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2001.04 contents
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塵の上でつくられる宇宙の水素分子についての分子動力学シミュレーション結果。2個の水素原子が塵の上へ付着し,拡散した後,出会って反応し,水素分子となって塵の表面上から離脱していく軌跡が描かれている。くわしくは本誌24ページからの解説記事「塵の上でつくられる宇宙の水素分子」を参照のこと。
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鉄が磁石になる過程
走るN極とS極の境目

小野輝男

方程式にこめられた信念
ポール・ディラック,その生涯と業績(I)
A. パイス 著 藤井昭彦 訳

通説から定量的な考察へ

塵の上でつくられる宇宙の水素分子
高橋順子
news スピン偏極陽子コライダー
齊藤直人

新種ブラックホールの発見
松本浩典

サッカーボールC60が52Kで超伝導に!
B. G. レヴィ 著 勝本信吾 訳

ニュースダイジェスト
100ギガビット以上のデータ記録密度/負の熱容量/動く分子をとらえる近接場走査顕微鏡 ほか
[座談会]
21世紀の物理学に未来はあるか

[随想]

2100年に聞いてみたい10の質問
N. D. マーミン 著 家 泰弘 訳

[随想]

20世紀の工業技術に物理学が果たした貢献は?
I. グッドウィン 著 田島俊之 訳

[理科教育]

「相対論の正しい間違え方」第14回 番外編について
渡辺洋希

[講座]

ポケットに電磁気を 第2回
電子のハイウェイと交通整理
勝本信吾
information corner 書籍情報
読者の広場
6月号予告
今月のキーワード
リフトオフ法/形状磁気異方性/フォーメーション・ポンピング/分子動力学シミュレーション/破砕関数/ドレル‐ヤン過程

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
強磁性体内部で磁化の方向はどのようにそろっていくのか
磁石に吸い付く鉄,ニッケル,コバルトなどの物質を強磁性体という。しかし,強磁性体がすべていつも磁石なわけではない。磁気モーメントを担う電子スピンの強磁性体での状態はどうなっているのか磁石になる機構を明らかにする。(p.8)

妥協を許さない物理学者の生涯
量子力学の黎明期,巨匠たちが見いだした数々の発見をうのみにせず,自分で証明できるまで決して信じなかった学者がいた。その名はディラック。数式による華麗な証明こそが彼の美学であり,これにより彼は当時まだぼやけていた量子力学の描像を実に明解な形へとつくり変えていった。(p.14)
宇宙で水素分子をつくるのは難しい,なのになぜ多い?
宇宙空間に多量に存在する水素分子は星間塵の表面上で形成されるという認識が古くからあったにもかかわらず,その現実的な描像や定量的な情報は不明確なままであった。この形成メカニズムを,分子動力学シミュレーションを用いて微視的な観点から明らかにする。(p.24)

物理学者がめざすものは?
各分野の一線で活躍されている先生方に一同にお集まりいただき,物理学の未来について話し合っていただいた。物理学の20世紀が終わり21世紀は生命科学の時代といわれる中で,物理学が今後どのような方向をめざしていくのか,その本質に立ち返って熱い議論が交わされた。(p.46)
M82の一酸化炭素分子輝線の強度分布
M82の一酸化炭素分子輝線の強度分布(p.35)

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