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一様等方乱流の低圧力の中心軸と任意に選んだ10個程度の芯領域。それぞれ,渦度の方向に向けて,薄いオレンジから薄い水色,オレンジから青色という配色で示されている。くわしくは106ページからの記事,「低圧力渦――乱流渦構造の新しい表現法」を参照のこと。(Photo:三浦英昭氏による)
1999年のニュース総まとめ
特集:物理科学,この1年
天体物理
GRB 990123:ガンマ線バーストの可視光フラッシュ
河合誠之

スペースVLBIがとらえる銀河の中心核
平林 久

富士山頂サブミリ波観測:見えてきた星間分子雲形成
山本 智

ファーストライト以後のすばる
舞原俊憲学

原子・分子物理
放射光を用いた原子イオンの光電離
市川行和

2重イオン化における3粒子同時測定
市川行和

陽電子と原子分子の衝突
市川行和

生物物理
シャペロニン:タンパク質立体構造形成の分子機械
桑島邦博

緑色ケイ光タンパク質がもたらす技術革新
宮脇敦史

DNAチップ:IC革命のバイオにおける再現か?
陶山 明学

ビーム物理
陽電子:原子・分子衝突実験の最低エネルギー記録更新
小牧研一郎

凝縮系の物理(表面物理を含む)
p波超伝導
家 泰弘

2次元系の金属絶縁体転移
家 泰弘

量子ポイントコンタクトとナノワイヤー
家 泰弘

マクロ系の量子コヒーレンス
家 泰弘

炭化ケイ素(SiC)表面
一宮彪彦

ステップダイナミクス
一宮彪彦

新展開を迎えるカーボンナノチューブ
齋藤弥八

結晶学
準結晶の構造
竹内 伸

流体力学
低圧力渦――乱流渦構造の新しい表現法
木田重雄

地球惑星物理
オゾンホールの現状と今後
廣岡俊彦

全地球ダイナミクス
丸山茂徳

光学
コヒーレント原子波光学
久我隆弘

原子核物理
ハイパー核の精密分光学
岡 真

カラー超伝導:QCDの新しい相
藤川和男

素粒子物理
素粒子理論のこの1年
藤川和男

動き出した素粒子実験の新プロジェクト
中村健蔵

プラズマ物理
プラズマと電場の構造相転移
伊藤公孝
article

固体物性に対する新しいアプローチ
量子相転移 S. サハデフ 著 岡部拓也 訳

物理学教科書の歴史的変容
書架の考古学
C. ホルブロウ 著 板倉聖宣,塚本浩司 訳
news ジェファーソン研究所とMITでの実験による陽子の中のストレンジクォークの探索
B. シュワルツシルド 著 柴田利明 訳

スターリングエンジンの革命が始まった
富永 昭

ノーベル物理学賞 藤川和男
ノーベル化学賞 山内 薫

ニュースダイジェスト
藤井昭彦,P. F. シューウィ,B. P. スタイン
縮退したフェルミ気体/超新星と南極の氷/ボース‐アインシュタイン凝縮体は超流体? ほか
[クローズアップ]
レーザーとプラズマによる粒子加速
小方 厚

光学回路はここまできた 大森保治

[理科教育]

歴史から見えてくる日本の科学教育政策の問題
山崎正勝 

自然科学教育の否定 殿村洋文

[講座]
相対論の正しい間違え方 第10回
一般相対論編(3) 松田卓也,木下篤哉
information corner 書籍情報
新製品
読者の広場
1月号予告
今月のキーワード
凝縮物質/量子臨界領域/イジング模型/ツワイク則/形状因子/ヘリシティ/スターリングエンジン/熱音響自励振動/プラズマ航跡場加速/レーザー航跡場加速/ビート波加速/石英系プレーナー光波回路/ハイブリッド回路

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
鍵をにぎる絶対零度での量子臨界点の存在
熱ゆらぎによる通常の相転移に対して,絶対零度近傍での量子ゆらぎによる新種の転移が考えられる。それは, 圧力や組成比,磁場の強さなどのパラメーターが,ある量子臨界値をとるときに起こり,凝縮系の物理学が対象とする物質群の性質について,より多くを語ってくれる。(p. 4)

物理学の著しい発展を追って変化してきた教科書の数々
基礎物理学教科書は,その教育目的を超えて歴史的文書でもある。そこには,その著者とその時代の物理学と教育学が内包されており,書かれた時代を反映している。過去150 年間にわたる基礎物理学の教育で“何が変化し,何が同じままだったか”をみることは興味深いことである。(p. 12)
Y字型
ジェファーソン研究所の
実験室Hall AにあるY字型

加速器のサイズを3桁程度も小さくさせる加速法とは?
加速器を小型化するには,加速勾配,すなわち単位長さあたりに粒子に与える運動エネルギーを大きくする必要がある。現在の加速法の加速勾配の限界は 100 MeV/m 程度とされている。レーザー/プラズマでは実験室ですでに 100 GeV/m を超える加速勾配が実現している。(p. 37)

電子とは異なる光の特徴を生かした部品への挑戦
光の情報伝達機能を活かしたシステムの個別部品を,将来,集積化の可能な導波路型光部品に置き換える研究が発展してきた。特に,光通信システムや光記録システムの研究がさかんであり,いまでは,数百の素子が集積された光学回路が実現される状態になっている。(p. 41)
Gro EL/Gro ES/(ADP)7複合体
Gro EL/Gro ES/(ADP)7複合体の
立体構造(p.79)

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