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ISO(Infrared Space Observatory)赤外線宇宙天文台。ESA(ヨーロッパ宇宙機構)が15年間の歳月とおよそ700億円の費用を投じて打ち上げた赤外線観測専用の望遠鏡である。これについての詳細は4ページからの解説記事,「新時代を迎えた赤外線天文学」を参照。
article

赤外線観測の歩みとその展望を語る
時代を迎えた赤外線天文学

奥田治之

量子論のパラドックスを実験
絡み合いとデコヒーレンス
S. アロッシュ 著 中里弘道 訳

圧力効果による物質の劇的変化
超高圧で物質の電子構造をかえる 
R. J. ヘムリー 他著 八木健彦 訳

新たなる非線形の物理学
光空間ソリトン
M. セーゲフ 他著 渡辺慎介

news 大ガンマ線バースト,電離層大いに乱れる
大木健一郎 著

成人期に入ったクライオ電子顕微鏡
C. デイ 著 神山 勉 訳

ニュースダイジェスト
藤井昭彦,P. F. シューウィ,B. P. スタイン
ナノ衛星/熱音響機関/マクロな量子状態/物理学の効用/反陽子の精密研究 ほか

[クローズアップ]
スピン分解光電子分光と多電子効果
柿崎明人

ガンマ線バーストの「エンジン」
柴崎徳明

[理科教育]
実験室の中の空と海(3)蟹歩きの波
酒井 敏

[講座]
相対論の正しい間違え方 第4回 
加速度運動編(1)
松田卓也,木下篤哉

[書評]

『量子物理学におけるカオス』
原山卓久

information corner 書籍情報
新製品
読者の広場
9月号予告
今月のキーワード
BN天体/KL天体/短波長分光器/長波長分光器/EPR論文/超微細準位/リュードベリ状態/導波効果/誘電体導波路/光カー効果/電離層/VLF電波/電子線回折斑点/電界放出型電子銃/スピン偏極電子分光/多電子効果/ブリルアンゾーン/ブランフォード‐ヅニャエックメカニズム/BeppoSAX 衛星/マグネター/ハイパーノバ

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
宇宙の見方を変えていった赤外線の活用法
1960年代にカルテクグループの2ミクロンサーベイで始まった赤外線観測は,その後急速な発展をとげた。最近では観測活動も大気圏外に広がり,さらに観測波長域の拡大とともに検出能力の抜本的な改善が図られ,赤外線天文学はいまや新しい世紀に向けて急展開しようとしている。(p. 4)

超高圧技術の進歩が生みだした世界
いまや,実験家は凝縮系物質の密度を1桁も増加させ,それにともなって物質の物理化学的な性質を劇的に変化させることができるようになった。すなわち,圧縮することによって原子そのものの電子構造を“破壊”し,まったく異なった性質を物質にもたせることができるのである。(p. 27
超高圧を発生させるダイヤモンドアンビル
超高圧を発生させるダイヤモンドアンビル(p.27)

量子性はどのようにして消滅するのか?
デコヒーレンスは起こっても観測にかかるぐらいゆっくりと進行するような,巨視的世界と微視的世界の中間的な“メゾスコピック系”を用意することはできないものだろうか? ごく最近まで,このようなことは思考実験として考えられてこなかったが,いまや,技術の進歩は実験を現実のものとし,この分野の実際的研究に道を開いた。(p. 18)

非線形性は空間的なパルスを閉じこめる
非線形媒質によって広がりが抑えられた光のビームは,これまで研究されてきたさまざまな非線形系の波動と同様に,あたかも粒子のようにふるまう。ソリトンは科学の広範な分野で観測されているが,光空間ソリトンは過去数年のあいだに発展を遂げた1つの特殊な現象である。(p. 36)
空間ソリトン(上)と通常のビーム
空間ソリトン(上)と通常のビーム(p.37)

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