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イソクエン酸脱水素酵素という代謝酵素の多波長X線回折像。回折を起こしたX線の波長によって回折点の色が異なっている。この映像は,ブルックヘブン米国立研究所の国立シンクロトロン放射線光源(NSLS)において10ミリ秒の露光時間で撮影されたものであり,2.2&ェ解能での分子構造決定に用いられた。くわしくは32ページの解説記事「巨大分子の実時間構造解析」参照。


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2002.07 stamp img<今月の切手>
(上)インシュリンの結晶と藤原道長。道長は日本の糖尿病患者第1号といわれている。
(中)ウイルス粒子の模型図と国際会議会場近くの「芭蕉の辻」(仙台)。
(下)薬のカプセルと錠剤と構造式。 (万)

news
誘電率,透磁率,屈折率が負の値をとるとき
負の電磁応答を示す不思議な材料
J. ペンドリー 家 泰弘 訳

新しい伝播ベースの方法

位相計測への挑戦
K. A.ニュージェント,D. パガニン,T. E.グレイエフ 百生 敦 訳

太陽系の起源に迫る

ちりも積もれば地球となる
小久保英一郎

ダイナミックなタンパク質機能

巨大分子の実時間構造解析
E. A.ガルバート,B. L. スタッダート 加藤博章 訳
news 超短パルスレーザーでX線をスイッチ
R. フィッツジェラルド 宮野健次郎 訳

化学反応の完全な理解と予測
C. デイ 高口博志 訳

クェーサーは語る
B. シュワルツシルド 西浦慎悟 訳

タンパク質の立体構造形成
阪口雅郎

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン,J. リオーダン
「科学と究極の実在」/小児の呼吸器疾患/宇宙膨張の加速がなくても暗くなる超新星  ほか

[クローズアップ]
数学の鍵かします 高次元空間は夢か真か
深谷賢治

[随想]

なぜ重力は弱いのか--プランク峰登攀記 II
F. ウィルツェック 著 磯 暁 訳

[コラム]
知ってるつもりの科学用語A to Z G
土井恒成

[講座]

物理と数学の2重らせん 第4回
拡散と調和
薩摩順吉

ここが気になる学校物理 第11回(最終回)
力の分解と成分・位置エネルギー・コンデンサーの充電
兵頭俊夫

information corner 行ってみました科学館:
ミレニアムの科学館−日本科学未来館
美宅成樹

フォーラム
8月号予告
今月のキーワード
近接場/位相の勾配/ポインティング・ベクトル/地球型惑星/木星型惑星/ヒル半径/生体触媒/ボルマン効果/交差分子線法/PES/タンパク質立体構造形成/膜タンパク質/長距離効果

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
近距離場をとらえる理想のレンズ
負の誘電率と透磁率および屈折率をもつ材料によって,近距離場を集光できるという驚くべき結論が,マクスウェル方程式から導かれることがわかった。表面の微細構造がはっきりと見えるようになる「理想のレンズ」の可能性を秘めた新しい材料とはいったいどんなものなのだろうか?(p.4)

干渉計いらずの位相計測
位相計測には,干渉計計測が広く行われてきたが,X線や電子線,中性子線などの波に対しては不向きだった。それはコヒーレントな波を得るのに手間がかかるからである。部分的にコヒーレントな波から位相を求めるという新発想により,位相計測の可能な領域が広がろうとしている。(p.12)
太陽系形成の最新のシナリオ
地球をはじめとする惑星は,もともとはガスとミクロンサイズのちりだった。この説は,観測技術が進歩した現在,机上の空論ではなくなってきている。ガスとちりはどのように惑星への進化をとげたのか?また太陽を中心とした惑星の秩序ある美しい配置はどうやってできたのだろうか?(p.22)

タンパク質のリアルな働きを可視化する方法とは?
タンパク質やDNA,RNAといった,生命現象をつかさどる巨大分子の化学的な挙動を理解するためには,短寿命の化学反応中間体をとらえることが不可欠である。時分割X線結晶学とよばれるさまざまな手法を用いたアプローチにより,巨大分子の機能の詳細が明らかになりつつある。(p.32)
Ar原子により散乱されたNO分子
Ar原子により散乱されたNO分子(p.46)

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