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シミュレーションにより再現された東太平洋熱帯域の波動:この構造は1977年Legeckisにより衛星データからその存在が示され,波動生成のメカニズムは海流のシアー不安定であると考えられている。この領域は湧昇流のため南北方向の温度経度が強く,そのコントラストで波動構造が温度観測で容易に同定される。
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2003.02 stamp img<今月の切手>
(上)月の表面(アポロ15号)
(中)火星表面のバイキング着陸機,生命探査の無人実験を行った。(下)地球表面。         (万)
巻頭言:乱流II 特集にあたって
金田行雄

フクロウがほとんど無音で飛ぶ謎
柔毛による空力騒音の抑制
西岡通男

流れの渦構造を抽出し可視化する,新しい方法

乱流要素渦
木田重雄

いまこそ人類の永年の夢を実現すべき,格好の時期を迎えている

乱流の制御
笠木伸英,鈴木雄二,深潟康二

ナビエ‐ストークス方程式に一般的な解法はあるのか

乱流の数理
小薗英雄

乱流モデリング
堀内 潔

海洋における乱流
佐久間弘文

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン,J.リオーダン
反水素分子の内部状態/何もない真空による新しい物理の検証/ひとつひとつの塩基対      
ほか
[随想]
混ぜこぜを科学する
高木隆司

[講座]
物理と数学の2重らせん 第11回
セルオートマトン
薩摩順吉

[コラム]
知ってるつもりの科学用語A to Z N
土井恒成
information corner 行ってみました科学館:
神奈川県立 生命の星・地球博物館
磯 暁


フォーラム
3月号予告
今月のキーワード
空力騒音(渦騒音,乱流騒音)/ 横渦,縦渦 / コルモゴロフのスケーリング則 / 数値乱流 / 乱流摩擦抵抗 / 現代制御理論 / マイクロマシン技術 / 方程式の適切性 / 藤田-加藤の原理 / サブグリッドスケールモデル / 渦解像シミュレーション / 地衡流乱流 / 混合 / 攪拌 /練り合わせ

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
音もなく飛ぶフクロウの謎に迫る
フクロウは夜の闇の中,おもに聴覚で獲物を見つけて狩をする。身体の各部を過ぎる空気の流れは大小さまざまな渦をつくり,騒音を生じるはずだが,フクロウは羽音をほとんど立てずに獲物に接近する。その空力騒音抑制のメカニズムは,これまでずっと謎だったが……。(p.6)

乱流場の瞬間構造を直視する
混沌とした乱流場を低圧力渦というメスを用いて解剖すると,乱流中には要素渦とよぶべき基本渦構造が存在することがわかってきた。それはエネルギー散逸の大部分を担い,浮遊物質の変形や伸張に大きく貢献するなど,乱流の力学において重要な働きをしているのである。(p.13)
新たな局面を迎えつつある,摩擦抵抗との闘い
18世紀にワットが蒸気機関の制御装置を発明して以来,人類は物理現象を数学的に記述して予測,さらには制御して,生活を豊かなものにしてきた。乱流の制御はこれまでおもに経験的,直観的な手法に依存していたが,アクティブ制御はこの殻をうち破ろうとしている。(p.20)

懸賞金百万ドルの未解決問題
物理では今日,ナビエ‐ストークス方程式の解を数値実験によって求めることが多いが,解析計算で解の性質を調べる古典的な純粋数学の立場もある。ただ,その最大の障害は数学の7つの未解決問題のうちの1つに挙げられ,なんと百万ドルの懸賞金さえついているのだ。(p.28)
フクロウの初列風切羽
フクロウの初列風切羽(p.10)

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