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図の線は,1本の直線から出発して成長を始めた2次元の DLA クラスターのまわりでランダム運動する粒子の存在確率密度を表していて,各線はその確率密度の「等ポテンシャル線」を表している。明らかに,この確率密度は,フィヨルドの奥深くへ入ると急激に減少し,クラスターの成長確率は突起部分に比べて底の方ほど小さくなっている。くわしくは4ページからの解説記事「パターン形成をモデル化する」を参照。


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<今月の切手>
(上)プリンキピアはニュートンの主著。(中)惑星の軌道は太陽を中心とする楕円である。太陽(大きなフレアがみえる)を中心に,水星,金星,地球,火星,木星,土星が配置されている。ニュートンの時代には,天王星や海王星,冥王星は発見されていない。(下)りんごの木と日本のりんご。(万)

article

より直観的に理解する新しい手法
パターン形成をモデル化する

T. C. ハルゼイ 著 磯 暁 訳

力学の理解が複雑な演技を生む

ひねり宙返りの物理学
F. イードン 著 谷村省吾 訳

太陽が投げかける新しい問題

太陽の物理学:恒星理解への道
E. N. パーカー 著 渡邊鉄哉 訳

困難な観測・検出に挑む

暗黒物質は発見されたか?
蓑輪 眞
news 磁場誘起超伝導
宇治進也

分子変形を追跡する超高速X線回折
C. デイ 著 宮野健次郎 訳

量子ホール系はジョセフソン効果を示すか?
B. G. レヴィ 著 家 泰弘 訳

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン,J. リオーダン
室温におけるスピン注入/サドベリーニュートリノ天文台/殺し合う敵どうしの強力な同盟 ほか

[クローズアップ]
有機導体の驚くべき新展開
鹿児島誠一

安定な2元素準結晶の発見
C. デイ 著 蔡 安邦 訳

[随想]

ロールモデルを探して
加藤万里子

[理科教育]

当節学生自分的存在理由
福江 純

[講座]

ポケットに電磁気を 第6回
何の役に立つ?
勝本信吾

[講座]

ここが気になる学校物理 第1回
運動の法則と力
岩崎敬道,兵頭俊夫

information corner 読者の広場
10月号予告
今月のキーワード
フラクタル次元/スケーリング則/混合距離/ニュートリノ振動/シンチレーション検出器/ジャッカリーノ‐ピーター機構/交換相互作用/超高速X線回折/量子ホール効果/TMTSF 分子/BEDT‐TTF 分子/モット転移/ブリルアン域

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
見事なパターンを形成する自然のルールに迫る
樹木を思わせるフラクタルパターンは,実験室での電着過程から,自然がつくり出す雪の結晶,さらに川の流れといったものまで,さまざまな種類が存在する。これらパターン形成を,より直観的に理解するような新しい手法が,物理学の意外な分野からのアプローチにより生まれている。(p.4)

あらたなウルトラCは物理学から考案される
体操や飛び込みの演技で高得点を出すには,高度で複雑なテクニックが要求される。選手の宙返りやひねりを力学的に解析して,その動きのシミュレーションをつくり,トレーニングに活用することで,これまでは不可能と思われた,より難易度の高い技があみ出されていく。(p.12)
身近な恒星,太陽の不思議
太陽は身近で偉大な天空の物理実験室である。中心付近から流れ出すエネルギーのごく一部が磁場に転用され,コロナ放出,フレア,太陽風など,地上ではとうてい実現できない不思議な現象が引き起こされる。これらを解明するのに,実は,古典物理学が大きな可能性を秘めている。(p.19)

暗黒物質の正体を探る
銀河の運動を矛盾なく説明するのに,暗黒物質の存在は疑いの余地のないものになってきたが,光を発しないためにその観測は大変困難であり,存在を証明するためのさまざまな工夫が試みられてきた。暗黒物質はいったいどんな物質で構成されているのだろうか?またその検出方法とは?(p.28)
Cd-Yb2元素準結晶のX線回折図形
Cd-Yb2元素準結晶のX線回折図形(p.53)

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