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2001.06 contents
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渦糸がスクリューの縁から生じている。気泡の発生はノイズや振動の原因となり,ひいては羽の破損へとつながる。くわしくは本誌4ページからの解説記事「液体ヘリウムにおける負の圧力と気泡発生」を参照のこと。
article

水中に泡のできるメカニズム
液体ヘリウムにおける負の圧力と気泡発生

H. マリス 他著 河野公俊 訳

磁束量子をまとった電子

複合フェルミオン
J. K. ジェイン 著 小野田勝 訳

数学的な美しさを信じて

ポール・ディラック,その生涯と業績(供
A. パイス 著 藤井昭彦 訳

ナノ構造を制御する

液晶と炭素物質の意外な関係
R. H. ハート 他著 斎藤 晋 訳
news 顕微鏡で見る電子の波
A. ゲイム 著 長谷川幸雄 訳

電波天文学者,マンモス望遠鏡を計画中
T. フェダー 著 平林 久 訳

地球外生命探査に定常的な目
T. フェダー 著 平林 久 訳

Bファクトリーが迫るCP非対称の謎
相原博昭

新しい高温超伝導金属の発見!
久保木一浩

ニュースダイジェスト
P. F. シューウィ,B. P. スタイン,J. リオーダン
もっとも完全な球体/チップ上の冷却装置/高密度のホログラフィーデータ記録 ほか

[クローズアップ]
X線があばく電子軌道の秘密
村上洋一

[理科教育]

相対論の正しい間違え方
番外編 著者からの回答
松田卓也,木下篤哉

[講座]

ポケットに電磁気を 第3回
10億個+1個
勝本信吾

[講座]

科学哲学のすすめ 第10回
科学と言語
高橋昌一郎
information corner 書籍情報
読者の広場
7月号予告
今月のキーワード
表面張力/量子渦/超流動/アハラノフ‐ボーム位相/平均場近似/(量子ホール効果の)魔法数/サーモトロピック液晶/リオトロピック液晶/原子間力顕微鏡/VLA/MERLIN/アレシボ/SETI/CP非対称/小林-益川理論/ヤーン‐テラー効果/交換相互作用

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
気泡はどのようにして発生するのだろうか?
液体中に気泡が生じる現象は身近ではあるが,その仕組みは複雑である。なぜなら,容器の壁や液中に溶け込んでいるガス,渦運動,不純物などの液体中の不均一性が,しばしば気泡の発生に重要な役割を果たすからである。本記事では超流動ヘリウム中における気泡研究の成果を報告する。(p.4)

外部磁場の一部を相殺するフェルミオンとは何者?
2次元空間に閉じ込めた電子系に対して,十分な低温で界面に垂直な強磁場をかけると不思議な性質を示す。これは弱く相互作用する電子の集まりと考えたのではとうてい理解することができない。外部磁場とはまったく異なる有効磁場を感じる状態は新タイプの粒子の発見だろうか。(p.12)
円盤状液晶
円盤状液晶(p.34)

ディラックの人柄にもふれる後半の人生
ノーベル賞を受賞し一躍有名人となったディラックの前に,当時,場の量子論の危機といわれた無限大の問題が現れた。彼はあらゆる手段を用いてその解決に取り組んだ。やがて,くりこみ理論が浸透するようになるが,彼はそれに納得せず批判のまなざしを向け続けた。(p.22)

炭素物質の設計はナノ構造の構築にかかっている
ダイヤモンド,黒鉛,フラーレン,ナノチューブ。炭素原子は多様な原子配列構造をとることができる。その巨視的スケールでの物性を定めているのは,ナノスケールでの構造である。このナノスケールでの構造を,合成過程中の液晶相段階においてコントロールする研究が進んでいる。(p.32)
レーザー光線が散乱された様子
レーザー光線が電子バブルの爆発によって
散乱された様子(p.9)

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