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カオス的混合の起こっている領域を示すポアンカレ断面図
成層圏周極渦の変動と,それにともなう物質輸送・混合過程が,さまざまな数値モデルを用いて調べられている。くわしくは4ページからの解説記事,「高度30km,地球規模でのカオス的混合」を参照。
article

高度30km,地球規模でのカオス的混合
余田成男
オゾンホール形成のメカニズムを探る。

微粒子の話
林 主税
多彩で多才な,ナノメートルの粒子の世界。

銀河宇宙線は超新星放出物質か?
R. R. ラマティ 他著 徳久 章,梶野敏貴 訳
やはり超新星が,すべてを生み出しているのか。

くりこみ群の思想
西島和彦
物理定数の変換性は,何を意味するのか。

news ついに水素原子でボース‐アインシュタイン凝縮を達成
B. G. レヴィ 著 香取秀俊 訳
理想的ではあるが厄介な,理論の証人。

最高エネルギー宇宙線スペクトルに上限は存在しないのか?
B. シュワルツシルド 著 森 正樹 訳
“新しい物理”のシナリオが,いよいよ必要となるのか。

60テスラ長時間パルスマグネットの運転開始
G. B. ラブキン 著 松田康弘 訳
より強く,より高品質の磁場をめざして。

ニュースダイジェスト
藤井昭彦,P.F. シューベ,B. P. スタイン
トムソン散乱/農耕技術拡散の数学的モデル/重力定数 ほか

[クローズアップ]
超微小磁性体 Mn12
阿波賀邦夫

[随想]
4次元以上の次元が見つかった
G. L. ケーン 著 九後汰一郎 訳

[理科教育]
教室でdo!
ペットボトル実験数々
長野 勝

[講座]
いまさら宇宙論?
第11回 量子宇宙
佐藤文隆

[書評]
『科学研究ガイド』
瀬川新一

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新製品
読者の広場
4月号予告
今月のキーワード
成層圏周極渦/ロスビー波/ヘテロクリニック軌道/超微粒子/リガンド/久保効果/シュピーテの台地/ウォルフ‐ライエ星/第1電離ポテンシャル/グリーン関数/くりこみ/ゲージパラメーター/スケーリング則/蒸発冷却/強制RF放逐/グライセン‐ザツェピン‐クズミンカットオフ/空気シャワー/同期電動発電機/パルスマグネット/フェリ磁性/ヤーン‐テラー変形/有機ラジカル/カルーツァ‐クライン理論

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
大気運動の秩序構造を捉える,カオス的混合の視点
人工衛星の観測で南極域オゾンホールが発見され,成層圏周極渦との関連がわかってきました。周極渦の変動と物質輸送・混合過程は,さまざまな階層の数値モデルを用いて調べられています。それは地球規模での秩序構造をもつ大気運動を,カオスの視点から捉えようという試みです。(p. 4)

気づかないけれど身近な,極微の物質
大きさが1マイクロメートルにも満たず,その存在が意識されることもない超微粒子。でも,霧は水蒸気の超微粒子が成長したものですし,ものが燃えるときも超微粒子が生まれます。また,ステンドグラスや陶磁器の色づけなど,人間は昔からそれと知らずに利用してきたのです。(p. 14)

鍵は初期銀河の星々に隠されていた
宇宙線の起源は1世紀近くの間,宇宙物理学上の大きな謎であり続けてきました。われわれの銀河系に起源をもつのか,それとも銀河系外起源なのか――銀河の歴史の初期に形成されたハロー星の組成の観測により,軽元素や宇宙線の起源の研究はいま,新たな広がりを見せています。(p. 26)

“くりこみ群”という考え方の生い立ちと役割
力学系の記述には,力学変数と系を特徴づける物理定数とが用いられます。通常,物理法則は前者を用いて表現されるのですが,場合によっては後者を用いることもあります。現在では物理学のいくつもの分野で用いられているくりこみ群の方程式は,後者の典型的な例なのです。(p. 36)
カーボンナノチューブ
カーボンナノチューブ(p.14)

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