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トラック島(ミクロネシア)のサンゴ礁
サンゴの骨格を調べることによって,観測のない海域や古い時代の水温データを知ることができる。くわしくは4ページからの解説記事,「サンゴ骨格から読む気候変動」を参照。トラック島(ミクロネシア)のサンゴ礁
サンゴの骨格を調べることによって,観測のない海域や古い時代の水温データを知ることができる。くわしくは4ページからの解説記事,「サンゴ骨格から読む気候変動」を参照。
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サンゴ骨格から読む気候変動
松本英二
海と空との関わり合いの,遠い記憶を語るもの。

高エネルギー天体がガンマ線で見えてきた
木舟 正
宇宙の進化発展に深く関わる,超高エネルギー現象。

超高強度レーザー:極限状態をテーブルトップへ
G. モーロー 他著 疇地 宏 訳
天体物理学的な環境さえも,大学の研究室で再現できる。

その後の量子力学
並木美喜雄
量子力学は完成した理論体系ではなく,発展途上の学問だ。

news 宇宙膨張は加速している
B. シュワルツシルド 著 寿岳 潤 訳
宇宙定数が存在するのか? それとも……

量子力学的相補性の起源
町田 茂
干渉の消滅は,位置と運動量の不確定性関係のせいではない!?

ニュースダイジェスト
藤井昭彦,P.F. シューベ,B. P. スタイン

木星の月に海あり/準結晶の構造/人工分子/粒状物質の凝集とつぶれ ほか

[クローズアップ]
微小液滴で光を閉じ込める
宮野健次郎

[随想]
VAN法は地震予知か,単なる予言か
R. ゲラー 訳

プレゼン道入門 松田卓也

[理科教育]
空気を投げよう
滝川洋二

■連載講座「いまさら宇宙論?」は休載させていただきます。

[書評]
『重力波をとらえる』
藤井保憲

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新製品
読者の広場
3月号予告
今月のキーワード
エルニーニョ/イオン交換平衡/サンゴ骨格年輪/ガンマ線バースト/超新星残骸/ブラックホール/活動銀河/モード同期/チャープパルス増幅/航跡場加速/量子ゆらぎ/c数量子化/多次元古典系/ハッブル図/宇宙定数/Ia型超新星/量子力学的相補性/空間運動状態と内部状態/ブラッグ反射/共鳴モード/微小共振器効果/形態依存共鳴

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
サンゴは天然の海洋気象台
海洋は大気の冷・熱源であり,海面の温度分布が変動すれば,それは気候変動となって現われます。気候変動を研究することは,海洋の変動性を明らかにすることにほかならないのです。海と空との関わり合いを,サンゴの骨格に刻まれた年輪を調べることによって明らかにします。(p.4)

ガンマ線でのぞき見る,超高エネルギー現象の世界
おびただしい超高エネルギー粒子を生成する“高エネルギー天体”は,地上では実現不可能な物理過程の実験室となっています。熱的非平衡状態にあって,温度の定義さえできない世界――しかしその存在は“宇宙進化の基本的な過程”に基づくもので,例外的な産物ではないのです。(p.9)

極限状態研究のドアが開けられた
最近10年の間にレーザーの強度は4桁以上も上昇し,1020W/cm2という莫大な強度に達しようとしています。装置は非常にコンパクトで比較的安く,これまでは大型装置でなければできなかったような研究が,大学の研究室で学生にも行うことができるようになってきました。(p.17)

“量子ゆらぎ”や“プランク定数”はどこから?
20世紀前夜に始まり,行列力学と波動力学から変換論などの理論整備を経て,現在の形式になった量子力学。しかし,それはけっして完成した理論体系ではありません。その後も量子力学は,場の量子論への適用やc数量子化など,数多くの原理的問題を抱えて発展してきたのです。(p.27)
超高強度レーザーパルス
超高強度レーザーパルス(p.17)

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