページ,クローズアップ「立ち上がる回転ゆで卵の解」を参照。
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2003.02 stamp img<今月の切手>
(上)ネアンデルタール人と頭骨,(中)アウストラロピテクスと頭骨,(下)石器(岩宿遺跡発掘50周年)            (万)
information corner
次世代の実験により,量子重力に手が届くかもしれない
余次元空間に広がる新しい素粒子物理
N. アルカニ‐ハミド,S. ディモプーロス,G. ドヴァリ 青木 一 訳

科学とエンジニアリングの慣習が変わる?
グリッド構想―科学のための新しいコンピューターインフラ
I. フォスター  常行真司 訳

あのいささか神秘的な人物の実像は……
エンリコ・フェルミ,アメリカでの日々
V. L. テレグディ 藤井昭彦 訳

information corner ミクロな系の変わった熱力学
S. K. ブラウ 宮下精二 訳


新種の放射能を発見:2陽子放射
B. G. レヴィ 中務 孝 訳

地球上に残った超新星の痕跡
B. シュワルツシルド 富田晃彦 訳

マーズオデッセイで見た火星地下の氷
C. デイ 氏原秀樹 訳

「クォーク星の発見か?」その後
加藤万里子

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン,J. リオーダン
原子レベルでの屈折 / 冷たい鉄の車輪 / 穏やかなリソグラフィー      
ほか
[クローズアップ]
立ち上がる回転ゆで卵の解
下村 裕

単純化したアミノ酸配列でタンパク質の折りたたみを調べる
黒田 裕

[随想]

スネルの法則は誰が発見した?
A. クワン,J. ダッドレィ,E. ランツ 家 泰弘 訳

[理科教育]
ローレンツ収縮と相対論的力学
伊藤仁之

伊藤氏の「ローレンツ収縮と相対論的力学」について
松田卓也,木下篤哉

[講座]

物理と数学の2重らせん 第12回(最終回)
超離散系
薩摩順吉

[コラム]
知ってるつもりの科学用語A to Z O
土井恒成
information corner フォーラム
4月号予告
今月のキーワード
階層問題(ヒエラルキー問題)/コンパクト化/プロトコル/認証/プロキシー/原子核構造/アミノ酸配列の単純化/アミノ酸配列における冗長性/配列の情報エントロピー

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
素粒子物理学の“砂漠”は幻だった?
素粒子物理の標準模型を拡張するこれまでの考えでは,電弱相互作用が1つになるエネルギースケールの向こうは,新たな物理の存在しない広大な“砂漠”だとされていた。ところが最近提案された枠組みでは,豊かな量子重力の世界がすぐそこに広がっている可能性がある。(p.4)

技術の進歩が可能にした,新しい計算パラダイム
コンピューターの能力がたとえ指数関数的に進歩し続けたとしても,より高度になってゆく科学者たちの要求には,もはや答えられなくなりつつある。しかしインターネット上の新しいインフラストラクチャーであるグリッドにより,この障害を乗り越えることができるかもしれない。(p.13)
戦争が変えたフェルミの研究生活
現代物理学のあらゆる分野にその名のついた述語を残しているフェルミは,第2次世界大戦前夜,ファシストの台頭するイタリアからストックホルムを経て,密かに米国に脱出した。彼はそこでウランの核分裂発見の報せを受け取り,核兵器開発へと身を投じることになるのだ。(p.23)

重力に逆らって立ち上がるゆで卵
ゆで卵をテーブルに置いて,両端をもって十分に速く回すと立ち上がる。碁石やラグビーボール,はたまたキーウィフルーツなどでも同じように見られ,身近であるにもかかわらず未解決な問題として以前から紹介されていたこの現象に,ついに決着がついたようだ。(p.52)
分子の構造決定
分子の構造決定(p.14)

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