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ISO(Infrared Space Observatory)赤外線宇宙天文台。ESA(ヨーロッパ宇宙機構)が15年間の歳月とおよそ700億円の費用を投じて打ち上げた赤外線観測専用の望遠鏡である。これについての詳細は4ページからの解説記事,「新時代を迎えた赤外線天文学」を参照。
interview

ここまでわかった,高温超伝導
東京大学:福山秀敏先生にきく

ここまで来ている,実用化への道のり
超電導工学研究所所長:田中昭二先生にきく

article 高温超伝導と電子の分裂
前川禎通
現在もっともホットな問題は,これだ。

高温超伝導のエレクトロニクスへの応用
川崎雅司,赤穗博司
活躍の場を待っているデバイスと,究極のプロセス。

広がるかエネルギー応用への道
船木和夫
発見当時のあの胸踊る興奮が,再び。

実験で何を解明したか,何が解明できていないのか
北澤宏一
研究の進展とともに,謎は質を変えて深まってゆく。

news 磁場による電子の閉じ込め
高木英典
主役は2次元の平面か,それとも1次元の鎖か。

高温超伝導体にひそむ新たな超伝導不安定性
小形正男
さまざまな場面で現われる,興味深い対称性の問題。

ストライプ:高温超伝導共通のキーワード?
B. G. レヴィ 著 永崎 洋 訳
1次元的な電荷‐スピンの縞模様の意味するものは。

ニュースダイジェスト
藤井昭彦,P.F. シューベ,B. P. スタイン

[クローズアップ]
Sr2RuO4のスピン・トリプレット超伝導
前野悦輝

高温超伝導体のジョセフソンプラズマ振動
松田祐司

[随想]
泥沼化する超伝導論争
P. ロジャース 著 勝本信吾 訳

生体をまねたナノポリマー中に,異常に高温の超伝導を発見
P. M. グラント 著 高橋利宏 訳

[講座]
いまさら宇宙論?
第10回 真空宇宙論
佐藤文隆

[書評]
『心は量子で語れるか』
町田 茂

information corner 書籍情報
新製品
読者の広場
2月号予告
今月のキーワード
モット絶縁体/スピンギャップ相/朝永‐ラッティンジャー流体/バイクリスタル/ピンホール/磁束クリープ/イントリンシック・ピンニング/磁束量子化/シャピロステップ/アブリコソフ磁束格子/ポーラロン/バイポーラロン/インコヒーレントな伝導/ゼロエネルギーピーク/秩序変数/2次元電子系/正孔ドーピング/非整合ピーク/ヤーン‐テラー効果/対称性の自発的破れ/ド・ハース‐ファン・アルフェン効果/(高分子中の)エキシトン/フィボナッチ系列/準周期構造

執筆者・翻訳者紹介



今月のパリティ
あの高温超伝導って,どうしたんでしょう?
衝撃のあの発見から,はや11年。大騒ぎもすっかりおさまった観のある高温超伝導ですが,その後メカニズムはわかったのでしょうか? 実用化のめどは? ……そんな疑問にお答えするのが,今回の特集です。熱いインタビューもあります。なんか,すごいことになっているらしいです。(p.4)

新しい物理学の舞台としての,高温超伝導
2次元電子系である高温超伝導体では,電子のスピンと電荷は分離して,それぞれ独立した“準粒子”としてふるまう――そんな不思議なことが,本当に起こっているのでしょうか? これは現在もっともホットな問題となっていて,理論的枠組みの提案など,活発な研究が行われています。(p.21)

21世紀のエレクトロニクスを目指して
超伝導体には,半導体にはない魅力的な性質があります。高温超伝導体のこれらの性質を電子デバイスに利用するさまざまな試みがなされ,実用化の試験研究も始まっています。一方,より高度な応用を推進するためには,さらなるデバイス形成プロセスの開発が必要なようです。(p.27)

いよいよ近づいてくる実用化の足音
胸踊る高温超伝導の発見にも,エネルギー貯蔵や電力ケーブルなどの実現までの道のりを思うと,応用の研究者たちは興奮に酔いしれてばかりはいられませんでした。しかし,最近の線材化・薄膜化技術の予測以上の進展は,分厚かったもどかしさの壁に風穴を開け始めています。(p.33)
マンガン酸化物のストライプ
マンガン酸化物のストライプ (p.61)

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