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メンフクロウは両耳間の到達時間差と音圧差を処理することによって,音源の位置を聴き分けている。実際,フクロウは,音がどこから来たかを表現している地図を脳のなかにつくり出すために,この2種類の聴覚情報を組み合せている。最近,複雑な手術を要する実験によって,この地図が個々の神経細胞レベルでどのように つくられているかが明らかになってきた。くわしくは,本誌38ページからのニュース記事「フクロウはどうやって音源の位置を聴き分けるか」を参照のこと。


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<今月の切手>
(上)リニアモーターカー。
(中)電子顕微鏡の構造図と原子のイメージ図。(下)超伝導体結晶構造図。
      (万)

article

一連の実験的測定と理論的関係から求められる最良値
基礎定数値が決まるまでの長い道のり

P. J. モーア,B. N. テーラー,霜田光一 訳

理想的2次元量子井戸の実現

有機・無機複合物質の励起子
江馬一弘

宇宙膨張を加速させるという驚くべき物理的特徴

不思議な物質,クィントエッセンスとは何か?
R. R. コールドウェル,P. J. スタインハート,川崎雅裕 訳

news 次世代の素粒子物理学へ向け新型加速器
B. シュワルツチャイルド,隅野行成 訳

超伝導になったパイロクロア酸化物
広井善二

液体水素が超流動になる!
P. マックリントック,河野公俊 訳

フクロウはどうやって音源の位置を聴き分けるか
C. デイ,松尾行雄 訳

ニュートリノ振動は見つかったか
西川公一郎

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン,J. リオーダン
二重ストレンジ核/反陽子の質量と電荷/αは時間とともに変化するか?/超重水素 ほか

[クローズアップ]
ノイズでヒトの機能を高める
山本義春

昆虫のホバリング飛行
河内啓二

[理科教育]

実験装置が壊れるとき
西村 純

甲骨文超新星記録の年代
成家徹郎

[講座]

ポケットに電磁気を 第8回
にぎやかな地表
勝本信吾

[講座]

ここが気になる学校物理 第3回
エネルギー
岩崎敬道,兵頭俊夫

information corner 読者の広場
12月号予告
今月のキーワード
微細構造定数/ジョセフソン効果/量子ホール効果/ワット天秤/励起子/非線形光学効果/インフレーション/ハッブル定数とハッブルの法則/宇宙定数/真空エネルギー/ボース‐アインシュタイン凝縮/パラ水素/確率共振(確率共鳴)/レイノルズ数/はくり渦

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
基礎定数の値はどんな方法で決められているのだろうか?
電気素量やアボガドロ定数といった基礎定数は,理科年表などで手軽に調べて使えるが,値が決まる過程については意外に知られていない。本記事では,電子質量が決まる過程を追いながら,日々進歩する科学の理論と実験を駆使して基礎定数値が改良されていくようすを紹介する。(p.4)

有機物質と無機半導体のサンドイッチで理想的な2次元量子井戸構造を実現する
自己組織的に構造が組み上がる有機・無機複合型量子井戸物質は,無機半導体による量子井戸構造に比べてかなり容易に作製できる。さらに,その構造のもつすぐれた励起子非線形光学特性のために,光デバイスの集積化や毎秒テラビットクラスの光信号処理などへの応用が期待される。(p.12)
宇宙膨張を加速させる驚くべき新物質とは?
現在の宇宙は加速膨張しているという理論的予言が,遠く離れた超新星の観測結果により確かなものとなったいま,宇宙論に革命が起こっている。宇宙形成のシナリオはどう変わり,未来はどうなるのか?宇宙の運命の鍵をにぎる新しいエネルギー形態,クィントエッセンスの謎に迫る。(p.19)

マルハナバチは飛べない?
昆虫の飛行に夢中になったワイス・フォーは,コバチがホバリング飛行をするためには,従来の航空工学で知られていた準定常の理論の約2倍もの空気力が必要なことに気がついた。当時の準定常理論では,そこら中をぶんぶんと飛び回っているマルハナバチでさえ飛べないのだ。(p.54)
精密レーザー分光の実験
精密レーザー分光の実験(p.6)

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